2026/08/27

第21回(公社)日本鍼灸師会主催 「全国大会in兵庫」参加費助成のお知らせ

会員の皆様におかれましては、日頃より本会の活動にご理解とご協力をいただき、厚く御礼申しあげます。

さて、本会では会員の皆様の学術研鑚および技術向上を支援するため、兵庫県神戸市で開催される(公社)日本鍼灸師会主催「全国大会in 兵庫」に参加される会員に対し、参加費の助成(一律3,000円)を実施することとします。最新の知見や技術に触れる貴重な機会ですので、ぜひご活用ください。

なお、費用助成3,000円につきましては、大会終了後に参加を確認できた会員に対して後日振込みいたします。確認方法等詳細につきましては追ってご連絡いたします。

 

なお、本大会は公益社団法人 日本鍼灸師会が主催するものです。

詳細は日本鍼灸師会ホームページのイベント情報全国大会をご確認ください。

URL ⇢ https://www.harikyu.or.jp/events/taikai_hyogo2026/

 

※大会の事前申込期限は令和8年8月31日(月)です。

事前申込サイトURL ⇢https://www.nishitetsutravel.jp/niccs/harikyu21/index.php

 

2026/08/04

兵鍼会報 2026年8月発行 第262号

兵鍼会報262号(令和8年8月)

 

◆定時社員総会報告◆

(公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会

令和8年5月31日(日) 13時00分から、ウィズあかし704号室において

定時社員総会を開催した。

 議決権のある社員総数         212名

 出席社員数(委任状による者を含む。)     161名

 出席理事 賀内進一 天野豊 木村慎一 小川結子 北原尚代 船曳育子 山本裕子   

 欠席理事 櫻井義明

 出席監事 高野好美 中田德男

 以上のとおり社員の出席があったので、定款第17条に定める「総社員数の議決権を有する正社員が出席」していることから、適法に成立する旨報告があった。

 議長、議事録記名人及び記録人の指名を諮り、議長に北原尚代、副議長に山本裕子、

議事録記名人に清木場順一、板垣陽子、記録人に中村芳貢が満場一致で承認された。

 

【事前配布書類】

・定時社員総会招集通知   ・定時社員総会出席通知・委任状・議決権行使書

・令和8年度事業計画書   ・令和8年度収支予算書     

・令和7年度事業報告書   ・令和7年度会務記録

・令和7年度決算書     ・令和7年度正味財産増減計算書

・令和7年度貸借対照表   ・令和7年度財産目録

・令和7年度監査役報告書

 

【報告事項】

  (1)令和8年度事業計画書

  (2)令和8年度収支予算書

 

【審議事項】

第1号議案  令和7年度事業報告及び決算の承認に関する件

 議長は、当期(令和7年4月1日 至令和8年3月31日)における事業状況及び決算について、各担当の業務執行理事に報告を求め、各業務執行理事は、詳細に説明報告した。

令和7年度監査役報告書を監事 高野好美氏が読み上げた。

議長は、下記書類の承認を求めたところ、起立にて賛成22名で異議なくこれを承認可決した。

①令和7年度事業報告書      ②令和7年度会務記録

③令和7年度決算書        ④令和7年度貸借対照表

⑤令和7年度正味財産増減計算書  ⑥令和7年度財産目録

⑦令和7年度監査役報告書

 

第2号議案 定款第23条(役員の任期)による役員改選に関する件

 議長は、現理事8名及び現監事2名が本定時社員総会の終結と同時に任期満了し退任することになるので、その改選の必要がある旨を述べた。

 役員改選に伴い選挙管理委員会委員長より投票についての説明が行われた後、出席正社員に投票用紙が配られた。直ちに回収開票が行われ、立候補者全員が過半数の信任を得た。選挙管理委員長より、被選任者の氏名が報告された。

  理事  天野豊 木村慎一 小川結子 北原尚代 船曳育子 山本裕子 宇仁菅一郎 杉輝章

  監事  高野好美

 

     なお、被選任者は、席上その就任を承諾した。

その他

・地区制度を廃止し新組織体制への改変と公益社団法人から一般社団法人への移行を視野に入れた検討を進めることの提案があった。 前向きに検討してほしいと18名が起立にてその意思を示した。

・重度障害者等就労支援特別事業の活用できるように取り組んで欲しい。市町村で誤差があるため、共有しながら事業所の設置をお願いしていく。

・一時支援金の平等性について県に要望する。

 

 

(一社)兵庫県保険鍼灸マッサージ師協会

令和8年5月31日(日)  13時00分からウィズあかし704号室において定時社員総会を開催した。

 議決権のある社員総数         212名

 出席社員数(委任状による者を含む。)      161名

 出席理事  賀内進一 中村芳貢 天野豊 小川結子 菅哲也

 出席監事  杉輝章

  以上のとおり社員の出席があったので、定款第17条に定める「総社員数の議決権を有する正社員が出席」していることから、適法に成立する旨報告があった。

 議長、議事録記名人及び記録人の指名を諮り、議長に山本裕子、副議長に北原尚代、議事録記名人に清木場順一、板垣陽子、記録人に中村芳貢が満場一致で承認された。

 

【事前配布書類】

・定時社員総会招集通知    ・定時社員総会出席通知・委任状・議決権行使書

・令和8年度事業計画書    ・令和8年度収支予算書     

・令和7年度事業報告書    ・令和7年度会務記録

・令和7年度決算書      ・令和7年度正味財産増減計算書

・令和7年度貸借対照表    ・令和7年度財産目録

・令和7年度監査役報告書

 

【報告事項】

  (1)令和8年度事業計画書

  (2)令和8年度収支予算書

 

【審議事項】

第1号議案  令和7年度事業報告及び決算の承認に関する件

 議長は、当期(令和7年4月1日 至令和8年3月31日)における事業状況及び決算について、各担当の業務執行理事に報告を求め、各業務執行理事は、詳細に説明報告した。議長は、下記書類の承認を求めたところ、起立にて賛成27名で異議なくこれを承認可決した。 

令和7年度監査役報告書を監事 杉輝章氏が読み上げた。

①令和7年度事業報告書      ②令和7年度会務記録

③令和7年度決算書        ④令和7年度貸借対照表

⑤令和7年度正味財産増減計算書  ⑥令和7年度財産目録

⑦令和7年度監査役報告書

 

第2号議案 定款第23条(役員の任期)による役員改選に関する件

 議長は、現理事5名及び現監事1名が本定時社員総会の終結と同時に任期満了し、

退任することになるので、その改選の必要がある旨を述べた。

役員改選に伴い選挙管理委員会委員長より、投票についての説明が行われた後、出席正社員に投票用紙が配られた。直ちに回収開票が行われ、立候補者全員が過半数の信任を得た。 選挙管理委員長より、被選任者の氏名が報告された。

  理事  天野豊  中村芳貢  小川結子

      菅哲也  賀内淳一郎

  監事  賀内進一

   なお、被選任者は、席上その就任を承諾した。

その他

・訪問介護等でマッサージ師の資格がないのに施術している現状報告と会員のマッサージ師の資格がない施術内容の考え方を話し合った。

【令和8年度新役員紹介】

 5月31日(日)の定時社員総会におきまして、令和8年度・9年度の新理事が決まりました。その後、第2回理事会において担当理事が決まりましたのでご報告致します。

 

《公益》

監事 高野好美:神戸

会長(渉外部長) 天野豊:姫路

副会長(学術部長兼事業部長) 木村慎一:神戸

副会長(総務部長兼広報部長) 小川結子:神戸

常務理事(財務部長) 北原尚代:加古川

理事 杉 輝章:西宮

理事 宇仁菅一郎:神戸

理事 船曵育子:神戸

理事 山本裕子:明石

 

《一社》

監事 賀内進一:北播磨

会長 天野豊:姫路

副会長(保険部長兼事業部長) 中村芳貢:加古川

常務理事(財務部長/総務・広報担当) 小川結子:神戸

理事(健康経営委員) 菅哲也:西宮

理事(事業部員) 賀内淳一郎:北播磨

 

相談役 松岡英昭:姫路、梅木茂樹:神戸

 

 

★☆★表彰おめでとうございます★☆★

 

  • 永年在籍表彰 (4名)

 この賞は、満70歳以上で、本会に30年以上在籍している会員に贈られる賞です。

・地区 氏名 ふりがな

 (令和8年3月31日時点)

①阪神北:清水仁志(しみずひとし)

②加古川:長谷川雅則(はせがわまさのり)

③加古川:山本博昭(やまもとひろあき)

④阪神北:與那嶺清春(よなみねきよはる)

◎財団法人東洋療法研修試験財団 研修修了証書授与者◎ (7名)

①姫 路:天野 豊(あまのゆたか)

②神 戸:井上和哉(いのうえかずや)

③神 戸:宇仁菅一郎(うにすがいちろう)

④神 戸:小川結子(おがわゆうこ)

⑤北播磨:賀内進一(かうちしんいち)

⑥神 戸:木村慎一(きむらしんいち)

⑦神 戸:西田大祐(にしだだいすけ)

 

 

【重度障害者等就労支援特別事業について】

― 就職活動中の当事者の声から行政への呼びかけ ―

会員の皆様へ

 このたび、「重度障害者等就労支援特別事業」について、その概要と、就職活動や開業の場面における活用の可能性について、少しご案内申し上げます。

また、本事業を利用しようとした当事者の体験を通じて、行政・自治体への迅速な対応体制の構築を呼びかける必要性も含めてお伝えしたいと思います。

 

「重度障害者等就労支援特別事業」とは、重度障害のある方が一般企業や自営業などでの就職・就労を継続できるよう、通勤や職場において必要な支援を自治体が補助する制度です。

この制度は、

  • 通勤に伴う介助(例:自宅から職場までの移動支援)
  • 就労中に必要な身体介護・見守り(休憩中の排泄介助、姿勢調整、水分補給など)

といった、「業務そのもの」ではなく「就労を可能にするための福祉的支援」を補うことに主眼を置いています。

 

  • 就職活動中の当事者の体験

実際の就職活動の場面では、本事業を利用しようとして手続きが煩雑であるため、決定までに約2か月程度の期間を要する見込みであった事例があります。

その期間中、採用側は支援の確定が遅れることを不安に感じ、やむを得ず他の候補者に内定を出し、結果として当事者の内定が取り消されてしまうケースも生じています。

これは、

  • 制度の存在と内容は理解されているが、
  • 実際の申請・決定プロセスが遅く、
  • 就職という「タイムラグがあるチャンス」を逃してしまう

ことを意味しており、重度障害のある方が晴眼者と同等の機会を得られない状況を生む可能性があります。

 

  • 利用できる対象と条件の概要

概ね、次のような方が対象となります。

  • 重度訪問介護・同行援護・行動援護のいずれかのサービスについて、市区町村の支給決定を受けていること。
  • 一般企業や自営業などに就職し、一定時間以上(例:週10時間以上など自治体基準を満たす)就労している、または就労開始前に利用を検討している方。
  • 就労先は企業に限らず、個人事業主としての開業(例えば鍼灸マッサージ院など)も対象とする自治体が多いです。

各自治体の詳細な条件(自己負担、上限時間・金額、申請手順など)は異なり、手続きのスピードや運用の違いも見られます。

 

  • 就職・開業との関係と同等性の確保

視覚障害者であっても、職業訓練や資格取得により就職・開業の能力を持っていながら、

  • 通勤や職場での介助・支援の整備が不十分である
  • 行政側の手続きが煩雑で時間がかかる

といった要因により、晴眼者と比べて「不合理な差」が生じてしまう事例が現実にあります。

この特別事業は、

  • 通勤面で同行援護や福祉有償運送運転を活用し、
  • 就労中は重度訪問介護や行動援護などの福祉サービスと連携して、

就職・就労・開業の場面で晴眼者と差が生じない環境づくりを支援することを目的としています。

 

  • 行政・自治体への呼びかけと会員各位へのご協力

上記の当事者の体験を踏まえ、各自治体や行政に対して、以下の点を強く呼びかけていく必要があると考えます。

  • 本事業の申請・決定手続きの簡素化と迅速化
  • 就職活動のタイミングと行政の手続きスピードがずれないよう、早期対応の仕組み

(例:就職予定者限定の優先審査枠など)の検討

  • 制度の周知強化と相談体制の整備
  • 企業やハローワーク、就職支援機関と連携し、本事業の活用可能性を採用側にも明確に伝える
  • 就職活動中の重症障害者に対して、「内定・就労決定」段階から地域包括支援や福祉サービス担当と連携した事前相談・事前調整の仕組み構築。

 

会員の皆様の中にも、本事業を利用して就職活動や開業を検討している方がいらっしゃるかもしれません。

そのような方々が、行政の手続きの遅さや制度の認知不足によって機会を失わないよう、制度の周知や、行政への働きかけを進めていっていただきたく考えております。

視覚障害者が、自身の能力を最大限に発揮し、地域社会の中で自立した生活と職業活動を継続できる環境づくりは、私たち関係者全体の共通の課題です。

今後とも、皆様のご理解とご協力を賜りながら、実効性のある支援体制と、行政側の迅速な対応体制の構築に向けて取り組んでいただく事を要望いたします。

 

 

◆令和9年度予算編成に対する最重点要望事項の提出◆

 

政府 ・兵庫県 ・神戸市に対して次のとおり要望事項を提出しました。

 

【令和9年度 政府予算編成に対する最重点要望事項】

 

1.各種支援金等における給付対象の平等化(公平性の確保)について

【要望の趣旨】

令和5年度および6年度に実施された「医療機関等物価高騰対策一時支援金」、ならびに本年2月に実施された「医療機関等における光熱費等高騰対策一時支援金」などの助成制度において、我々「はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師」も一部その恩恵を授かりました。しかしながら、これらの支援金は「療養費の取り扱いがある施術所(保険適用施術所)」のみが対象とされ、「自由施療(自費診療)のみを行う施術所」は対象外とされています。

我々「はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師」は、等しく国家試験に合格して資格を取得し、法律(あはき法)に基づき保健所へ開設届を提出した上で、地域医療・地域保健の一翼を担う不特定多数の国民の健康維持に寄与しております。物価高騰や光熱費の高騰による経営への打撃は、療養費の取り扱いの有無に関わらず、全ての施術所において等しく発生しているのが実情です。

国家資格を保有し、公的な手続きを経て開業している施術所間において、受給資格に不公平が生じる論理的根拠はありません。全ての施術所が等しく困難を乗り越えられるよう、今後の支援金等の支給に際しては、自由施療のみの施術所も含め、平等に対象としていただくよう強く要望いたします。

 

2.「重度障害者等就労支援特別事業」の実施および周知徹底について

【要望の趣旨】

近年、視覚障害を持つ「はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師」の就労環境において、訪問在宅施術や介護施設への出張など、移動を伴う業務のニーズが著しく高まっています。また、単独での業務遂行にあたり、複雑化する保険手続きへの対応や、訪問先での施術報告書の作成・提出といった事務作業において、視覚的な情報支援(代筆・代読等)の必要性も増大しております。現状、仕事の需要があるにもかかわらず、単独移動や情報アクセスの困難さから、就業の機会を逃してしまう全盲等の視覚障害者が少なくありません。

政府においては、2020年(令和2年)より雇用施策と福祉施策の連携による「重度障害者等就労支援特別事業」を創設し、通勤や職場等における支援を行っていただいておりますが、本事業は自治体の「任意事業」であるため、地域によって実施状況や認知度に大きな格差が生じています。

視覚障害者、とりわけ全盲でありながら自立を目指し、伝統的な生業(あはき業)に従事する者が、安心してその専門性を発揮し続けられる環境づくりが不可欠です。各都道府県および市区町村が本事業を積極的に導入し、広く周知・実施していくよう、国からの地方自治体に対する強力な働きかけと、必要な財政措置を講じていただくよう強く要望いたします。

 

 

【令和9年度 兵庫県予算編成に対する最重点要望事項】

 

1.各種支援金等における給付対象の平等化(自由施療施術所の救済)について

【要望の趣旨】

令和5年度・6年度に実施された「医療機関等物価高騰対策一時支援金」に関し、本会はかねてより給付の平等性を要望してまいりました。これに対し県からは「国からの通知内容や他府県の動向も参考としつつ、検討してまいりたい」とのご回答をいただいております。しかしながら、本年2月に実施された「医療機関等における光熱費等高騰対策一時支援金」においても、依然として対象は療養費請求(健康保険取り扱い)を行う施術所に限定され、自由施療(自費診療)のみを行う施術所は除外されたままとなっています。

我々「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」は、等しく国家資格を取得し、法律に基づき保健所に開設届を提出して正当に営業を行っております。物価やエネルギー価格の高騰による経営への打撃は、保険適用の有無に関わらず全ての施術所に等しく押し寄せており、受給資格に格差が設けられている現状には合理的な根拠が見出せません。

前回の県からのご回答以降、自由施療のみの施術所が保険適用施術所と同様の支援を受けられるよう、具体的な検討の進捗はいかがでしょうか。地域住民の健康維持に寄与する全ての施術所が等しくこの難局を乗り越えられるよう、公平・平等な支援の実施を切にお願い申し上げます。

 

2.「重度障害者等就労支援特別事業」の各市町における実施および周知徹底について

【要望の趣旨】

近年、視覚障害を持つ「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の就労環境において、訪問施術や介護施設等への出張といった移動を伴う業務ニーズが著しく高まっています。また、複雑化する保険手続きへの対応や、訪問先での施術報告書の作成・提出など、情報支援(代筆・代読等)を必要とする場面も増大しています。仕事の需要がありながらも、単独移動や事務処理の困難さから就業機会を逸している全盲等の視覚障害者が少なくありません。

国が2020年(令和2年)より創設した「重度障害者等就労支援特別事業」は、こうした課題を解決するための極めて有効な制度ですが、自治体の任意事業であるため、現在兵庫県内で実施しているのは「神戸市、姫路市、伊丹市、加古川市、淡路市、播磨町」の6市町に留まっています。

視覚障害、特に全盲でありながら自立を目指し、伝統的な生業(あはき業)に従事する者が、県内どの地域においても安心してその専門性を発揮できるよう、「各市町に少なくとも1箇所以上」の本事業実施場所が確保されるべきと考えます。県におかれましては、未実施の市町に対して事業の積極的な導入を働きかけていただくとともに、強力な周知・指導を行っていただくよう強く要望いたします。

 

 

【令和9年度 神戸市予算編成に対する最重点要望事項】

 

神戸市はり・きゅう・マッサージ施術料助成制度の有効活用による妊産婦の健康づくり支援について

~少子化対策及び子育てしやすい環境づくりに向けて~ 

 

【要望の趣旨】

近年、少子化対策や子育て支援の充実が重要な政策課題となるなか、市民一人ひとりの健康づくりを支える施策の充実が求められています。神戸市はり・きゅう・マッサージ施術料助成制度は、高齢者の健康保持及び福祉の向上を目的として長年実施され、市民福祉の増進に寄与してきました。その意義を尊重した上で、近年の社会情勢や市民ニーズの変化を踏まえ、制度のさらなる有効活用について要望いたします。

現在、本制度の対象は70歳以上の市民及び65歳以上で特定健康診査を受診した市民となっています。一方、施術現場では妊娠・出産・育児期における腰痛や肩こりなど、健康づくりへの支援ニーズが高まっています。妊娠・出産期は、身体的負担が大きく、健康づくりへの支援が特に重要となる時期です。鍼灸・マッサージ施術は、その健康づくりを支える選択肢の一つとして活用されています。

そこで、神戸市が推進する子育てしやすい環境づくりと市民の健康づくりに資する観点から、既存の助成制度を活用し、妊産婦健診受診者を対象に加えることを提案します。妊産婦健診受診者は公的制度により対象者を把握しやすく、モデル事業として導入し効果を検証した上で段階的な展開を図ることが可能です。

本提言は、高齢者を対象とした現行制度を縮小するものではなく、その役割を維持しながら、市民一人ひとりの健康づくりを支え、安心して子どもを産み育てられる地域づくりに貢献することを目的としています。

本件の趣旨をご理解いただき、神戸市に対する要望事項としてお取り上げくださいますようお願い申し上げます。

本提言が、市民の健康づくり及び子育てしやすい環境づくりに向けた新たな選択肢として、今後の政策検討の一助となれば幸いです。

以上

 

 

◆令和8年度 夏期大学講座報告◆

日程:2026年7月12日(日)

会場:ウィズあかし704号室

参加者:57名(内訳:会員25名、賛助会員2名、学生16名、一般14名)

 

報告者 (一社)兵庫県保険鍼灸マッサージ師協会 理事 賀内淳一郎  

 

午前の部 : 「鍼灸医術の常識を疑う」 松本 和久先生

松本先生の講座は、「鍼灸医術の常識を疑う」という表題であった。初めに我々が学んできた常識を、改めて見直し、実際の過去文献や論文の表記はどういったことになっているのか、確認していくことが重要であるとのお話から始まった。実際に使われている教科書の記載においても、解りやすくまとめるためなのか、筆者のバイアスがかかった解釈によるものなのか、本来は別個の内容のものがあたかも同一の働きをしているかのように説明されていた。

続いてツボの取(しゅ)穴(けつ)についても同様に疑っていかなければならないという話だった。取穴の際に用いられる「骨度法」「同身寸」について言及されており、これらもやはり取穴する人によって誤差があり、正確に取穴できているとは言えないのではないか、というお話であった。例としては「百会」穴を取る際でも基準点も寸法もズレが生じやすく、「臑会」穴にいたっては、取穴方法と実際の人体の構造に矛盾が生じてしまっている。これらのことから、やはり基礎知識として覚えているようなことであっても疑っていく必要はあるのだと、とても解りやすい解説であった。

実技では、「委中」穴を用いての取穴を見せていただいた。このツボは骨度法や同身寸に寄らず取穴ができるものではあるが、それでも正確には取穴できていないケースが多いのである、と言われた際にはすこし驚いた。実際にモデルの方で取穴してみると、従来の取穴法と、より正しい肢位での取穴では反応もかなり異なるものであり、患者様の体の歪み等をしっかり考慮して取穴することの重要さについて思い知らされたものであった。

この講座を受け、これまで施術に入る際に常識であると考え、様々な場面で基礎にしていた知識についても改めて精査し、より鍼灸施術の効果を高めて行けるよう、精進して行かねばならないと感じた。

 

午後の部 : 「今の治療にプラス1」 恵川 光生 先生

 恵川先生の講座は、「プラス1」ということで、比較的短期間で施術の中に付け足していけて、なおかつ効果を感じやすいものとして、「骨盤矯正」「足関節矯正」について実技ほぼ100%の内容で解説をいただいた。

 まずは伏臥位での骨盤矯正について解説いただいた。立位での耳垂・肩峰角・大転子、外果の位置関係からズレを診る方法。恥骨結合と上前腸骨棘の位置関係から診る方法。上前腸骨棘と上後腸骨棘の高さの違いから診る方法についての実践解説を受けた後に、専用のクッションを使った骨盤矯正を教わった。実際にやってみると、短時間でもすこし変化を感じられるものであり、なおかつ鍼灸施術と並行して行うことや、施術後のすこしの時間を使って「プラス1」として患者様に選んでいただき、満足度を上げることにつながりやすい施術なのかな、とかんじた。

 その後、今度は仰臥位での足関節矯正についての実技も行った。これも非常に解りやすく、左右の足の長さの違いから、股関節の仰臥位での外転度合の違いなどから判定を行い、同じくクッションを用いた施術と、同時に行うべき手技についても非常にテンポ良く、解りやすい解説と実践であった。

 これらの実技は、実際に取りいれることでより治療効果を高めたり、患者様の満足度を高めたりといった効果をかなり期待しやすいものであり、なおかつ取り入れることが比較的簡単であることがかなりのメリットであると思う。こういった新たな知識とスキルを習得できることは非常に今後の治療家人生においても有意義なものになったと思う。

 

 最後にはなりましたが、松本先生、恵川先生のお二人の講座を受けることができたことで、本当に価値のある夏期大学講座になったと思う。各先生に感謝の意をここで述べさせていただきます。ほんとうにありがとうございました。

 

 

【地区だより】

 

◆神戸地区講習会報告◆

報告者 神戸地区学術部長 小川結子

 6月14日(日)13時30分より、神戸市立総合福祉センターにて松浦鍼灸大学堂 院長 松浦穣士先生をお招きし、「市民ランナーのための疲労回復~鍼灸・マッサージの実践アプローチ」と題しご講演いただいた。

・実施内容

 近年のランニング人口増加を背景として、市民ランナーに多くみられる疲労やランニング障害について学び、鍼灸・マッサージによるコンディショニングの実践的知識を習得することを目的として開催した。

講義では、前脛骨筋、後脛骨筋、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)、長・短腓骨筋など、ランニング時に負担が集中しやすい筋群について、解剖学的特徴と機能を詳しく解説いただいた。また、シンスプリント、アキレス腱炎、コンパートメント症候群、足関節捻挫などのスポーツ障害との関連についても説明がなされた。

さらに、各筋に対する触診方法や圧痛部位の確認、経穴の捉え方、鍼灸・マッサージによるアプローチ方法について実技を交えながら学習した。障害予防の観点から、ランニングフォームや足部アライメント、回内・回外動作との関係についても理解を深めることができた。

 

・参加者の反応

 参加者アンケートでは、回答者12名中11名が「大変満足」、1名が「満足」と回答し、非常に高い満足度が得られた。

主な感想として、

・臨床に直結する実践的な内容であった

・体表解剖と経穴の理解が深まった

・刺鍼方向や深さの考え方が整理できた

・実技を交えた講義で理解しやすかった

などの意見が寄せられた。

一方で、視覚障害を有する参加者からは写真資料の説明方法について改善を求める意見もあり、今後は口頭説明や資料構成の工夫を行い、より多様な受講者に配慮した研修運営を検討する必要性が確認された。

 

・成果

 本講習会では、市民ランナーに多くみられる障害の発生機序を解剖学的・運動学的視点から理解するとともに、鍼灸・マッサージによる具体的なコンディショニング方法を学ぶことができた。

特に、筋機能とスポーツ障害との関連を踏まえた評価方法や施術方法について理解を深めることができ、参加者の臨床能力向上に大きく寄与した。また、会員、学生、他団体関係者および一般参加者が共に学ぶ機会となり、地域における学術交流の促進にもつながった。

 

 

【保険だより】

 

令和8年7月1日以降の施術分より療養費が改定されました。

 

◆料金について◆

 

1 はり、きゅう

(1)初検料

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合 2,000円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合 2,320円

(2)施術料

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 1,650円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 1,820円

注1 はり又はきゅうと併せて、施術効果を促進するため、それぞれ、はり又はきゅうの業務の範囲内において人の健康に危害を及ぼすおそれのない電気針、電気温灸器又は電気光線器具を使用した場合は、電療料として1回につき100円を加算する。

注2 特別地域の患家で施術を行った場合は、特別地域加算として1回につき250円を加算する。なお、片道16キロメートルを超える場合の特別地域加算は、往療を必要とする絶対的な理由がある場合以外は認められないこと。

(3)訪問施術料

訪問施術料1

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 3,950円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 4,120円

訪問施術料2

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 2,800円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 2,970円

訪問施術料3

(3人~9人の場合)

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 2,110円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 2,280円

訪問施術料4

(10人~19人の場合)

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 1,800円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 1,970円

訪問施術料5

(20人以上の場合)

① 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合

1回につき 1,720円

② 2術(はり、きゅう併用)の場合

1回につき 1,890円

注1 はり又はきゅうと併せて、施術効果を促進するため、それぞれ、はり又はきゅうの業務の範囲内において人の健康に危害を及ぼすおそれのない電気針、電気温灸器又は電気光線器具を使用した場合は、電療料として1回につき100円を加算する。

注2 特別地域の患家で施術を行った場合は、特別地域加算として1回につき250円を加算する。

注3 片道16キロメートルを超える場合の訪問施術料及び特別地域加算は訪問施術を必要とする絶対的な理由がある場合以外は認められないこと。

(4)往療料 

1回につき 2,300円

注 片道16キロメートルを超える場合の往療料は往療を必要とする絶対的 な理由がある場合以外は認められないこと。

(5)施術報告書交付料 480円

(6)明細書発行加算 10円

注 患者に対し一連の施術に係る料金の計算の基礎となった項目ごとに記載した明細書を無償で交付した場合に、明細書発行加算として算定する。

注1 同一の患者に対する月16回以降の施術については、施術料、訪問施術料及び電療料について所定料金の100分の50に相当する額により算定する。

注2 訪問施術料4及び5を算定する施術所における訪問施術について、同一月に集中率(訪問施術料の算定回数のうち、同一の施設等において行われるものの割合をいう。)が100分の90以上である場合には、当該月の当該施設における訪問施術の料金(一連の施術において算定される全ての料金)について100分の80に相当する額により算定する。なお、訪問施術料を算定せずに施術料を算定している場合は、当該施術料の算定回数も集中率の計算に含めること。

 

2 あん摩・マッサージ

(1)マッサージを行った場合

1局所1回につき 470円

2局所1回につき 940円

3局所1回につき 1,410円

4局所1回につき 1,880円

5局所1回につき 2,350円

注 特別地域の患家で施術を行った場合は、特別地域加算として1回につき 250円を加算する。なお、片道16キロメートルを超える場合の特別地域加算は、往療を必要とする絶対的な理由がある場合以外は認められないこと。

(2)訪問施術料

① 訪問施術料1

1局所1回につき 2,770円

2局所1回につき 3,240円

3局所1回につき 3,710円

4局所1回につき 4,180円

5局所1回につき 4,650円

② 訪問施術料2

1局所1回につき 1,620円

2局所1回につき 2,090円

3局所1回につき 2,560円

4局所1回につき 3,030円

5局所1回につき 3,500円

③ 訪問施術料3

(3人~9人の場合)

1局所1回につき 930円

2局所1回につき 1,400円

3局所1回につき 1,870円

4局所1回につき 2,340円

5局所1回につき 2,810円

④ 訪問施術料4

(10人~19人の場合)

1局所1回につき 620円

2局所1回につき 1,090円

3局所1回につき 1,560円

4局所1回につき 2,030円

5局所1回につき 2,500円

⑤ 訪問施術料5

(20人以上の場合)

1局所1回につき 540円

2局所1回につき 1,010円

3局所1回につき 1,480円

4局所1回につき 1,950円

5局所1回につき 2,420円

注1 特別地域の患家で施術を行った場合は、特別地域加算として1回につき250円を加算する。

注2 片道16キロメートルを超える場合の訪問施術料及び特別地域加算は訪問施術を必要とする絶対的な理由がある場合以外は認められないこと。 

(3)温罨法を(1)又は(2)と併施した場合

1回につき 180円加算

注 温罨法と併せて、施術効果を促進するため、あん摩・マッサージの業務の範囲内において人の健康に危害を及ぼすおそれのない電気光線器具を使用した場合にあっては、300円とする。

(4)変形徒手矯正術を(1)又は(2)と併施した場合

1肢1回につき 470円加算

注 変形徒手矯正術と温罨法との併施は認められない。 

(5)往療料

1回につき 2,300円

注 片道16キロメートルを超える場合の往療料は往療を必要とする絶対的 な理由がある場合以外は認められないこと。

(6)施術報告書交付料 480円

(7)明細書発行加算 10円

注 患者に対し一連の施術に係る料金の計算の基礎となった項目ごとに記載した明細書を無償で交付した場合に、明細書発行加算として算定する。

注1 同一の患者に対する月16回以降の施術については、マッサージ、訪問施術料、温罨法(電気光線器具を使用した場合を含む。)及び変形徒手矯正術について所定料金の100分の50に相当する額により算定する。

注2 訪問施術料4及び5を算定する施術所における訪問施術について、同一月に集中率(訪問施術料の算定回数のうち、同一の施設等において行われるものの割合をいう。)が100分の90以上である場合には、当該月の当該施設における訪問施術の料金(一連の施術において算定される全ての料金)について100分の80に相当する額により算定する。なお、出張専門の施術者が訪問施術料を算定せずに施術料を算定している場合は、当該施術料の算定回数も集中率の計算に含めること。

 

 

【財務部からのお知らせ】

※9月25日に地区会費の半額、10月26日に県師会会費(下期)がゆうちょ銀行口座より引き落とされます。口座自動引落の会員は、残高不足などで引落不能とならないようご注意ください。

9月地区会費

西 宮 8,500円

神 戸 7,200円

加古川 5,000円

北播磨 5,500円

姫 路 8,500円 

10月県師会会費(下期)10,000円

 

 

【事務局からのお知らせ】

 

◆厚生労働大臣免許保有証の更新及び新規申請について◆

 本年度も厚生労働大臣免許保有証の受付が7月1日より始まっています。

 すでにお持ちの方で令和9年3月31日に有効期限を迎える方は更新をお願いいたします。

 この保有証は、出張業務や病院・デイサービス等で働く方、ボランティア参加される場合など、国家資格を取得している旨を対外的に知ってもらい、安心で安全な施術を受けていただくためのツールとして大きな役割を果たすことと思います。まだお持ちでない方は、是非申請をお願い致します。

 

1.申請期間:令和8年7月1日~8月31日

2.申請発行代

《新規・更新》

 会員 2,000円 会員外 4,000円

《書換え・再交付》

 会員 3,000円 会員外 4,000円

3.手続き資料について

 新規申請の方は、県師会事務所へご請求ください。

 更新に該当される方は、既に事務所より書類が送られていると思いますので、同封の申請用紙にご記入のうえ8月31日必着でご返送ください。

(対象者なのに案内が届かない場合は、事務局までご連絡ください)

 

 

【広報部報告】

 

第1弾:4月28日(火)11時より、創造社リカレントスクール三宮校にて初回ヒアリングを行いましたので、ご報告いたします。

 現在のホームページを一新し、「あ・は・き」施術が安全で安心できるものとして県民に親しまれ、より身近なコンディショニングの手段として認知されるための窓口として、リカレントスクールに無料ホームページの作成を依頼しております。

今回はその初回として、当方の要望をお伝えしたうえで、一問一答形式にて生徒の皆様からの質問に回答いたしました。今後は6名1チームで2パターンの案を作成いただく予定です。

次世代につながる良いホームページとなることが期待され、大変楽しみにしております。

 

第2弾:前回、リカレントスクールにおいて4月28日に新ホームページ作成に伴うヒアリングを行い当方の要望を伝えてきた

 今回(5月20日)は、当方の要望を汲み取ったうえで「A」「B」2パターンのデザインをプレゼンしていただいた。また、それぞれオリジナルロゴマークもデザインしてくださり、何れも素晴らしく甲乙付け難く選ぶのに苦慮した。

パターンAでは、動画の下に動画の説明文をテキストで表示してあり、視覚障碍者が動画の内容が理解できるようにしてあったり、パターンBでは、項目がわかりやすく整理されとてもスッキリした感じだった。

しかも、いずれも優しい色彩で柔らかく温かみのあるデザインに仕上がっていた。

最終的にデザインはパターンAを、ロゴマークはパターンBを選ぶこととした。そして、ロゴマークは、色合いの違うものをもう一つ選び、師会と協会に振り分けることとした。

今後は今回選んだデザインに動画や写真を載せるため実際に施術風景を撮影し、納品の運びとなる予定。

 

第3弾:5月26日、新ホームページ掲載用の動画および写真撮影を、創造社リカレントスクールの先生と生徒3名の協力のもと、本会会員の施術所「すぎ鍼灸マッサージ」をお借りして行いました。

施術所は木造平屋建てで、立派な庭もあり、周囲には鉄筋コンクリート造の大きな建物が立ち並ぶ中、まるでタイムスリップしたかのような古き良き時代の趣を感じさせる雰囲気を醸し出していました。

 受付では藍色の文鳥「あいちゃん」がお出迎えしてくれ、院内も清潔感があり、とても落ち着いた空間でした。

撮影では、まず生徒さんにお灸(カマヤミニ)を据え、先生には肩や背中を中心とした置鍼(ちしん)、顔への美容鍼、さらに30分程度のあん摩を実施しました。施術中には他の2名が様々な角度からカメラを回し、施術の前後にも道具や施術

所内外の様子を熱心に撮影していました。

撮影後には「とても良い画像が撮れた」とのお言葉もいただき、新ホームページの完成が今から楽しみです。

 

第4弾: 6月4日(水)午後2時よりリカレントスクール三宮校にて新HP制作最終プレゼンに行ってきた。前回選んだパターンAにパターンBのロゴマークをくみ合わせ、トップページには動画が流れ一目でわかりやすいデザインになっていた。また、その下に「マッサージ、はり、きゅう」それぞれの動画に加え優しい音声での説明もあり、色弱者に優しい白黒反転や青色と黄色の画面に変換できたり、拡大も一般的な拡大よりも文字が大きく見やすく、視覚障碍者に配慮したデザインになっていた。

どのページに移っても安心のマークとインスタのマークが隅にあり、オリジナルロゴマークも可愛く仕上がっていた。全体的にはスッキリ見やすく、次々ページを繰っていきたくなるデザインであった。まだ完成には至らないが早く皆さんに見てもらいたい衝動にかられた。

 

 

【事務局報告】

 

◆会員情報(令和8年4月1日~7月31日)◆

4月1日からの入会者   4名

4月1日からの退会者   4名

7月20日現在会員数 213名

◆お盆休業日のお知らせ◆

当事務局は下記の通りお盆期間を休業させていただきます。

休業日:8月13日(木)~8月16日(日)

ご不便をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。

 

 

◇◆◇編集後記◇◆◇

 

このたび広報部を担当することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

最近、わが家では塩麹や醤油麹などの発酵調味料づくりを楽しんでいます。材料はとてもシンプルですが、毎日かき混ぜながら完成を待つ時間も、なんだか愛おしく感じます。

なかでも塩麹はお気に入りです。鶏肉や豚肉にひと晩漬けて焼くだけで、驚くほどやわらかくうま味も増します。忙しい日でも手軽においしい一品ができるので、皆さまにもおすすめです。

 

これからの編集後記では、季節の食材や自然食、時には簡単なレシピなども交えながら、ほっと一息つけるようなお話をお届けできればと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

~広報部長の発酵だより~

 

今月の一品

【ズッキーニの塩麹ガーリックソテー】

 

輪切りにしたズッキーニをこめ油(またはオリーブオイル)とにんにくで焼き、最後に塩麹を絡めるだけ。シンプルですが、野菜本来の甘みがぐっと引き立ちます。

 

【材料】(2人分)

 

ズッキーニ 1本

塩麹 大さじ1

こめ油(またはオリーブオイル) 小さじ2

にんにく(スライスまたは乾燥) 少々

 

【作り方】

① ズッキーニを約1cmの輪切りにする。

② オリーブオイルでにんにくを炒め、ズッキーニを焼く。

③ 最後に塩麹を加えて全体に絡めれば完成。

 

ワンポイント!

塩こしょうは不要です。塩麹だけで野菜の甘みとうま味が引き立ちます。

 

発酵食品は、時間をかけて素材の力を引き出します。私たちの学びや日々の臨床も、少し似ているのかもしれません。毎日の積み重ねはすぐに結果が見えなくても、やがて大きな力になります。

 

まだまだ暑い日が続きます。旬の野菜と発酵食品を上手に取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう。

                                        広報部長 小川 結子

 

【発行所】 公益社団法人 兵庫県鍼灸マッサージ師会

      一般社団法人 兵庫県保険鍼灸マッサージ師協会

 

〒673-0018 明石市西明石北町3丁目8番15号

TEL (078)-926-0801   FAX (078)-926-0802

mail  info@mam-hyogo.or.jp

URL  https://mam-hyogo.or.jp/

 

【発行者】会長 天野 豊

【編集担当者】広報部長 小川結子

2026/07/06

料金改定のお知らせ

令和8年7月施術分より、療養費の施術料金が変更となります。(確認には、会員ログインが必要です。)

健康保険 鍼灸の取り扱い基準

健康保険 あん摩マッサージ指圧の取り扱い基準

2026/06/01

令和8年7月12日(日)夏期大学講座のご案内

令和8年度 夏期大学講座のご案内

講師、講演紹介

 

(公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会

令和8年度 夏期大学講座のご案内

 

会  長 天野 豊

学術部長 木村慎一

 

若葉の候 皆様におかれましては日々の臨床や学術研鑽に精進されていることと拝察申し上げます。当講座は、会員の皆さまの学術の向上を目的とし、最新の知識や技術の習得、業界の動向についても学ぶ場として企画いたしました。ご参加いただき、地域の皆さまにとって信頼のある鍼灸マッサージ師として、その役割を果たしていただくための学びになれば幸いと存じます。

さて、今年度は「温故知新の再考~鍼灸の定説を検証し、新たな手技を上乗せする~」をメインテーマに掲げました。今回は、私たちと同じく日々の臨床の第一線に立ち、現場で熱心に患者様と向き合っておられる2名の先生方を講師としてお招きし、2講座を実施いたします。

最後になりましたが、今後も引き続き業界の発展に貢献できるよう尽力して参りますので、皆様の変わらぬご指導ご協力をいただきたくお願い申し上げます。暑い中での開催となりますが、万障お繰り合わせの上ご出席いただければ幸いです。

 

開催日時:令和8年7月12日(日)

     受付9時30分~

    ・午前の講座10時00分~12時30分 実技あり

     講師 松本鍼灸院 顧問 松本和久先生 

     演題「鍼灸医術の常識を疑う」

    ・午後の講座13時30分~16時 ほぼ実技

     講師 えがお笑顔訪問マッサージ 院長 恵川光生先生

     演題 「今の治療にプラス1」

  会場:複合型交流拠点ウィズあかし 学習室704

     〒673-0886

     明石市東仲ノ町6番1号(アスピア明石北館7階)

     TEL 078-918-5600

受講定員:会場先着50名

 受講料:無料

申込締切:令和8年7月7日(火)

  主催:公益社団法人 兵庫県鍼灸マッサージ師会

     TEL 078-926-0801 FAX 078-926-0802

     mail info@mam-hyogo.or.jp

お申込み方法:下記に記載のA、B、Cいずれかの方法でお申し込みください

A 申込フォームURL 

https://forms.gle/ixXK67eQT8iAiYzf6

 

B 申込フォームQRコード

 

C 下記①~⑨の項目内容を回答の上

メール info@mam-hyogo.or.jp または電話 078-926-0801で申込み

  • メールアドレス:
  • お名前:
  • お名前(ふりがな):
  • 緊急時に連絡の取れる電話番号:
  • 受講方法(会場受講の方は、午前の講座のみ後日アーカイブ視聴可能)

□午前の講座(会場)

□午前の講座(アーカイブ)※後日メールにて配信

□午後の講座(会場受講のみ)※アーカイブ視聴不可

  • 会場受講の方へ(当日の資料を事前にメール配信しますが、事情があり墨字       資料が必要な方はチェックを入れて下さい)

□墨字の資料が必要

  • 所属団体など(生涯研修認定に必要なため)

□兵庫県鍼灸マッサージ師会会員

□他の都道府県鍼灸マッサージ師会会員

□上記以外の有資格者団体

□養成施設や専門学校の学生または教員

□その他

  • 生涯研修認定に必要なため兵庫県鍼灸マッサージ師会会員は所属地区を、他の鍼灸師会や鍼灸マッサージ師会所属の方はその団体名をお書きください・学生や教員の方は学校名をお書きください
  • 当会会員以外の方へ(今後、当会からの講習会等ご案内について、ご登録メールアドレスへの配信を希望される方はチェックを入れて下さい)

□希望する

 

【講師紹介】

松本和久先生 講演紹介 略歴

鍼灸医術は伝統医学であるがゆえに、「古典にそう書いてある」と言われると、それを“疑う”ことが困難であるように感じます。しかし大正から昭和にかけて名人と呼ばれた鍼灸師・沢田健先生は「書物は死物なり。死物の古典を以て生ける人体を読むべし。」と述べられています。すなわち古典に書かれたことを鵜吞みにするのではなく、“疑う”姿勢で実際の臨床と照らして真実を探求する重要性を説いています。同様に近代医学でも2018年本庶佑先生はノーベル生理学・医学賞受賞記者会見で、「まず、論文とか書いてあることを信じない。自分の目で確信ができるまでやる」と述べられています。

今回の講演では、通常の鍼灸臨床では常識とされている、1)取穴法、2)得気、3)鍼灸と按摩の関係、4)変形性膝関節症を含む膝痛の4つの内容について、“疑う”姿勢から導き出された私なりの見解をお話し、皆様の臨床の一助としてご活用いただければ幸いです。

 

1983年3月 高知医療学院 理学療法科 卒業

1983年4月 川崎製鉄水島病院(〜1985年3月)

1985年4月 かわらざき病院(〜1987年7月)

1987年9月 明治鍼灸柔道整復専門学校 鍼灸科 卒業

1987年8月 明治鍼灸大学付属病院 理学療法士

1988年3月 明治鍼灸柔道整復専門学校 柔整科 卒業

1990年4月 明治鍼灸大学付属病院 理学療法士長(〜2016年3月)

1991年4月 明治鍼灸大学 整形外科学教室 助手

1997年4月 明治鍼灸大学 リハビリテーション科学教室 講師

2008年3月 鍼灸博士号(鍼灸乙第十三号)取得

2012年4月 明治国際医療大学 リハビリテーション科学 准教授

2017年4月 明治国際医療大学 基礎柔道整復学講座 教授(〜2023年3月

2023年4月 松本鍼灸院 顧問

 

 

恵川光生先生 講演紹介 略歴

本講演では、SOT(仙骨後頭骨テクニック)ブロックを用いた骨盤矯正、および足関節のアライメント調整を、日々の施術に導入するための具体的な手法についてお話しいたします。

手技の解説にとどまらず、それに付随する「痛みの発生メカニズム」や「的確な評価・判断基準」についても深く掘り下げます。本講座が、皆様の今後のセラピスト人生を支える一助となり、臨床の幅を広げる新たなツールとなれば幸いです。

 

2004年 鍼師灸師あん摩マッサージ指圧師免許を取得

2004年~2020年 まりん鍼灸整骨院に勤務

2021年~ えがお笑顔訪問マッサージに所属

2022年  サロンを独立開業

現在に至る

2026/06/01

令和8年6月14日(日)神戸鍼灸マッサージ師会 地区講習会のご案内

令和8年5月吉日

 

神戸鍼灸マッサージ師会

会  長 井上 和哉

 学術部長 小川 結子

 

令和8年度神戸鍼灸マッサージ師会地区講習会のご案内

謹啓 立夏の候、ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。

さて、この度「令和8年度地区講習会」を下記の通り開催いたします。 今回は「市民ランナーのための疲労回復

 ~鍼灸・マッサージの実践アプローチ~」と題し、現場で即活用できる知識の習得と技術の向上を目的として

おります。

会員同士の親睦を深める貴重な機会でもございますので、ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます。 

                                          謹白

 

現場で役立つ実践スキルを学ぶ!

________________________________________

テーマ:市民ランナーのための疲労回復

~鍼灸・マッサージの実践アプローチ~

近年、健康志向の高まりとともに増加している市民ランナー。彼らが抱える特有の疲労やコンディショニング不

足に対し、我々鍼灸マッサージ師ができる最善のケアとは何か。

本講座では、スポーツ障害の第一線で活躍される松浦穣士先生をお招きし、機能改善を見据えた専門的アプロー

チについて学びます。

また、当日は実技で使用するセイリン株式会社製 鍼電極低周波治療器picorina(ピコリナ)のデモ機に関する

ご相談も可能ですので、導入をご検討中の方はぜひご活用ください。

【東洋療法研修試験財団生涯研修講座 4単位】

  1. 開催日時

令和8年6月14日(日)

13時30分 ~ 16時30分(受付開始:13時00分)

 

  1. 会場(会場開催のみ、WEBなし)

神戸市立総合福祉センター 4階第1会議室      

(所在地:神戸市中央区橘通3丁目4番1号)

URL:  https://kobe-sougoufukushi-cc.net/facilities/access_map/

※アクセス

 神戸高速鉄道「高速神戸駅」から徒歩3分

JR「神戸駅」から徒歩7分

神戸市営地下鉄「大倉山駅」から徒歩5分

※会場地下駐車場は障害者のみ利用可(入庫時に障害者手帳を提示)

 

  1. 内容(会場受講のみ) 定員 30名(先着順)

”             講習   13時30分~14時15分

”             実技   14時30分~16時00分(数名のグループになって実習します)

”             質疑応答 16時00分~16時30分

  1. 講師

松浦 穣士(まつうら じょうじ) 先生

”             スポーツ障害治療院 まつうらしんきゅう 松浦鍼灸大学堂 院長

”             学校法人関西医療学園 関西医療学園専門学校 教員

”             KATA(関西運動器障害研究会) 会長

【プロフィール】 臨床・教育・研究の三位一体を体現する、

スポーツ鍼灸・マッサージのスペシャリスト。 自身の治療院

にて多くのアスリートや市民ランナーの治療にあたる傍ら、

関西医療学園専門学校の教員として後進の育成に尽力。さらに

KATA(関西運動器障害研究会)会長として、運動器疾患に対

する精緻なアプローチの普及に努められています。

本講習会では「市民ランナーの疲労回復」をテーマに、解剖学

的・運動生理学的知見に基づいた、現場で即活用できる鍼灸・

マッサージの実践的なアプローチ法をご伝授いただきます。

 

  1. 費用

”             参加費は無料

”             資料代500円(紙資料を申し込まれた方のみ、当日受付にて申し受けます)

 

  1. 持ち物

”             筆記用具

”             患者衣などの着替え(更衣室あり)、または施術しやすい服装でお越しください(施術はおもに下肢)

”             バスタオル、タオル各1枚(各自、上掛けや枕として使用します)

 

  1. お申込み方法

申込期日 令和8年6月8日(月)までに、以下のいずれかの方法でお申し込みください。

”             メール:info@mam-kobe.com

”             電話 :080-6830-2377

”             申込フォーム: URL https://forms.gle/hoMobAs2bVqwnupG7

”             QRコード  スマートフォンのカメラで読み取ってください  

8.懇親会のご案内

講習会終了後、講師の先生を囲んでフォローアップ懇親会を行います。

JR神戸駅周辺で17時15分より2時間、会費5,000~6,000円程度で予定しております

(当日現金にてお支払いいただきます)。

参加希望の方は申込フォームにて出席される旨をご回答ください。

 

9.会員への加入申込み

当会の母体である兵庫県鍼灸マッサージ師会が協賛する小野ハーフマラソンや世界遺産姫路城マラソン等では、

大会前にボランティア施術にご協力いただける会員を募集します。未だ会員でない方で県師会の主旨、目的に賛

同される方は、是非この機会にご加入ください。今回の講習会で習得したスポーツ現場における専門的な技術を、

スポーツ領域での鍼灸マッサージの普及啓蒙活動に活かしていきましょう。【兵庫県鍼灸マッサージ師会会員申

込サイトhttps://mam-hyogo.or.jp/members/】

 

________________________________________

【お問い合わせ先】

神戸鍼灸マッサージ師会 学術担当:小川結子

電話番号:080-6830-2377

メール :info@mam-kobe.com

2026/06/01

◆令和8年度 年間行事予定表◆

(令和8年4月1日~令和9年3月31日)

令和8年

 4月12日(日)監査会・第1回業務執行理事会 10時~12時

   19日(日)第1回理事会 10時~12時

   21日(火)両会理事・監事選挙告示


 5月 3日(日)近連理事会 都シティホテル大阪天王寺

   24日(日)全鍼師会代議員総会・全鍼連盟総会・全鍼協同組合総代会

   31日(日)両会定時社員総会・第2回理事会 ウィズあかし704 13時~


 6月14日(日)地区講習会:神戸 

   21日(日)第2回業務執行理事会 10時~12時


 7月12日(日)第195回:夏期大学講座 10時~16時


 8月23日(日)第3回業務執行理事会 10時~12時


10月 5日(月)たるみ生き活き保健福祉フェア(鍼灸マッサージ普及啓発活動)

   11日(日)第4回業務執行理事会 10時~12時

   18日(日)東洋療法推進大会in北海道 京王プラザホテル札幌

   19日(月)東洋療法推進大会in北海道 京王プラザホテル札幌

   24日(土)第51回:にしのみや市民祭り(鍼灸マッサージ普及啓発活動)

   25日(日)第3回理事会・地区長会・学術担当者会議 10時~15時


11月14日(土)第36回:加古川ツーデーマーチ(鍼灸マッサージ施術ボランティア活動)

   15日(日)第36回:加古川ツーデーマーチ(鍼灸マッサージ施術ボランティア活動)

         全鍼協同組合研修会・全国都道府県師会長会議


12月 6日(日)第13回:小野ハーフマラソン2026(鍼灸マッサージ施術ボランティア活動)


令和9年

 1月17日(日)第5回業務執行理事会 10時~12時


 2月14日(日)第6回業務執行理事会 10時~12時


 3月 7日(日)第4回理事会 10時~12時

 

2026/05/26

東洋療法372号

東洋療法 372号(5月1日号)(電子ブック版)
※PDF印刷は電子ブック版から行えます

*****
目次
1  鍼灸マッサージを考える国会議員の会総会開催
   議連 新会長に加藤 勝信(かとうかつのぶ) 議員が就任
2  業務及び会計監査終了
3  令和7年度スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会(報告)
4  第19回地域健康つくり指導者研修会(報告)
5  フェムテック委員会の取り組みと今後の展望
6  第9回DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会(お知らせ)
7  第25回東洋療法推進大会in北海道 開催のご案内
8  「あはき法改正のための委員会」再開
9  Dr.タコのちょっとエッセイ 「男と女の壁・医療現場の壁」
10 信頼を支える説明・記録・対応の基本
11 中医学コラム(13)
12 第31回日本災害医学会学術集会新潟大会参加報告
13 令和8年度 行事カレンダー(予定)
14 NEWS
15 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
16 協同組合ニュース
17 編集後記
*****
以下本文


鍼灸マッサージを考える国会議員の会 総会 開催
議連 新会長に加藤 勝信(かとうかつのぶ)議員が就任
【写真:新会長、会場の様子、集合】

 令和8年3月12日、参議院議員会館1階講堂において、「鍼灸マッサージを考える国会議員の会総会」が開催されました。本総会には、関係国会議員をはじめ、あはき業界の主要団体代表者が出席し、業界の現状と今後の制度の在り方について活発な議論がおこなわれました。
 全日本鍼灸マッサージ師会からは、理事15名が出席し、冒頭、長嶺 芳文(ながみねよしふみ) 会長が挨拶に立たれ、日頃の施術現場に基づく課題や要望について述べられました。とりわけ、超高齢社会が進展する中で、あん摩マッサージ指圧師、はり師,
きゅう師が担う役割はますます重要性を増しており、在宅医療や介護の分野において地域住民の生活を支える存在としての期待が高まっている現状を共有しました。
 総会では、療養費制度の適正運用と見直しについて意見交換が行われ、現場の実態を踏まえた制度改善の必要性が確認されました。また、施術者の資質向上や人材育成、さらには国民に対するあはき業の正しい理解の普及についても議論が交わされ、安全で信頼される施術環境の整備が重要であるとの認識も共有出来ま
した。
 なお、本総会において、加藤 勝信(かとうかつのぶ)衆議院議員が新たに議連会長に就任されました。新体制のもと、業界が抱える諸課題の解決と制度のさらなる充実に向け、力強いリーダーシップを発揮されることが期待されます。
 本会としても、今回の総会で示された方向性を踏まえ、関係団体および行政との連携を一層強化しながら、あはき業の発展と国民の健康増進に寄与してまいります。引き続き、会員一人ひとりが専門職としての誇りと責任を持ち、社会から信頼される存在としての地位向上に努めますので、一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
                       (理事 中川 紀寛 なかがわとしひろ)


業務及び会計監査終了
【写真:監査風景、会長、監事の皆さん】

 令和7年度監査会が、4月16日、伊藤 徳也(いとうのりや)氏、常盤 和成(ときわかずしげ)氏の監事2名により行われ、全鍼師会の事業及び財務関係はすべて承認され、監査を終了した。
正味財産増減は次の通り。(財務委員会)

★令和7年(2025年)度 正味財産増減計算書
 前期正味財産 221,817,216円
 当期経常収益 65,639,769円
 当期経常費用 64,111,448円
 当期経常増減 1,528,321円
 当期経常外収益 0円
 当期経常外費用 0円
 当期経常外増減 0円
 当期正味財産 223,345,537円


令和7年度 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会(報告)
【写真:講師、実技の様子】

 2月21日・22日、横浜呉竹医療専門学校で令和7年度スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会が開催された。参加者総数108名(現地54名・オンデマンド54名)。スポーツケア委員会は地元県師会の先生方と協力し、昨年から国スポ(くにスポ)のバドミントン競技の選手、監督、コーチにケアを開始し、今後毎年各都道府県でおこなわれる国スポでケアをおこなっていく。
 今回から選手のケアのみならずコンディショニング、栄養指導、トレーニング指導など総合的に関わる知識を持ったトレーナーを養成することを目的とし、将来的には実業団や大学とコラボできるような高いスキルを持ったトレーナーを送り出し、息の長い講習会を目指す。
 座学では「スポーツドクターによるメディカルチェック」「栄養学」「わたSHIGA輝く国スポ(こくスポ)バドミントンボディケア実施報告」「症例報告」「女性アスリートにおける医学的トラブル」「現場コーチ・監督が見る鍼灸マッサージ師像」等、現場で実際おこなっている先生方に生の声を聞かせてもらった。
 実技ではテーピング「キネシオ」をおこない、教科書には掲載していない独自の手法を披露してもらい、現地参加でしか味わえない実技を受講生共に行った。現地参加には学生が多く参加しており現にトレーナー活動している者、将来目指したい者には大変好評で、活発に質問が飛び交い今までにない充実した講習会であった。来年度も更により良い講習会にしたいので多くの参加を期待したい。
                 (スポーツケア委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)


第19回地域健康つくり指導者研修会(報告)
【写真:講師、会場風景】

 3月7日・8日の2日間にわたり、第19回地域健康つくり指導者研修会を開催いたしました。本研修会は、鍼灸マッサージ師が施術にとどまらず、地域における健康支援を実践していくための研修として実施しているものです。本年度は「新たな職域の創出と予防の重要性」をテーマに、社会構造の変化や国の政策動向を踏まえ、エイジフレンドリー補助金、健康経営支援、介護予防の実践について体系的に学びました。
 第1日目は講義およびシンポジウムを通じて多職種の視点から議論を深め、第2日目は実技中心のプログラムにより、現場で活用できる具体的な手法を習得しました。
 本研修会が、参加者それぞれの地域における新たな役割の確立と、今後の実践につながる契機となることを期待しております。
                    (事業改革委員長 狩野 裕治 かのうゆうじ)


フェムテック委員会の取り組みと今後の展望

 フェムテック委員会では、会員の臨床知を集約し、女性の健康支援における新たな価値を創出する取り組みを進め、このたびフェムテック専用Webサイト https://www.femtech.zensin.or.jp/を開設。本サイトでは、フェムテックに関する基礎知識の整理に加え、鍼灸・マッサージによる関与の可能性や、今後の事業展開に関する情報発信をおこなっていく予定です。また、今後はオンラインコミュニティ(LINEオープンチャット)の構築を通じて、会員同士が女性患者に関する臨床経験や疑問を共有できる場を整備します。これにより、将来的には研修事業や認定制度、さらには臨床ガイドラインの策定へと発展させていくことを目指します。会員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
                   (フェムテック委員長 清水 洋二 しみずようじ)


第9回 DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会(おしらせ)

今年は大分で開催 !! 
是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております

【日時】7月26日(日)9時30分~16時
【会場】J:COMホルトホール大分 302・303会議室
    〒870-0839 大分県大分市金池南一丁目5番1号
【定員】140名
【参加費】日鍼会、全鍼師会、日マ会会員 :8,000円
     学生 :3,000円 一般 :10,000円
【参加申込締切】7月15日(水) 
 ※申し込み方法は後日 師会長メール・公式ライン・ホームぺージにて掲載します
【形式】 現地開催のみ
【受講資格】〇会員・非会員に関わらず災害支援に興味があり今後の活動を希望するはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師のいずれかの有資格者
      〇上記資格の養成校在学中で災害支援に興味がある学生
      〇DSAMと連携した災害支援活動を希望する医療職種・多職種の方
◆プログラム
 9時~ 受付開始
 9時30分~ 基礎講座
  (1) DSAMの概略・活動から見た今後の鍼灸・マッサージを用いた支援のあり方
  (2) 平時の訓練からつくる災害時連携~DMAT・JIMTEF・行政との接点
  (3) 鍼灸マッサージの強みと診療記録について大切なこと
 12時30分~ 実技 〝ロールプレイング″(レイアウト・ブース作成、模擬診療)
 15時30分~ 振り返り、質疑応答
                               (災害対策委員会)


第25回 東洋療法推進大会 in 北海道 開催のご案内

令和8年度「第25回東洋療法推進大会」は、下記の通り北海道札幌市で開催いたします。
今年度もハイブリッド形式にて、公開講座、特別講演・保険講演とシンポジウム等を企画していますが、申し込み方法等に少し変更がありますので、ご注意ください。
是非多くの方のご参加をお待ちしています!
日程: 10月18日(日)12時~10月19日(月)13時
会場: 京王プラザホテル札幌 ※ JR札幌駅から徒歩10分
    〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西7丁目2番地1
   (宿泊予約・お問合せ:TEL 011-271-0111)
参加費: 会員現地10,000円(Zoom 同額) 
※あはき免許の無い介助者 無料
     会員外現地20,000円(Zoom 同額)
     ※会員の紹介の場合、12,000円
学生(あはき養成校)2,000円(Zoom 同額)
後日オンデマンド視聴 3,000円
    (県師会単位の申込み:30,000円)
申込方法: 大会参加は、各都道府県師会又は、個人でGoogleフォーム※より申込
※後日ホームページ、師会長ネット等で公開予定
申込期間: 5月24日~9月10日(予定)
宿泊は、各個人の手配となりますので、よろしくお願いいたします。
(大会実行委員会)


「あはき法改正のための委員会」再開

 あはき等法推進協議会(中央7団体)では、令和6年度より、「あはき法改正のための委員会」を設置。各団体から2名の担当者が出席し計10回の委員会を開催し、最終的に示された計画案が、全会一致とはならなかったため中断していたが、今年度より再開することとなった。あはき等法は、制定当時から大きく社会環境が変化しているにもかかわらず、内容はほとんど変わっておらず、以前から時代遅れ感と法改正の必要性が指摘されている。令和7年2月に「広告ガイドライン」が発出されたが、その後の連携、指導体制の有効性についても課題が報告されている。
 この法改正が、国民の生命と財産を守るうえで必要であるという根拠(立法事実)を論じていく必要があり、全鍼師会として、都道府県法制担当者より意見を集め、推進協に提出し、議論を重ねていこうと考えている。
                     (法制委員長 森 孝太郎 もりこうたろう)


Dr.タコのちょっとエッセイ  「男と女の壁・医療現場の壁」

 男女はもともと脳の働きが違うことを了解すれば多くのトラブルを回避できると解説した本がかつてベストセラーとなりました。男性は狩猟をおこなってきた名残で空間的認知力に長け、女性は住まいを守り人々と和して生きてきたために、感情の機微を察知する面が強いなど。是非はさておき、タコは何度も膝を打ちました。

 その一つ。妻は夫が帰ってくるとその日にあったことを話して聞かせる。夫は問題を提起されたと思い、合理的な解決策を示すのだが、妻はいっこうに喜ばない。女性は話を聞いてもらいたいので、必ずしも解決策を求めているわけではないことを男性が認識しないためのすれ違いであると。
 これを読んで得心した私は、外来に来る女性もそうなのでは?と日ごろの疑問に答えを得た気分でした。「なにしろ具合が悪い」とあれこれ並べられる女性に対し、医者として鑑別診断を検討して解決策を探る日々でしたが、得心ある反応は得られません。しかし「それは大変だねぇ」と聞いてあげるだけで満足して帰られることもあるのです。
 むろん症状をこれのみでは説明できません。むしろ「コントロールできないものに支配されている」ということを肝に銘じておいた方が、男女のコミュニケーションでは大切だということになりそうです。わかった気になっても、相変わらず実生活ではいさかいを繰り返してしまうのも男のサガですけど、ふー。
 さてタコはかつて准看護学院の学院長を務めさせていただいたことがあります。その戴帽式を前にナイチンゲールの書籍を読み直す機会がありました。看護師を目指す方は一度は教えられるのでしょうが、「看護師よりもむしろ、臨床の医師たちに読んでいただきたい内容である」というレビューがありました。
 彼女は「著述家・看護の発見者・優れた看護管理者・科学者・統計学者・衛生改革者・病院建築家・社会改革者としての側面を有する」と評価されています。
 「この世で、病人に浴びせかけられる忠告ほど、虚ろで空しいものはほかにない。それに答えて病人が何を言っても無駄なのである。本当のことを何も知らないで、しかもそれを尋ねることはできないと自認しながら、それでいて忠告を与えることのほうが、一層失礼ではないか」。確かに苦しい状況にある人に、これまでの原因や非を攻めても何にもならないが、我々はそれをしてしまいがちです。
 「人びとはよく、10年15年とか病人の世話をしてきた看護師のことを『経験を積んだ看護師』という。しかし経験というものをもたらすのは観察だけなのである。観察をしない女性が、50年あるいは60年病人のそばで過ごしたとしても、けっして賢い人間にはならないであろう」。
 医師として事務や看護師から受診者の状態を告げられることは日常ですが、その時に認識の違いを感じます。「熱があるというんですが」「何歳の人?男性・女性、通院状況は?」「えっと、聞いてないです」ある場合は、「しばらく意識を失って回復したようです」「バイタル(血圧、脈拍、酸素飽和度)は?どういう状況だったのかな?」「えっと、確認します」私にしてみれば当たり前なのですけど。
 看護を天職と捉えていた彼女は「何かに使命を感じるとはどういうことであろうか?それは何が『正しく』何が『最善』かという、あなた自身が持っている高い理念を達成させるために自分の仕事をすることであり、もしその仕事をしないでいたら『指摘される』からするというのではない」「看護師は、自分自身の理念の満足(使命感)を求めて病人の世話をするのでない限り、他からのどんな『指示命令』によっても、熱意を持って看護することはできないであろう」とも言っています。  
 看護師を医師と読み替えても通じる気がします。医療環境が変化し、行政からの要請、経済状況の悪化、多々あるにしても、信念として彼女の直裁で誠実な言葉を常に思い起こしたいと思います。
+++++
Dr.タコ
昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。
田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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信頼を支える説明・記録・対応の基本   顧問弁護士 井上 雅人(いのうえまさと)

 先日、高齢の父親が入所している施設で起きた介護事故について相談を受けました。父親がトイレの介助を受けている際に転倒し、骨折したという事故でした。相談者である息子さんが施設に事故の状況を尋ねても、「いま調査しています」との返答にとどまり、具体的な説明や謝罪はなかったとのことです。施設には日頃からお世話になっているものの、その対応には納得できないというお話でした。家族としては、専門職が介助しているにもかかわらず、なぜこのような事故が起きたのかと疑問に思うのは当然のことです。また、施設の中で起きた出来事である以上、きちんと説明してもらえなければ、何が起きたのか分からないという不安な気持ちも理解できます。
 一方で、施設側からすれば、事故の状況を正確に把握しないまま説明してしまうと、不正確な内容になってしまうおそれがあるため、事故直後には詳しい説明ができないこともあります。この点は、ある程度やむを得ない面もあるでしょう。しかし、それでも大切なのは、家族の気持ちへの配慮です。たとえば、「現時点で分かっていることはここまでです。担当した職員からの聞き取りが終わりしだい、改めて詳しくご説明します」といった一言があるだけで、家族の受け止め方は変わると思います。また、施設側が「謝罪すると責任を認めたことになるのではないか」と思い込んでいる場合もあります。しかし、本来、安心して暮らせるはずの施設内で事故が起き、利用者本人や家族に不安を与えたことについて謝罪することは、通常、法的な責任を認めたことにはなりません。この点を取り違えてしまうと、家族との間に不要な行き違いが生じ、結果として法的な紛争にまで発展してしまうこともあります。それは、家族にとっても施設にとっても、とても残念な結果といえるでしょう。
 こうした問題は、介護の現場に限らず、医療や施術の場面でも同様に見られます。鍼灸マッサージ師の施術に関しても、患者とのトラブルが生じることはあります。訴訟にまで発展するケースは決して多くないと思われますが、そのような事案では、施術そのものの当否よりも、説明や記録、そして事後対応のあり方に問題がみられることが少なくありません。例えば、施術後に患者の症状が悪化したことをきっかけに損害賠償請求がなされた裁判例では、施術内容自体に重大な過失があったとまでは認定されませんでした。しかし、最終的に施術者側の責任が認められた理由は、「リスクについて十分な説明がなされていなかった」点にありました。施術に伴い一定の痛みの増悪や身体反応が生じ得ることは、専門家である施術者にとっては常識の範囲かもしれません。しかし裁判所は、「患者がそのリスクを理解し、施術を受けるかどうかを自ら判断できる程度の説明がなされていたか」という観点から検討します。その結果、口頭での簡単な説明にとどまり、記録も残されていなかった当該事案では、患者の自己決定権が十分に保障されていなかったとして、説明義務違反が認められました。
 このように、裁判で重視されるのは「専門家として当然知っていること」は大前提ですが、そのことが「患者にどこまで伝わっていたか」という点です。しかも、後から説明したと主張しても、それを裏付ける記録がなければ、施術者側の言い分は採用されにくいのが実情です。カルテや同意書は単なる形式ではなく、自らを守るための重要な証拠となります。施術前の状態、施術内容、説明した事項、患者の反応といった基本事項を具体的に記録しておくことは、紛争予防の観点から極めて重要です。
 また、施術の結果が思わしくなかったとしても、それだけで直ちに責任が認められるわけではありません。裁判では、結果そのものではなく、「その結果を予見できたか」「回避することが可能であったか」が問われます。したがって、既往歴の確認を怠ったり、適応を慎重に判断すべき場面で漫然と施術をおこなったりしていると、「避けられた結果」と評価される可能性が高まります。他方で、必要な問診や評価を尽くし、合理的な判断のもとで施術を行っていたことが記録から明らかであれば、仮に結果が思わしくなくても、責任が否定される余地はあります。
 さらに見落とせないのが、トラブル発生後の対応です。実際の裁判例を見ても、紛争が深刻化するかどうかは、初期対応に大きく左右されます。症状の悪化を訴える患者に対し、十分な説明をおこなわなかったり、不信感を抱かせる対応をしてしまったりすると、それ自体が新たな紛争の火種となります。逆に、事実関係を丁寧に確認し、現時点で分かっていることと分からないことを誠実に伝える姿勢を示すことで、法的紛争に至る前に解決できるケースも少なくありません。ここでいう誠実な対応とは、患者の不安や疑問に正面から向き合う姿勢です。
 以上のように、トラブルの原因は、特別な知識や高度な技術の欠如というよりも、基本的な業務に問題がある場合が少なくありません。すなわち、説明を尽くすこと、記録を残すこと、そしてトラブルに誠実に対応することです。施術の質を高める努力はもちろん重要ですが、それと同時に、今回お話した視点から日々の業務を見直すことが、結果として患者との信頼関係を守り、ひいては自身を守ることにもつながります。日々の説明と記録、そして対応のあり方を、今一度確認してみてはいかがでしょうか。

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中医学コラム(13)

北京中医薬大学国際学院 名誉顧問・名誉主任 梅野 弘樹(うめのひろき)
 梅野(うめの)先生は北京中医薬大学国際学院名誉顧問・名誉主任として多くの書籍を執筆する傍ら、「中医学講座」(隔月)、「太極拳教室」(毎月2回)を通して日本での中医学普及に努めておられます。
ホームページ:http://hiroharikyu.com

 2026年の十干十二支(じゅっかんじゅうにし)は丙午である。
 さて読者の皆さん、毎年変わる干支について何か不思議に思わないだろうか・・・。
 いったいこの干支、いつを起点にして始まったのだろう。

 十干十二支の起点は紀元前2697年である。何故、紀元前2697年なのか。諸説あるが、私が採用しているのは「黄帝即位説(こうていそくいせつ)」である。ちなみに「黄帝誕生説(こうていたんじょうせつ)」というのもある。
 紀元前2697年と言えば、中国大陸の北方では黄河文明(こうがぶんめい)の後期に当たる黒陶文化(こくとうぶんか)、南方では長江文明(ちょうこうぶんめい)が花咲いていた時代である。
 盤古(ばんこ)の後、三皇五帝(さんのうごてい)と呼ばれる中国大陸の覇者(はしゃ)がいたとされる伝説の時代に当たる。
 三皇とは伏羲(ふぎ)、女媧(じょか)、神農(しんのう)の3人をいう。
 五帝とは黄帝(こうてい)、顓頊(せんぎょく)、嚳(こく)、堯(ぎょう)、舜(しゅん)の5人をいう。
 ちなみに、十干十二支はカレンダーの役割も果たしてきた。
 殷(いん)の時代の甲骨文字(こうこつもじ)を見てみると、日付を1日、2日と数字で表さず、1日を甲日(こうじつ)、2日を乙日(おつじつ)というように十干で示していた。
 そして10日かけて十干が一周すると、この10日間を「旬(しゅん)」と呼んだ。これが「上旬(じょうじゅん)」「中旬(ちゅうじゅん)」「下旬(げじゅん)」の由来である。
 1年を四季に割り当てると1つの季節は3ヶ月となる。この3ヶ月をさらに3つに分けて、最初の月から順番に「孟(もう)」、「仲(ちゅう)」、「季(き)」と呼び、例えば春の最初の月(旧暦1月)ならば「孟春(もうしゅん)」、旧暦2月ならば「仲春(ちゅうしゅん)」、旧暦3月ならば「季春(きしゅん)」となる。故に、旧暦(きゅうれき)の1月10日ならば、孟春月上旬癸日(もうしゅんづきじょうじゅんみずのとび)という表現になるのだ。

 十干(じゅっかん)は甲(きのえ)から癸(みずのと)までの10種類を言うが、それぞれに意味があり、しかもその意味は自然の法則に従うという徹底ぶりである。
 甲(きのえ)は亀の甲羅を表していて、「被(かぶ)せる」「覆(おお)う」などの意味がある。種がまだ堅い殻(から)に覆われている状態を表している。手で亀の甲羅を潰(つぶ)す行為を表している漢字が「押」である。
 乙(きのと)は屈曲している姿を表していて、ジグザグに進む意味がある。種から出た芽が地上に出ようとして曲がりくねっている状態を表している。人が色々と考えをめぐらしているのが「亿」(億)である。
 丙(ひのえ)は脚を両方向に伸ばした状態を表していて、「広がる」などの意味がある。土中の芽が両方向に伸びている状態を表している。人体にとって邪悪なものが広がることを表わしているのが「病」である。
 丁(ひのと)は硬度が増して直線になった姿を表していて、ピンと立っている意味がある。ようやく芽が地上に現れて、ピンと立った状態を表している。ピンと立っている金属が「釘」である。
 戊(つちのえ)は戈(ほこ)を表していて、「刈り取る」という意味がある。地上に出た芽が刈り取れるくらい生長した様子を表している。刈り取ることに注目するのなら「鉞」、地上に出た芽に注目するのなら「茂」という漢字になる。
 己(つちのと)は糸が規則正しく巻かれている糸巻(いとまき)を表していて、「秩序」という意味がある。植物が理想とする姿になった状態を表している。糸へんを付けてさらに秩序を強調したのが「紀」である。
 庚(かのえ)はY字型を表していて、杵(きね)を両手で持ち上げている意味がある。生長した茎が枝分かれする状態を表している。杵を両手で持ち上げて脱穀する庚からこぼれ落ちた籾(もみ)を表したのが「康」で、これに米へんを加えて強調したのが「糠(ぬか)」である。
 辛(かのと)は刺青をする針を表していて、「剪定(せんてい)」という意味がある。生長した植物を剪定や伐採(ばっさい)する様子を表している。辛、木、斤を組み合わせたのが「新」で、植物を剪定あるいは伐採した際の切り口の新鮮さを表している。
 壬(みずのえ)は中心部が膨れるように糸を巻いた一本の棒を表していて、「妊娠」という意味がある。植物が受粉した状態を表している。女性が妊娠したことを強調したのが「妊」である。
 癸(みずのと)は四方に突き出た刃を持つ鉾(ほこ)を表していて、回して突き刺すことから「回転」という意味がある。植物の生長が一周した状態を表している。植物で花弁(かべん)が多く、四方に花を咲かせるのが「葵」である。

 中国大陸で育まれてきた文化は、必ずと言っていいほどバランスがとれている。同じ法則性の中で全てが語られるのである。これは長い歴史があればこそ為せる業なのではないだろうか。

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第31回 日本災害医学会学術集会新潟大会参加報告
【写真:発表の様子、大会ポスター】

 3月19日から21日まで、新潟市朱鷺メッセで会頭 高橋 昌(たかはしまさし)新潟大学大学院医歯学総合研究科災害医学・医療人育成分野特任教授のもと、全国から災害医療に携わる医療職のほか自衛隊、消防、警察、行政、ボランティアの方々を含む約3,000人以上参加、1,000以上の演題が集まり盛大に開催された。
 今回のテーマが「災害を科学する」ということで今までの経験を科学的に分析し、そのエビデンスをもとに人材育成教育や社会システムへの働きかけ、資機材の開発、研究を次に起こりうる災害に適応し検証するといった社会活動と有機的なサイクルを構築することを目的とした学術集会であった。また、東日本大震災から15年、熊本地震から10年という節目でもあった。
 今回も鍼灸マッサージ師が多く演題を提出し、パネルディスカッション2題(仲嶋 なかじま・矢津田 やつだ)、ポスター発表5題中3題(朝日山 あさひやま・榎本 えのもと・古田 ふるた)が採択され発表した。
 発災時に鍼灸マッサージ師による支援者支援の活動が現場の行政や医療従事者に少しずつ浸透してきている印象を受けた。会場でも顔の見える関係性も構築しつつあった。
                   (災害対策委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)

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令和8年度 行事カレンダー(予定)

日程、行事名、場所の順番で掲載
5月24日、定時総会/全日本鍼灸マッサージ師連盟総会/日本鍼灸マッサージ協同組合総代会、東京都(新宿区)
7月1日~31日、JIMTEF災害医療研修ベーシックコース、オンライン
7月26日、DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会、大分県(大分市)
10月1日~31日、JIMTEF災害医療研修ベーシックコース、オンライン
10月11日~14日、青の煌めきあおもり国民スポーツ大会(バドミントン競技)、青森県(黒石市)
10月18日・19日、第25回 東洋療法推進大会in北海道、北海道(札幌市)
11月8日、都道府県師会会長会、東京都(新宿区)
11月28日・29日、認定マッサージ師・認定機能訓練指導員講習会(基礎講義)、東京都(中央区)
2月6日・7日、認定マッサージ師・認定機能訓練指導員講習会 (実技講習)、東京都(中央区)
2月、スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会、神奈川県(横浜市)
3月、地域健康つくり指導者研修会、東京都(新宿区)
※各都道府県師会でも講習会・各種スポーツケア等開催されますで、各師会にご確認ください

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News ★事務局移転のご案内(3月16日現在報告)

新潟県師会 
 事務局:〒950-0991 新潟市中央区下所島2-10-14 
              グランフォール203
     TEL:025-244-6666 FAX:025-250-5909

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インフォメーション  研修会・イベント開催予定

各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下さい)
なお、全鍼師会HP:トップページ内「全鍼ニュース」もご参照下さい。

月日、師会名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で掲載
5月17日、島根、13時~16時、ホテル武志山荘、COPD診療における漢方の役割~麦門冬湯と補中益気湯の交換~、可、無料、4単位
6月7日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校とオンライン【ハイブリッド】、加賀・三策塾、可、無料、2単位
6月12~14日、石川、11時~15時45分、富山国際会議場と富山市民プラザ、日本東洋医学会学術総会、可、会員15,000円~17,000円 会員外16,000円~18,000円、5単位
6月21日、石川、10時~15時、金沢市新神田公民館、スポーツボランティア ソフトバレー大会、不可、―、2単位
7月5日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校とオンライン【ハイブリッド】、加賀・三策塾、可、無料、2単位
※研修単位は会員のみ

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協同組合ニュース

更新がまだの先生はお急ぎください!
110番の更新振込期限は5月15日(金)です!

110番補償制度の特徴
・カスタマーハラスメントに対応可能な弁護士費用特約プランをご用意
・高額賠償にも対応できる、支払限度額3億円のプランをご用意
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 会員の皆様のあらゆるニーズに対応する、日本鍼灸マッサージ協同組合の賠償責任保険。
 協同組合では、事故の相談室を設置しており、万が一の際の相談や事故対応にも自信があります!
 保険期間は6月1日からの1年間ですが、随時中途加入も可能です。まだ加入されていない先生は日本鍼灸マッサージ協同組合のホームページをご確認いただき、ぜひご加入をご検討ください!

  110番補償制度に関する疑問や確認、お問合せは日本鍼灸マッサージ協同組合ホームページまで
  https://www.jammk.net

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編集後記

 これから夏に向かって、「痩せたい」と思っている人は多いと思います。患者さんでも、女性の大半の方がしばしば「痩せなあかん」と、おっしゃいます。しかし、本気で考えているわけではなく、「願望」として述べられている方が多いので、求められない限り具体的なアドバイスなどはしていません。たまに求められた際には、一般的なお話ですがと前置きして、「摂取量」を減らすことと、「消費量」を増やすことをお勧めします。これを言うと、「ワタシ、そんなに食べてないです。」と返ってきます。私の経験では、ほぼ100%の確率です。これ、なんでですかね?「そんなに」とは、誰と比較しているのでしょうか?お相撲さんとか、大食い女子とかですかね?(笑)「好きなもの、甘いものを好きなだけ腹いっぱい食べて、あまり動かずゴロゴロして、なおかつ痩せたいんですね。」と言いたいところですが、嫌われるだけなので言いません。言うとすれば「〇〇さんはダイエットなんか全然必要ないですよ~。」とかでしょうか。(笑)今回も「編集後記」をお読みいただきありがとうございます。
 電子ブックの音声(読み上げ)機能を廃止する方向で検討中ですが、音声機能が無いと読まれないという方はご一報ください。 
 (広報IT委員長 廣野 敏明 ひろのとしあき)

以上本文

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◇学校法人呉竹学園 東京呉竹医療専門学校
 高めよう、臨床力を。広げよう、可能性を。
 第45期 鍼灸マッサージ教員養成科 学生募集
 2027年4月入学(修業年限:2年)(募集定員:25人)
 ●入試日程・試験科目
 1次募集 2026年10月25日(日)
      出願期間:10月7日(水)~10月21日(水)
 2次募集 2026年12月6日(日)
      出願期間:11月18日(水)~12月2日(水)
 試験科目 学科試験(記述形式)・面接
 東京呉竹医療専門学校 東京都新宿区四谷2-9-5 5号館
            TEL:03-5315-4093

以下奥付

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名称  鍼灸マッサージ情報誌 東洋療法
代表者  長嶺 芳文(ながみね よしふみ)
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銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
     名義/公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会 
発行人  長嶺 芳文(ながみね よしふみ)  編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろの としあき)
購読料  3,600円 〒共(会員は会費より)

口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

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