2019/02/25

平成31年3月25日(月)東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~ NHK総合テレビ 

2019.03.18 / 03.25 NHK 総合テレビ
「東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~」Part1が3月18日(月)、Part2が3月25日(月)、どちらも22時45分よりNHK総合テレビで放映されます。

ここ最近は、東洋医学や鍼灸に関する番組が多いですね。

直近では次のような番組がありました。

 ⇒ ガッテンで鍼灸治療の紹介

 ⇒ NHK ガッテン「新原因 発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP」

 また、昨年2018年には下記のものもありましたね。

⇒ 東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~ NHK総合テレビ

⇒ 偉人たちの健康診断「徳川綱吉」 鍼灸治療の効果とは? - NHK BSプレミアム

 今回の番組は「東洋医学 ホントのチカラ」と同タイトルですので、同じシリーズということですね。

「科学的ではない」とよく言われる鍼灸ですが、ここ何年かは、だんだんとそのメカニズムが解明されつつあるようです。

今回はパート1とパート2に分けて、鍼灸治療についての特集が組まれたんですね。

 NHKの公式サイトの説明では次のように書かれています。下記に引用させていただきます。

東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~「Part1」

今西洋医学では手が届かない症状への解決策として東洋医学が世界中で注目されている。その理由は最新科学が治療のメカニズムを解き明かしつつあること。これまでは「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄(やゆ)されることもあった東洋医学に大きな変化が起こっているのだ。今回特に鍼灸にスポットを当て、全2回のシリーズでその理論と効果を科学的な実証を交えて紹介していく。パート1ではツボや経絡のメカニズムに迫る

【出演】北里研究所東洋医学総合研究所 医長…伊藤剛,明治国際医療大学教授…伊藤和憲,東京大学附属病院リハビリテーション部…粕谷大智,【リポーター】土田晃之,【語り】新井秀和

東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~「Part2」

今、西洋医学では手が届かない症状への解決策として東洋医学が世界中で注目されている。その理由は最新科学が治療のメカニズムを解き明かしつつあること。これまでは「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄(やゆ)されることもあった東洋医学に大きな変化が起こっているのだ。今回特に鍼灸にスポットを当て、全2回のシリーズでその理論と効果を科学的な実証を交えて紹介していく。パート2では美容鍼や海外の利用例を紹介。

【出演】東京有明医療大学教授…安野富美子,東京都長寿医療センター…堀田晴美,【リポーター】菊地亜美,【語り】新井秀和

 当サイトでも海外のニュースを数多く取り上げていますが、今、欧米を始めとして世界中で東洋医学が注目されてきているようです。

鍼灸にどのような効果があるのか、なぜハリをすると痛みが軽減するのか、さまざまな実験や研究によって、その理由が少しずつ解明されてきているのかもしれません。

前回の「ガッテン」でも、鍼を刺すことで筋膜のゆがみが整うのではないか、という解説がありましたが、少なくとも鍼の効果は「気休め」ではなさそうです。

人間がもともと持っている「自然治癒力」を活用するといわれている鍼灸ですが、今後ますます研究が進むことによって、人々の健康に貢献していけるといいですね。

 番組の詳細については、NHKの公式サイトをご参照ください。

NHKのこの番組の公式サイトはこちらです。 ⇒ 東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~

 

鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の免許を取得された方へ、入会のご案内

鍼灸マッサージの保険治療について

2019/02/20

診断名がついていない状態でも鍼灸治療を受けられますか? -「東洋療法雑学事典」より 

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「診断名がついていない状態でも、はり・きゅうの治療を受けることができますか? 」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

病気になった時には、医学的に何らかの診断名がつきますね。

坐骨神経痛、肩関節周囲炎などの運動器疾患を始めとして、急性胃炎、気管支炎、過敏性腸症候群など、内臓の問題も含めてさまざまです。

しかしながら、体調が悪くてお医者さんにかかり、検査としては「特に異常なし」ということで診断名がつかないケースもあるんですね。

 
東洋医学的には、なんとなく不調、具合が悪いという場合でも、治療の対象となり得ます。

鍼灸では特に、体内のバランスを整えることを目的とする場合が多いので、施術をしても大丈夫なんですね。

体にはり・きゅうをすることで、人間がもともと持っている自然治癒力を活用しながら、不調を改善していくようなアプローチが可能です。

 
テレビのコマーシャルでも以前より、「なんとなく不調」という状態を、東洋医学では「未病(みびょう)」とし、病気になりつつある状態、と説明されます。

症状としてはそこまで強くはないけれどもだるい、疲れやすい、などという状態の時には、鍼灸治療をしてみる価値はあるかもしれません。

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

A:できます。病院等ではっきりした病名がつかなくても、なんだか具合が悪いとか、身体がスッキリしない状態などがあります。そのような時でもはりやきゅうの治療を受けて頂いて大丈夫です。症状が改善することがあります。

 
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。

 ⇒ 煙のでないタイプのお灸とは?

 ⇒ どんな人が鍼灸学校に入学する?

 ⇒ 信頼できる鍼治療の施術所は?

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

公益社団法人 東洋療法学校協会は、下記を活動目的としている団体です。

あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうに関する教育の調査研究及び教材等の開発、教員の養成・研修等を行うことによって、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の学校養成施設の教育の振興を図り、国民の保健衛生の向上に寄与することを目的としております。

 → 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の免許を取得された方へ入会のご案内

2019/02/05

医者いらず健康長寿処方箋

健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上正康

 井上正康先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!
 ご連絡は下記URLより。
健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/


「動脈硬化と重圧の深海魚」

 厳しい世論の風圧に曝されている政治家の中には深海魚的形相の御仁も珍しくない。生物は様々な圧力に影響されるが、これは人間社会のみならず水中世界でも同じである。ヒトが素潜りで到達した水深の世界記録は214 mであるが、この深度では22気圧もの圧が全身にかかってくる。この程度の水圧では動物の遺伝子、蛋白質、細胞膜などの機能は影響を受けない。深海の一番深い場所は1万 m以上もあり、そこには暗黒の未知世界が広がっている。これまでに魚が発見された最高深度は水深8370 mであるが、水圧は10 mごとに1気圧増えるのでこの水深では838気圧にもなる。この様な超高圧では細胞の遺伝子や酵素なども押しつぶされて生命活動を維持できない。超高圧下では高分子内に水の分子が浸入して立体構造を破壊して水中毒を起こす。生体高分子の水中毒による機能不全が魚の生存限界深度を決めているのである。
 最近、肉を食べるとトリメチルアミンオキシド(TMAO)が生じ、コレステロール代謝を介して動脈硬化を促進するとの説がネイチャー誌に報告された。コレステロール悪玉説が破綻してターゲットを見失った動脈硬化の研究者達はこの論文を切掛けにTMAOを新たな悪玉として注目し始めた。TMAOは肉のリン脂質、神経伝達物質のアセチルコリン、脂肪酸代謝に重要なカルニチンなどが腸内細菌(プレボテラ)により分解されて生じるプラスの荷電分子である。実はTMAOは築地や魚屋の軒先で鼻をつくあの魚臭物質の本体で肉よりも魚貝類に遥かに多く含まれている。しかし、魚を多く食べると動脈硬化が予防されることはあっても促進される事はない。
 興味深いことに、この魚臭物質は魚の生息深度が深くなると著しく増加し、特に深海魚はこれを大量に持っている。TMAOは水分子と強く結合して浸透圧を調節するオスモライトであり、魚の体内に水分を保持する効果がある。魚のTMAOは水深が深くなる程多くなり、深海魚はこれを利用して浸透圧の調節と同時に生体高分子を保護して超高圧の環境に適応しているのである。超深海ではTMAOが生体高分子の表面で水と強く結合して“分子の鎧”となり、遺伝子や酵素分子の水中毒を抑制しているのである。しかし、水深8400 mで生じる841気圧下で生きるには超高圧下の花崗岩内を動き回る強靭さが要求される。TMAOの高分子保護機能にも限界があり、841気圧以上の超深海では鎧機能も発揮できなくなる。驚くべきことに、地球で最も深いマリアナ海溝の水深1万 m以上の超深海底にもヨコエビやナマコが生息し、グアム島南のシレーナ海溝では水深1万500 mもの超深海から甲殻類が採取されている。この様な超深海では流石のTMAOも役に立たず、高分子が圧縮凝集されて生物機能が失われてしまうのでTMAO以外の耐圧機構を持たなければ生きていけない。この1000気圧もの超水圧下で生息している生物にはシロイノシトールと呼ばれる糖アルコールが高濃度に存在し、高分子の間に割り込んで分子同士の凝集を抑制して遺伝子や酵素蛋白が押し潰されない様に保護している。イノシトールに燐が濃縮結合したフィチン酸は玄米の胚芽に高濃度含まれており、発芽した細胞の成長を支える主要栄養素でもある。各種の神経変性疾患では様々な蛋白質が脳内で凝集して神経細胞を障害する。アルツハイマー病ではタウ蛋白が凝集して神経細胞死を誘起するので、この凝集を特異的に抑制する物質が見つかれば病気を予防できる可能性が期待されている。体内に存在する全ての代謝物は生物進化の過程で夫々に多様な機能を獲得しており、善悪で一元論的に考えるのは危険である。

転載:月刊東洋療法290号
公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会

 

 

2019/02/04

ホットフラッシュには鍼灸かヨガを - アメリカ 

更年期障害のホットフラッシュの改善には鍼灸かヨガがいいという記事が、アメリカの放送局のサイトに掲載されています。(kfgo)

ホットフラッシュは、エストロゲンというホルモンが加齢に伴って減少することで起きるもので、突然暑く感じて汗が出てくる不快な症状であることが知られています。

ノースカロライナ州で30年間更年期の研究をしてきたナンシー・エイビスさんによると、更年期の女性は1日に何度もホットフラッシュを経験する人が多いそうです。

この症状は、減少したホルモンを注射で補うというホルモン療法で改善できるため、かつてのアメリカではホルモン療法が盛んに行われていたんですね。

ところがホルモン療法は、心臓発作、脳卒中、血栓、乳がんなどのリスクの上昇につながるとわかり、近年、多くの女性が薬を使わない代替療法を探すようになってきたようです。

エイビスさんは代替療法の効果を調べるため、参加者をグループ分けして、鍼灸、ヨガ、健康講座の受講、何もしないなどのグループに分けて約8週間にわたって調べたそうです。

その結果、鍼灸とヨガは、更年期のホットフラッシュを軽減するという結論なったそうですね。

 
シカゴ大学で閉経プログラムを手がけるモニカ・クリスマス博士は、この研究結果を踏まえて今後の課題をコメントした部分を以下に引用します。

One problem, Dr. Christmas pointed out, is that acupuncture and yoga can be expensive and might not be affordable or accessible to a large number of women.

要点は以下のようになります。

◆鍼灸とヨガは、費用面で高くつく可能性があるのと、多くの女性が気軽に近づけるものではないという問題がある、とクリスマス博士は指摘している。

アメリカでは、ホルモン療法に代わるものとして鍼灸やヨガがいいと言われていますが、では実際にどうアクセスするかという話になってきているようですね。

 
当サイトでは、更年期症状の改善に関する記事を紹介しています。こちらもご参照ください。

 ⇒ 更年期のホットフラッシュには鍼灸が効果的

東洋医学的には、更年期症状は体の中のエネルギーや熱が上に昇ってしまう、偏った状態と考えることができます。

体内のバランスを整えるといわれる鍼灸治療は、このアンバランスを整えていくのかもしれませんね。

 
今回の記事の詳細は「kfgo」のサイトに掲載されている記事をご参照ください。

◆kfgo – Yoga, acupuncture might ease menopause hot flashes
https://kfgo.com/news/articles/2018/nov/30/yoga-acupuncture-might-ease-menopause-hot-flashes/

2019/01/23

保険医療機関及び保険医の皆様へ 

はり 、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の同意書について 、平成 30 年10 月1日 からの取扱いをお知らせします。

※同意書: 患者が 患者が 、はり 、きゅう きゅう 又はあん摩マッサージ指圧の施術を受け、そに 又はあん摩マッサージ指圧の施術を受け、又はあん摩マッサージ指圧の施術を受け、その施術について療養費の支給を受けるためには、あらかじめ保険医から同意書の交付を受ける必要があります。

詳細はこちらをご覧ください→リーフレット(保険医療機関及び保険医の皆様へ)

2019/01/22

平成31年2月20日(水)ためしてガッテンで鍼灸治療の紹介 - NHK総合テレビ 

2019.02.20 NHK 総合テレビ
「ためしてガッテン」にて鍼灸治療をご紹介。放映は、2019年2月20日(水) 19:30~ です。

公式サイトの案内を下記に引用させていただきます。

いま肩こりや腰痛などの治療に大人気の「はり」。

しんきゅう院の数は年々増加し、なんとコンビニ以上!でもなぜはりを刺すだけで、さまざまな症状が改善するのか、謎ですよね?

そこで今回は科学の目で、はりの世界を大解剖!本場・中国で、はり治療のカギとなる「ツボ」の正体を探っていくと、「ツボは常に存在するものではない」という不可解な情報をゲット。

そしてついに、ツボの正体の撮影に成功!さらには、はりでおなかの逆子がぐるりと回る奇跡の現場にも遭遇。

はり未経験のあなたも、一度ためしてみたくなる?

 
ゲスト

金子貴俊、眞鍋かをり、山根千佳

(番組内容は予告無く変更になる場合か?あります。)

 
NHKでは、2018年も東洋医学に関する番組がありましたね。

9月24日に「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ」ということで放映され、話題になりました。

 ⇒ 東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~ NHK総合テレビ

こちらの番組では、鍼灸治療を始めとした東洋医学が見直されてきている、というような内容でしたね。

科学的ではないとか、気休めなのでは、といわれてきた東洋医学ですが、近年では大きな変化が起きています。

世界の科学者たちが、さまざまな実験の中で研究を続け、その根拠が確認され始めているようです。

医療現場への導入も広がってきているんですね。

 
また、続いて10月には江戸時代の鍼灸についてもNHKのテレビ番組で取り上げられました。

第5代将軍の徳川綱吉は当時、頭痛と関節痛に悩まされていたとのことで、そんな綱吉を治療し支え続けたのが日本独自の鍼治療でした。

 ⇒ 偉人たちの健康診断「徳川綱吉」 鍼灸治療の効果とは? - NHK BSプレミアム

 
そして2019年に入って、今年もまたNHKの番組で鍼灸治療が取り上げられます。

予定では、2月にも鍼灸に関する番組があるようです。楽しみですね。

 
今、アメリカやヨーロッパでは、鍼灸治療が積極的に医療の中に取り入れられてきていますが、日本においても今後はさらに盛んになってくるかもしれませんね。

 
NHK「ためしてガッテン」番組の公式サイトはこちらです。 ⇒ ためしてガッテン

 

兵庫県内の鍼灸院マッサージ院を紹介

2019/01/20

神戸ブロック臨床研修会(終了)

日時:平成31年2月3日(日)13時~16時

会場:あすてっぷ神戸 2階セミナー室3 

    神戸市中央区橘通3丁目4番3号 電話:078-361-6977

   ・JR「神戸駅」徒歩7分

   ・神戸市営地下鉄 「ハーバーランド駅」徒歩7分、「大倉山駅」徒歩3分

   ・神戸高速鉄道「高速神戸駅」徒歩3分

講題:バランスヨガ~体の歪みを整えて代謝up!~

講師:山本ヨガ研究所 ヨガインストラクター 赤坂雅好 先生

受講料:無料

 

【お問い合わせ】担当の宇仁菅までお願いします。

メールでのお問い合わせは、件名欄に「神戸ブロック臨床研修会申込」と記載して下さい。

携帯番号:090-3038-6501 

e-mail:(携帯)eikoudou-0618.uniyan-0719@docomo.ne.jp

     (PC) eico_do@ares.eonet.ne.jp

 

※講習会終了後、JR神戸駅周辺で講師を交えた懇親会を予定しています。参加希望の方は、1月31日までに担当の宇仁菅まで。

 

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