2019/03/26
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合格おめでとうございます!
是非、私達と共に学び活動し、日々進化する鍼灸マッサージ業会に皆様のお力を!
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2019/03/26
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2019/03/20
2019.03.19 ビジネスジャーナル
「花粉症、鍼(はり)治療で症状緩和…発症前や極力早めの治療で効果大」という記事が、ビジネスジャーナルの公式サイトに掲載されています。
花粉症は毎年2月ぐらいから話題に上り始め、3月から4月にかけてピークになります。
多くはスギ花粉が原因とされていますが、それ以外にもヒノキなど、あるいは春以外にも症状が出る人がいらっしゃいます。
夏にはイネ科、秋にはキク科など、さまざまなようです。
そのような花粉がアレルゲン、つまりアレルギーの原因となって、体内において異物への反応として、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れるわけですね。
アレルギーは体の免疫機構の過剰反応ともいわれますが、いったん症状が出てしまうと、なかなかおさまらず、落ち着かない状態が続きます。非常にやっかいですね。
今年は特に、例年より花粉の飛散量が多いといわれていますので、花粉症を持っている人にとっては憂鬱な季節となりそうです。
この花粉症の症状を鍼灸治療で軽減できるかもしれない、という内容が今回ご紹介する記事です。
免疫機能が乱れるということは、体内の自動調節機能がくずれるということかもしれません。
鍼灸は体内でくずれたバランスを整える方向に効果的であるといわれますので、こういったアンバランスを戻すのは得意分野なのだろうと考えられます。
花粉症の主な症状は前述の通り、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどですが、ほかにも鼻の粘膜が痒くなったり、涙の分泌が多くなったり、頭痛が出てしまう人もいらっしゃるようです。
鍼灸治療ではこういった局所的な症状を抑えるために、局所的なツボが使われることもありますが、局所から離れたツボも数多く使われます。
あるいは、そういった直接的な症状緩和ではなく、根本的な、アレルギー反応という過剰反応を抑えるための、「体内バランス調整」という目的でツボが選択されることもあります。
今回の記事では、そのような内容も書かれています。
「局所的な効果」と「遠隔の作用」で症状を抑制、という部分で下記のように書かれています。引用させていただきます。
また、花粉症の症状が出てからではなく、出る前に手を打つといいと紹介されています。
そして、局所的な冷えの改善も必要なようですね。
そのあたりは鍼灸の「バランスを整える」という目的にも合致する部分かもしれません。
当サイトでもアレルギーや花粉症に対して鍼灸治療が有効であるという記事をご紹介してきました。
こちらもあわせてご参照ください。
⇒ アレルギー性鼻炎ガイドラインに鍼治療が掲載 ? アメリカ
肩こりや腰痛だけではなく、体のバランスを整えてくれる可能性がある鍼灸治療ですが、花粉症やアレルギーの改善にも期待できそうですね。
今回の記事の詳細は、「ビジネスジャーナル」のサイトをご参照ください。
◆ビジネスジャーナル ヘルス・ライフ – 花粉症、鍼(はり)治療で症状緩和…発症前や極力早めの治療で効果大
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27053.html
2019/02/26
西神戸地区では昨年度は「不妊鍼灸」の講習会を行いました。無事に妊娠、出産ができると、そこからは子育てが始まります。子育て中にも様々なトラブルや悩みは尽きないものです。そこで、今回は子育てにおいても特に授乳期のトラブルに対して研鑽を深めるべく、寺小屋お産塾代表の田中先生をお招きして講習会を開催致します。もし、あなたが「不妊鍼灸専門で産後の診察は行なわない」という方針でなければ妊娠、出産、子育てと一環して患者さんのサポートができるメリットは大きいのではないでしょうか。産後ケアについても興味があるという方は是非ご参加ください。
開催日時:2019年4月7日(日)13:30~16:30
(フォローアップ懇親会は明石駅近辺で17時からの予定)
会場:〒673-0886 兵庫県明石市東仲ノ町6番1号 アスピア明石北館8階
(明石市生涯学習センター)学習室803
会場TEL:078-918-5600
アクセス:JR神戸線/山陽電鉄「明石駅」南側ロータリーに出て左手、徒歩3分
googlemapsアドレス:https://goo.gl/maps/xrykxyaADCH2
講師:寺子屋お産塾 http://www.kyoto-terakoya.jp/ 代表 一橋アシラム院長 田中寿雄 先生
講題:「入江式FTシステムを用いた産後ケア~主に母乳改善の意義と診察・診断・処置について~」
参加定員:20名
参加費:無料
参加申込締切:2019年4月5日(金)
※西神戸地区講習会に参加希望の方は
①氏名
②所属地区
③資料種別(活字 or 点字)
④ガイドヘルパーの有無
⑤懇親会の参加有無を下記申込先までお知らせください。
尚、懇親会会費は4000円程度を予定しています。
参加申込先:西神戸地区 学術・広報部長 井上まで。
TEL:078-913-6623(鍼灸治療院 和み堂)
e-mail:info@mam-westkobe.com
2019/02/25
2019.03.18 / 03.25 NHK 総合テレビ
「東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~」Part1が3月18日(月)、Part2が3月25日(月)、どちらも22時45分よりNHK総合テレビで放映されます。
ここ最近は、東洋医学や鍼灸に関する番組が多いですね。
直近では次のような番組がありました。
⇒ NHK ガッテン「新原因 発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP」
また、昨年2018年には下記のものもありましたね。
⇒ 東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~ NHK総合テレビ
⇒ 偉人たちの健康診断「徳川綱吉」 鍼灸治療の効果とは? - NHK BSプレミアム
今回の番組は「東洋医学 ホントのチカラ」と同タイトルですので、同じシリーズということですね。
「科学的ではない」とよく言われる鍼灸ですが、ここ何年かは、だんだんとそのメカニズムが解明されつつあるようです。
今回はパート1とパート2に分けて、鍼灸治療についての特集が組まれたんですね。
NHKの公式サイトの説明では次のように書かれています。下記に引用させていただきます。
今西洋医学では手が届かない症状への解決策として東洋医学が世界中で注目されている。その理由は最新科学が治療のメカニズムを解き明かしつつあること。これまでは「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄(やゆ)されることもあった東洋医学に大きな変化が起こっているのだ。今回特に鍼灸にスポットを当て、全2回のシリーズでその理論と効果を科学的な実証を交えて紹介していく。パート1ではツボや経絡のメカニズムに迫る
【出演】北里研究所東洋医学総合研究所 医長…伊藤剛,明治国際医療大学教授…伊藤和憲,東京大学附属病院リハビリテーション部…粕谷大智,【リポーター】土田晃之,【語り】新井秀和
今、西洋医学では手が届かない症状への解決策として東洋医学が世界中で注目されている。その理由は最新科学が治療のメカニズムを解き明かしつつあること。これまでは「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄(やゆ)されることもあった東洋医学に大きな変化が起こっているのだ。今回特に鍼灸にスポットを当て、全2回のシリーズでその理論と効果を科学的な実証を交えて紹介していく。パート2では美容鍼や海外の利用例を紹介。
【出演】東京有明医療大学教授…安野富美子,東京都長寿医療センター…堀田晴美,【リポーター】菊地亜美,【語り】新井秀和
当サイトでも海外のニュースを数多く取り上げていますが、今、欧米を始めとして世界中で東洋医学が注目されてきているようです。
鍼灸にどのような効果があるのか、なぜハリをすると痛みが軽減するのか、さまざまな実験や研究によって、その理由が少しずつ解明されてきているのかもしれません。
前回の「ガッテン」でも、鍼を刺すことで筋膜のゆがみが整うのではないか、という解説がありましたが、少なくとも鍼の効果は「気休め」ではなさそうです。
人間がもともと持っている「自然治癒力」を活用するといわれている鍼灸ですが、今後ますます研究が進むことによって、人々の健康に貢献していけるといいですね。
番組の詳細については、NHKの公式サイトをご参照ください。
NHKのこの番組の公式サイトはこちらです。 ⇒ 東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~
2019/02/20
東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「診断名がついていない状態でも、はり・きゅうの治療を受けることができますか? 」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。
病気になった時には、医学的に何らかの診断名がつきますね。
坐骨神経痛、肩関節周囲炎などの運動器疾患を始めとして、急性胃炎、気管支炎、過敏性腸症候群など、内臓の問題も含めてさまざまです。
しかしながら、体調が悪くてお医者さんにかかり、検査としては「特に異常なし」ということで診断名がつかないケースもあるんですね。
東洋医学的には、なんとなく不調、具合が悪いという場合でも、治療の対象となり得ます。
鍼灸では特に、体内のバランスを整えることを目的とする場合が多いので、施術をしても大丈夫なんですね。
体にはり・きゅうをすることで、人間がもともと持っている自然治癒力を活用しながら、不調を改善していくようなアプローチが可能です。
テレビのコマーシャルでも以前より、「なんとなく不調」という状態を、東洋医学では「未病(みびょう)」とし、病気になりつつある状態、と説明されます。
症状としてはそこまで強くはないけれどもだるい、疲れやすい、などという状態の時には、鍼灸治療をしてみる価値はあるかもしれません。
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
公益社団法人 東洋療法学校協会は、下記を活動目的としている団体です。
→ 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。
2019/02/05
健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上正康
井上正康先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!
ご連絡は下記URLより。
健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/
厳しい世論の風圧に曝されている政治家の中には深海魚的形相の御仁も珍しくない。生物は様々な圧力に影響されるが、これは人間社会のみならず水中世界でも同じである。ヒトが素潜りで到達した水深の世界記録は214 mであるが、この深度では22気圧もの圧が全身にかかってくる。この程度の水圧では動物の遺伝子、蛋白質、細胞膜などの機能は影響を受けない。深海の一番深い場所は1万 m以上もあり、そこには暗黒の未知世界が広がっている。これまでに魚が発見された最高深度は水深8370 mであるが、水圧は10 mごとに1気圧増えるのでこの水深では838気圧にもなる。この様な超高圧では細胞の遺伝子や酵素なども押しつぶされて生命活動を維持できない。超高圧下では高分子内に水の分子が浸入して立体構造を破壊して水中毒を起こす。生体高分子の水中毒による機能不全が魚の生存限界深度を決めているのである。
最近、肉を食べるとトリメチルアミンオキシド(TMAO)が生じ、コレステロール代謝を介して動脈硬化を促進するとの説がネイチャー誌に報告された。コレステロール悪玉説が破綻してターゲットを見失った動脈硬化の研究者達はこの論文を切掛けにTMAOを新たな悪玉として注目し始めた。TMAOは肉のリン脂質、神経伝達物質のアセチルコリン、脂肪酸代謝に重要なカルニチンなどが腸内細菌(プレボテラ)により分解されて生じるプラスの荷電分子である。実はTMAOは築地や魚屋の軒先で鼻をつくあの魚臭物質の本体で肉よりも魚貝類に遥かに多く含まれている。しかし、魚を多く食べると動脈硬化が予防されることはあっても促進される事はない。
興味深いことに、この魚臭物質は魚の生息深度が深くなると著しく増加し、特に深海魚はこれを大量に持っている。TMAOは水分子と強く結合して浸透圧を調節するオスモライトであり、魚の体内に水分を保持する効果がある。魚のTMAOは水深が深くなる程多くなり、深海魚はこれを利用して浸透圧の調節と同時に生体高分子を保護して超高圧の環境に適応しているのである。超深海ではTMAOが生体高分子の表面で水と強く結合して“分子の鎧”となり、遺伝子や酵素分子の水中毒を抑制しているのである。しかし、水深8400 mで生じる841気圧下で生きるには超高圧下の花崗岩内を動き回る強靭さが要求される。TMAOの高分子保護機能にも限界があり、841気圧以上の超深海では鎧機能も発揮できなくなる。驚くべきことに、地球で最も深いマリアナ海溝の水深1万 m以上の超深海底にもヨコエビやナマコが生息し、グアム島南のシレーナ海溝では水深1万500 mもの超深海から甲殻類が採取されている。この様な超深海では流石のTMAOも役に立たず、高分子が圧縮凝集されて生物機能が失われてしまうのでTMAO以外の耐圧機構を持たなければ生きていけない。この1000気圧もの超水圧下で生息している生物にはシロイノシトールと呼ばれる糖アルコールが高濃度に存在し、高分子の間に割り込んで分子同士の凝集を抑制して遺伝子や酵素蛋白が押し潰されない様に保護している。イノシトールに燐が濃縮結合したフィチン酸は玄米の胚芽に高濃度含まれており、発芽した細胞の成長を支える主要栄養素でもある。各種の神経変性疾患では様々な蛋白質が脳内で凝集して神経細胞を障害する。アルツハイマー病ではタウ蛋白が凝集して神経細胞死を誘起するので、この凝集を特異的に抑制する物質が見つかれば病気を予防できる可能性が期待されている。体内に存在する全ての代謝物は生物進化の過程で夫々に多様な機能を獲得しており、善悪で一元論的に考えるのは危険である。
転載:月刊東洋療法290号
公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会
2019/02/04
更年期障害のホットフラッシュの改善には鍼灸かヨガがいいという記事が、アメリカの放送局のサイトに掲載されています。(kfgo)
ホットフラッシュは、エストロゲンというホルモンが加齢に伴って減少することで起きるもので、突然暑く感じて汗が出てくる不快な症状であることが知られています。
ノースカロライナ州で30年間更年期の研究をしてきたナンシー・エイビスさんによると、更年期の女性は1日に何度もホットフラッシュを経験する人が多いそうです。
この症状は、減少したホルモンを注射で補うというホルモン療法で改善できるため、かつてのアメリカではホルモン療法が盛んに行われていたんですね。
ところがホルモン療法は、心臓発作、脳卒中、血栓、乳がんなどのリスクの上昇につながるとわかり、近年、多くの女性が薬を使わない代替療法を探すようになってきたようです。
エイビスさんは代替療法の効果を調べるため、参加者をグループ分けして、鍼灸、ヨガ、健康講座の受講、何もしないなどのグループに分けて約8週間にわたって調べたそうです。
その結果、鍼灸とヨガは、更年期のホットフラッシュを軽減するという結論なったそうですね。
シカゴ大学で閉経プログラムを手がけるモニカ・クリスマス博士は、この研究結果を踏まえて今後の課題をコメントした部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆鍼灸とヨガは、費用面で高くつく可能性があるのと、多くの女性が気軽に近づけるものではないという問題がある、とクリスマス博士は指摘している。
アメリカでは、ホルモン療法に代わるものとして鍼灸やヨガがいいと言われていますが、では実際にどうアクセスするかという話になってきているようですね。
当サイトでは、更年期症状の改善に関する記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
東洋医学的には、更年期症状は体の中のエネルギーや熱が上に昇ってしまう、偏った状態と考えることができます。
体内のバランスを整えるといわれる鍼灸治療は、このアンバランスを整えていくのかもしれませんね。
今回の記事の詳細は「kfgo」のサイトに掲載されている記事をご参照ください。
◆kfgo – Yoga, acupuncture might ease menopause hot flashes
https://kfgo.com/news/articles/2018/nov/30/yoga-acupuncture-might-ease-menopause-hot-flashes/