2019/01/20

神戸ブロック臨床研修会(終了)

日時:平成31年2月3日(日)13時~16時

会場:あすてっぷ神戸 2階セミナー室3 

    神戸市中央区橘通3丁目4番3号 電話:078-361-6977

   ・JR「神戸駅」徒歩7分

   ・神戸市営地下鉄 「ハーバーランド駅」徒歩7分、「大倉山駅」徒歩3分

   ・神戸高速鉄道「高速神戸駅」徒歩3分

講題:バランスヨガ~体の歪みを整えて代謝up!~

講師:山本ヨガ研究所 ヨガインストラクター 赤坂雅好 先生

受講料:無料

 

【お問い合わせ】担当の宇仁菅までお願いします。

メールでのお問い合わせは、件名欄に「神戸ブロック臨床研修会申込」と記載して下さい。

携帯番号:090-3038-6501 

e-mail:(携帯)eikoudou-0618.uniyan-0719@docomo.ne.jp

     (PC) eico_do@ares.eonet.ne.jp

 

※講習会終了後、JR神戸駅周辺で講師を交えた懇親会を予定しています。参加希望の方は、1月31日までに担当の宇仁菅まで。

 

2018/12/18

姫路ブロック臨床研修会(終了)

日時:平成31年1月20日(日)10時30分~12時・13時~15時

会場:姫路市民会館 5階第2教室

   姫路市総社本町112 電話:079-284-2800

   JR姫路駅・山陽電車姫路駅から北東へ徒歩15分

講題:(午前)家庭で出来る健康づくり、(午後)健康づくり体操実技

講師:兵庫県鍼灸マッサージ師会副会長 健康づくり体操指導員 賀内進一 先生

2018/12/17

スポーツセラピー講習会(終了)

日時:平成31年1月13日(日)10時~12時

場所:兵庫県鍼灸マッサージ師会会館

講題:「ランニングで生じる痛みへの医学的な対応~リスク管理から治療まで~」

講師:御影ごきげんクリニック理学療法士、関西大学陸上競技部及び須磨学園高校男子駅伝チームトレーナー 松本元成 先生

問い合わせ:スポーツセラピー部副部長の梶原まで(携帯番号 08014081203)

2018/10/23

第1回災害支援鍼灸師マッサージ師合同育成講習会(終了)

 西日本豪雨災害、近畿地方の台風被害、北海道の地震と災害が立て続けに起こり、未曾有の被害をもたらし、現在でも不自由な生活を強いられています。その中で、鍼灸師・マッサージ師として被災地に赴き、被災者・災害対応にあたっているスタッフに対し、はり・マッサージの施術で心身的なケアをおこなっています。
 また、JIMTEF災害医療研修では200名以上の鍼灸師・マッサージ師がDMATをはじめ他医療業種の方々と共に災害医療について研鑽を重ね、災害に対し即応出来るように備えています。
 今回、業団の垣根を取り払い、災害支援という同じ志を持ち、現場で指揮ができる鍼灸師・マッサージ師の育成を目的に講習会を本会学術局と協力して開催します。是非ご参加いただき、災害支援のエキスパートを目指すようお願い致します。
 すでにJIMTEF災害医療研修を受講した方や実際被災地に入った経験がある方もアドバイザーとして是非ご参加下さい。これからも起こりうる災害に対応できる鍼灸師・マッサージ師の育成にご協力いただきたいと思います。

 

 日時:平成30年12月9日(日)10時~17時(受付9時20分~)

場所:横浜市技能文化会館 横浜市中区万代町2-4-7 TEL 045-681-6551

申込方法:全鍼師会ホームページの「災害対策委員会情報」バナー内掲載の

     申込フォームから必要事項を記載し、お申し込みください。

申込締切:11月17日(土)厳守

受講料:全鍼師会・日鍼会・日マ会会員7,000円、一般12,000円、学生5,000円

 

~プログラム~

開会式:9時50分

第1部

■10時~11時

「業界の危機管理体制構築経緯と災害支援の現状と実際」

(公社)日本鍼灸師会 危機管理委員長 堀口正剛

(公社)全日本鍼灸マッサージ師会 災害対策委員長 仲嶋隆史

■11時10分~12時10分

「データ管理の必要性」(公社)日本鍼灸師会 吉野亮子

昼休み:12時10分~13時

第2部

■13時~14時30分

講演Ⅰ「災害時のメンタルヘルスの実際」(仮題)

国立病院機構災害医療センター DMAT 事務局運営室室長補佐 

DPAT事務局アドバイザー 河嶌譲先生

■14時40分~15時20分

「県との災害協定を結び見えてきたもの」

(公社)岡山県鍼灸師会会長 内田輝和

■15時30分~17時

講演Ⅱ「災害医療対策の歴史と多職種連携の必要性」(仮題)

(一社)日本災害医学会代表理事 小井土雄一先生

閉会式:17時~17時10分

2018/10/19

第29回加古川ツーデーマーチ(終了)

加古川川市役所内の出店ブースで「無料スポーツマッサージコーナー」を実施。

ウォーカーの疲労回復に、あん摩マッサージ指圧師によるスポーツマッサージをどうぞ気軽にご利用ください。

第29回加古川ツーデーマーチ公式サイト

兵庫県内の鍼灸院・マッサージ院をご紹介

2018/10/05

第43回にしのみや市民祭り(終了)

日時:平成30年10月27日(土)

会場:西宮市役所周辺

「ふるさとブース」にて、マッサージ無料体験コーナーを実施しております。

あん摩マッサージ指圧師による施術を、どうぞ気軽にご体験ください(^^♪

第43回にしのみや市民祭り公式サイト

兵庫県内の鍼灸院・マッサージ院をご紹介

2018/09/21

東洋療法推進大会in鹿児島(全日程終了)

………     おじゃったもんせ!! かごんま大会    ………

今、国内で1番ホットな観光地の鹿児島で開かれる東洋療法推進大会、全国の都道府県からお越しいただく皆様へ会場のホテルやアクセス、鹿児島の見所などを紹介させていただきます。

 

 17東洋療法推進大会in鹿児島

 大会 テーマ        「 明治維新150年と東洋療法 ~敬天愛人~ 」

         平成301014日(日)12時~15日(月)13

 会    場      鹿児島サンロイヤルホテル 鹿児島市与次郎1丁目8番10号 

           TEL099-253-2020  http://www.sunroyal.co.jp/

 参 加       全鍼師会会員 10,000円(付添無料) 一般有資格者 15,000円

                学  生    学校申込 2,000円/当日3,000円

           10月14日(日)12時40分~14時10分

           講 師 原口 泉 先生   演 題西郷隆盛の文明観 」  

 分 科  会 (暫定です)

分科会1・2  14日(日) 14:20~15:50(2会場が同時進行)

【災害対策】(講師:JIMTEF 小西惠一郎氏) 【保険局①】受領委任制度他

分科会3・4  14日(日) 16:00~17:30(2会場が同時進行)

【鹿児島師会】(講師:松崎敏雄医師) 【保険局②】受領委任制度他

分科会5・6  15日(月)  9:00~10:30(2会場が同時進行)

【学術局】臨床発表

【法制局&視覚障害局】あはきの広告制限と19条問題(講師:厚生労働省より)

分科会7・8  15日(月) 10:40~12:10(2会場が同時進行)

【スポーツ】キャンプ地での活動について 【健康つくり】あはき師の機能訓練指導員

※鹿児島県師会担当の分科会3は、南九州独特の風土病HAM(白血病の一種、HTLV-1関連脊髄症)の診断と、合併症への治療法について当分野専門の医師が講演いたします。

 

 懇 親  会       14日(日)   18:30~20:30     参加費 10,000円

 

        全鍼師会事務局   電話 03-3359-6049

           全鍼師会会員は、都道府県師会取り纏めです。各師会へお申し込み下さい。

           一般の方は、(株)シモデンツーリスト  ℡ 086-224-8811  Fax 086-232-4220 

 申込受付期間         平成3081 910

 

 会場ホテルの紹介

会場となる鹿児島サンロイヤルホテル、客室からの眺めは、目の前に桜島の雄姿が広がり、錦江湾を行き交う船の白い航跡はより一層の旅情をそそります。大会は当ホテルの2階を全面的に使って開催されます。2階の3ホールを連結すると1,000名以上のお客を迎えられます。メインホールの「太陽の間」で開会式、記念講演、懇親会を行い、メインホール両側の「開聞の間」や「高隈の間」で分科会を行います。他の部屋を全鍼実行委員会控室や全鍼事務局控え室兼鹿児島県実行委員会控室そして来賓室として使い、2階のロビー・フロアや廊下は大会受付と協同組合業者展示に使用いたします。客室は4階から11階まであり、最上階の13階では目の前に広がる雄大な桜島の湯景色を眺めながら、サウナを完備した開放感あふれる展望温泉浴場を利用することができ、またスカイラウンジ、スカイバーを楽しむこともできます。当ホテルの敷地内に専用の駐車場220台分があります。

 

 会場ホテルへのアクセス

  全国の都道府県からお越しの皆様! 全鍼のホームページから東洋療法推進大会in鹿児島に入り

会場までのアクセスもご覧ください。視覚障害者の方には特に分かりやすいと思います。

鹿児島空港から鹿児島市街への空港連絡バス

 空港から鹿児島市街へはおよそ35kmです。鹿児島市街(鹿児島中央駅や天文館)行きの空港連絡バス(エアポートシャトルまたは空港リムジン)は10分おきに出ますが、会場ホテルへ直接行けるバスは1時間に1本程度です。会場ホテルへ直接行けないバスに乗った場合は“鹿児島中央駅”か“天文館”での乗換えが必要になります。

①“鹿児島中央駅”で乗換える場合、サンロイヤルホテル無料シャトルバス(18番乗り場、行先表示が鹿児島サンロイヤルホテル、1時間に1本程度、所要時間約20分)を利用するか、市営バス16番線(鴨池港行き、鹿児島中央駅15番乗り場)を利用して“与次郎1丁目”で降りると会場ホテルへ徒歩2分です。鹿児島中央駅からタクシーを利用すると3.4キロ1,360円程度です。

②“天文館”で乗換える場合は、サンロイヤルホテル無料シャトルバス(天文館3番乗り場、行先表示が鹿児島サンロイヤルホテル)を利用するか、市営バス16番線(鴨池港行き、天文館5番乗り場)を利用して“与次郎1丁目”で降りると会場ホテルへ徒歩2分です。天文館からタクシーを利用すると3.2キロ1,270円程度です。 

鹿児島空港から会場ホテルへ直接行ける空港連絡バス

 鹿児島空港から会場ホテルへ直接行ける空港連絡バス(エアポートシャトルまたは空港リムジン)は1時間に1本程度です。行き先が終点“鴨池港”の空港連絡バスに乗り“与次郎1丁目”という鹿児島サンロイヤルホテル前のバス停で降りて下さい。所用時間は約1時間10分、1,250円です。

鹿児島空港から会場ホテルへのタクシー

鹿児島空港から鹿児島サンロイヤルホテルまでは39km、タクシー料金はおよそ14,680円、所要時間は約1時間です。

鹿児島中央駅から会場ホテルへのバスとタクシー

JRで来られる方は鹿児島中央駅の改札口を出て右折、120歩で15段の階段を降りるとタクシー乗り場があります。また、タクシー乗り場から左方向へ進むとバス乗り場があります。バス乗り場の東側の一番奥の18番乗り場(イオン鹿児島中央店向かい)からサンロイヤルホテル無料シャトルバス(行先表示が鹿児島サンロイヤルホテル、1時間に1本程度)を利用できます。市営バス16番線(鴨池港行き、鹿児島中央駅15番乗り場)を利用すると“与次郎1丁目”で降りて会場ホテルは徒歩2分です。鹿児島中央駅からタクシーを利用すると3.4キロ1,360円程度です。

市電を利用して会場ホテルへ

市電駅“天文館通”から1系統谷山行きに乗車して“荒田八幡”または“騎射場”で降りると徒歩20分で会場ホテルです。

 

 鹿児島市内の主な観光名所

鹿児島のシンボルはやっぱり西郷さんと桜島! 鹿児島市内の観光は市営バスの「カゴシマシティビュー」に乗って巡るのがおすすめです。“鹿児島中央駅”の東4番乗り場からバスは出ます。大人600円の1日乗車券を購入すると好きな停留所で下車でき、どの停留所からも何回でも乗車できるので、自分のペースで観光ができます。鹿児島中央駅を出発して、維新ふるさと館、西郷どん大河ドラマ館、西郷銅像、薩摩義士碑、西郷洞窟、西郷南洲顕彰館、今和泉島津家本邸跡(篤姫誕生地)、仙巌園、かごしま水族館 (桜島桟橋)、ドルフィンポートなどを巡ることができます。始発9時、最終は17時20分で30分毎に運行されます。同じバスに乗っていると1時間で鹿児島中央駅に戻ってきます。民営バスの「まち巡りバス」も同じようなコースで鹿児島中央駅発、20分毎に運行され1日乗車券は大人500円です。

  

   1658年、19代薩摩藩主島津光久によって築かれた錦江湾や桜島を庭園の景観にとりいれた島津家の別邸です。昨年11月1日、全鍼師会の役員の方が鹿児島視察に来られた時、仙巌園を案内いたしました。丁度、この日から菊花の展覧会も始まっており、折しもNHK大河ドラマ「西郷どん」ロケの最中で、侍や町民姿のエキストラ数十名や御前相撲のロケ風景を見ることができました。西郷隆盛役の俳優鈴木亮平も現場に居たようです。 

  桜 

桜島桟橋からフェリーに乗るとわずか15分で4kmのアクセスです。桜島港から1時間に1本、「サクラジマアイランドビュー」という周遊バスがあり所要時間は1時間、「時間は無いけど効率よく見て周りたい」という方におすすめです。1日乗車券は500円。錦江湾に浮かぶ桜島は鹿児島のシンボルといわれ、高さ1,117ⅿ、周囲約52km、北岳・南岳の2つの主峰から成る複合火山です。霧島錦江湾国立公園に指定されています。桜島は約2万6千年前に誕生し17回の大噴火を繰り返してきました。以前は「島」でしたが、1914年の大正噴火により海峡が溶岩で埋め立てられ、大隅半島と陸続きになりました。現在も毎日のように小規模な噴火を繰り返し、2011年の爆発的噴火は996回を数え観測史上最多を記録しました。噴煙を上げる桜島の姿は多くの人々を魅了しますが、海を挟んでわずか4kmの場所に人口60万の鹿児島市街地があり、人々は火山とともに暮らしています。また、生きた火山を一目見ようと、国内はもちろん、海外からも多くの観光客が訪れます。さて、桜島フェリーで食べられる名物うどんの紹介です。15分の船旅で食べきれるよう、注文すればすぐにシコシコと腰のあるうどんが出てきます。多くのメディアでも取り上げられ、秘密のケンミンshowでも紹介されました。皆様も是非どうぞ!

 

維新ふるさと館、西郷どん大河ドラマ館

維新ふるさと館は、幕末の薩摩の様子と維新を支えた英雄のエピソードが満載です。

地下1階は維新体感ホールで「維新への道」と「薩摩スチューデント、西へ」の2本のビデオが上演されます。薩摩の先人が皆様へ語りかけるドラマチックなビデオで必見です。

西郷どん大河ドラマ館では西郷家・大久保家をイメージした撮影セットの一部再現や、鹿児島ロケのメイキング映像の上映、クイズコーナー、ドラマで実際に使用された小道具や衣装の展示など、大河ドラマの世界観を体験できます。維新ふるさと館と西郷どん大河ドラマ館の共通チケットは大人720円です。

 鹿児島県内の主な観光名所

   鹿児島県は九州本土の最南端に位置し、点在する離島も多くありますが薩摩半島と大隅半島からなります。世界遺産の屋久島や種子島宇宙ロケットセンター、霧島山、桜島などがあり、特に温泉、焼酎、さつま黒毛牛、さつま黒豚、さつまいも、さつまあげは皆様によく親しまれています。本県は自然・文化・観光の面において特に豊富な資源を有します。

指 宿

   鹿児島中央駅から話題の特急「指宿のたまて箱」に乗ると、砂むし温泉で有名な指宿へ約30kmです。名物の砂むし温泉は、海岸に横になり温泉を含んだ砂をかけてもらうというユニークな入浴法です。「いぶすき西郷どん館」の見学もおすすめで、1階に大河ドラマのストーリーやその魅力を体感できる大河ドラマ館があります。2階では西郷隆盛や篤姫と指宿の関わりや、明治維新に指宿が果たした役割などに焦点を当てた特別企画展があります。

  知 覧

   鹿児島市街から約40km、知覧武家屋敷庭園は歴史の息吹を伝え「薩摩の小京都」といわれています。生け垣と石垣が美しい武家屋敷が今も残っており、昭和56年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、7庭園は国の「名勝」にも指定されています。仙巌園に続いて県内では2番目の指定を受け、大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなりました。「知覧特攻平和会館」は太平洋戦争末期において、特攻という史上類をみない作戦で飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした。知覧特攻基地から飛び立ち、尊い命を落とした1,036人の若い隊員達の遺影や遺品を展示してあります。

  霧 島

   霧島には霧島温泉郷をはじめ4つの温泉郷があり、泉質や湯の色も多種多様です。ぜひ、神秘の山から湧き出る湯に癒されてください。悠々浪漫の里、霧島には神秘の世界が生き続けており、恵みの森、伝統の祭、史跡、大自然を大切に守りながら霧島の里人が皆様を心から温かく迎えてくれます。山岳信仰から始まった神社の霧島神宮、神木の杉は樹齢約800年と推定され、南九州の杉の祖先ともいわれています。霧島神宮のほか、妙見・安楽・日当山・国分などの観光スポットがあります。また、坂本龍馬が日本初といわれる新婚旅行で霧島連峰を訪れたことでも知られています。 

 

 明治維新について

明治維新は、慶応から明治に元号が変わった150年前の明治元年(1868年)10月23日から、立憲体制が確立された明治22年頃までとされています。慶応3年に大政奉還があり、明治4年には廃藩置県が行われ、明治10年には西南戦争も終結し、明治18年に内閣制度が発足しています。この頃の政府を明治政府、新政府などと呼びます。明治維新のきっかけは、黒船来航に始まった外国の経済的・軍事的な日本への進出が原因です。外国との通商に反対し、外国を撃退して鎖国を守り通すという攘夷運動が起きたのが明治維新の始まりです。しかし、江戸幕府は開国・通商路線を進めたため、江戸幕府の幕政を改革し朝廷の権威を取り戻す尊王攘夷運動へと展開されていきます。一方、開国や通商路線を認める薩摩藩などは、江戸幕府の外国貿易の利益独占に反対し、外国に対抗するために幕藩体制の変革を訴える勢力になります。そして、幕末は京都を舞台に寺田屋事件など朝廷を巡る複雑な政争が展開されることになります。薩英戦争などにおいて外国との軍事力の差を改めて知ったことで、外国との交易によって富国強兵を図り、欧米列強に対抗できる力をつけるべきだとする薩摩藩などがさらに台頭してきます。尊王攘夷運動の盟主だった長州藩も開国論へと転向していきます。江戸幕府は、公武合体で朝廷と妥協し旧体制の存続に向かったため、次第に雄藩(薩摩藩など)の離反を招き、威信は凋落、国内のガバナンスを著しく低下させます。諸侯連合政権を志向する土佐藩や、より寡頭的(少数の者が権力を握って行う政治)政権を志向する薩摩藩など、幕府を廃して朝廷のもとに権力を一元化する国内改革構想が現れてきます。結果として、これらの藩の協力により戊辰戦争による旧幕府勢力の排除を経て、権力を確立した新政府は、薩摩・長州両藩出身の官僚層を中心に急進的な近代化政策を推進していくことになります。

 

 敬天愛人

大会テーマにある敬天愛人(けいてんあいじん)という言葉は、 西郷隆盛が好んで使い、よく揮毫した言葉です。この敬天愛人という言葉には、西郷の自己修養のための目標と、信仰的でもある天命に対する自覚という考え方が含まれています。「天を敬い、人を愛する」と読みますが

「敬天」は天をおそれ敬うこと。「愛人」は人をいつくしみ愛することです。西郷隆盛が学問の目的を述べた語として有名です。

 

 NHK大河ドラマ西郷どん

明治維新150年を迎え、NHK大河ドラマは西郷隆盛を描いた「西郷どん」が放送されています。島津斉昭、篤姫、大久保利通、小松帯刀といった薩摩の偉人が活躍します。今、おそらく国内でいちばんホットな観光地は西郷隆盛のふるさとで終焉の地である鹿児島でしょう。

大会で特別講演をされる原口 泉先生は志學館大学の教授、東洋医学にも造詣が深い方で、「西郷どん」の時代考証をされます。大河ドラマ「西郷どん」は直木賞作家でエッセイストの林真理子さんの小説が原作、「花子とアン」などで知られる中園ミホさんが脚本、音楽は富貴晴美さんが担当する女性3人から見た西郷像ですが、歴史小説やドキュメンタリーとは一味違った新しいジャンルの物語だといえそうです。原口 泉先生がドラマ「西郷どん」のストーリーと史実との違いをフェイクとして幾つか述べておられます。フェイク1:藩主・島津斉彬(渡辺謙)がお忍びで薩摩へ帰り、幼少期の西郷隆盛(鈴木亮平)と出会いますが、斉彬が住む江戸から幕府の許可を得ずに薩摩へ帰ることは不可能であり史実ではないそうです。フェイク2:主君・斉彬と西郷が飲み明かすシーンがありますが、西郷はお酒が飲めない下戸だったそうです。フェイク3:西郷家と大久保利通(瑛太)家が隣同士という設定ですが、実際は150メートルほど離れていたそうです。フェイク4:妙円寺詣りは島津義弘の武勇を偲ぶ伊集院の夜間行事ですが、エキストラの小学生は夜のロケができないので昼間に撮影したそうです。フェイク5:三番目の妻の糸子(黒木華)と西郷は幼馴染にしてありますが史実ではなく、中園ミホさんが2人をこどもの頃に会わせたいとの希望だったそうです。フェイク6:林真理子さんは原作で、西郷と月照(尾上菊之助)の関係をボーイズラブにしていますが、斉彬の君命を受けた西郷と孝明天皇の勅命を受けた月照は、まさに志をひとつにした一心同体だったと思われ、男と女、男と男の愛などは超えていたと思われます。フェイク7:妻・糸子が奄美大島に渡り、西郷の2番目の妻・愛加那(二階堂ふみ)や菊次郎と会うシーンがありますが史実ではないそうです。林真理子さんはドラマ上、糸子と愛加那を会わせて女同士で話をさせたかったようです。

薩摩の貧しい下級武士の家に生まれ極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男・西郷隆盛がカリスマ藩主・島津斉彬の目に留まり、南国奄美では愛に目覚め、勝海舟や坂本龍馬、桂小五郎、岩倉具視ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒、やがて明治維新を成し遂げていく物語です。皆様、是非12月の最終回までドラマ「西郷どん」も応援してください。

 

 

鹿児島県師会 会長 松 元 健 一

全鍼師会監事    今 村   茂

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