2018/12/18

姫路ブロック臨床研修会(終了)

日時:平成31年1月20日(日)10時30分~12時・13時~15時

会場:姫路市民会館 5階第2教室

   姫路市総社本町112 電話:079-284-2800

   JR姫路駅・山陽電車姫路駅から北東へ徒歩15分

講題:(午前)家庭で出来る健康づくり、(午後)健康づくり体操実技

講師:兵庫県鍼灸マッサージ師会副会長 健康づくり体操指導員 賀内進一 先生

2018/12/17

スポーツセラピー講習会(終了)

日時:平成31年1月13日(日)10時~12時

場所:兵庫県鍼灸マッサージ師会会館

講題:「ランニングで生じる痛みへの医学的な対応~リスク管理から治療まで~」

講師:御影ごきげんクリニック理学療法士、関西大学陸上競技部及び須磨学園高校男子駅伝チームトレーナー 松本元成 先生

問い合わせ:スポーツセラピー部副部長の梶原まで(携帯番号 08014081203)

2018/12/01

災害鍼灸マッサージプロジェクト - アメリカ

日本の「災害鍼灸マッサージプロジェクト」についての記事が、アメリカの鍼灸雑誌のサイトに掲載されています。(MASSAGE Magazine マッサージマガジン)

被災地のボランティア活動「災害鍼灸マッサージプロジェクト」が動き始めたのは、2011年の東日本大震災からでした。

当時、業界としては最大規模の支援活動を展開し、その後も、2015年の関東東北豪雨、2016年の熊本地震、2018年の平成30年7月豪雨の被災地にて鍼灸マッサージによる支援活動を行ってきました。

そうした支援を行いながら、次の災害に備えるために、避難所の人たちが直面する身体的な問題を理解するため、鍼灸師やマッサージ師らがさまざまな訴えを聞いて記録していったそうです。

例えば、常総市の豪雨被害では、鍼灸師が被災者の腫れや痛みを0から5までの数値にして、治療の前と後に顔の略図に記入していきました。

そうした活動の記録を集めて三輪正敬氏、高山真氏、金子聡一郎氏がまとめた論文が、日本プライマリ・ケア連合学会の英文誌のサイトに公開されました。

その研究からわかったのは、被災地の避難所では、支援者も含めてほとんどが肩、背中、膝などに複数の痛みを訴えていたということです。

 
被災地における鍼灸やマッサージがどういうものであるかについて述べている部分を以下に引用します。

New research indicates that in the aftermath of a disaster, receiving massage therapy and acupuncture can result in a significant decrease in subjective physical pain.

要点は以下のようになります。

◆新しい研究では、災害の余波の中でマッサージ療法や鍼灸治療を受けることは、身体的な痛みが大幅に減少することを示した。

単に鍼灸やマッサージのボランティアをしたというだけでなく、それが被災地では大変有益だと示す論文として発表されたことにより、海外からも注目されたわけですね。

 
当サイトでは、今年の豪雨災害支援ボランティアの記事を紹介しました。こちらもご参照ください。

 ⇒ 平成30年7月豪雨 災害支援鍼灸マッサージ師ボランティアについて

 
「災害鍼灸マッサージプロジェクト」のサイトでは、各地で展開された活動の詳細を紹介しています。こちらもご参照ください。

 ⇒ 災害鍼灸マッサージプロジェクト

災害時の鍼灸師そしてマッサージ師のボランティア活動が、客観的に評価されたというのは興味深いですね。

 
今回の記事の詳細は、「マッサージマガジン」のサイトをご参照ください。

◆MASSAGE Magazine – RESEARCH: MASSAGE & ACUPUNCTURE AID DISASTER EVACUEES, SUPPORT STAFF
https://www.massagemag.com/massage-for-pain-relief-disasters-90104/

 
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2018/11/26

痛みの対処には服薬より鍼灸 - アメリカ◆ニュース◆

痛みの対処に鍼灸がよく選ばれているという記事がアリゾナ州のコミュニティサイトに掲載されています。(azfamily.com アズファミリー・コム)

アメリカでは、お医者さんから処方された痛み止めの薬で薬物中毒になる人が増えているという問題が、昨年までたびたびニュースになっていました。

そうした問題を背景に、安全で中毒にもならない痛みの対処法として鍼灸治療がクローズアップされることになったんですね。

当サイトでも、その経緯を紹介しています。こちらもご参照ください。

 ⇒ 医師から見たオピオイド危機と鍼灸

 
鍼灸の臨床マネージャーとして働くリア・シシリーさんは、オピオイド(医療用麻薬)中毒が流行したために鍼灸の人気が復活したことを日々実感しているようです。

「年齢のせい」であちこちに痛みが出てくることはよくあることですが、そうした患者の多くがアリゾナ州では鍼灸治療に移行しつつあるそうです。

シシリーさんによれば、痛みだけでなく、鍼灸治療を受ける理由で多いのは、睡眠問題やストレス管理、シワを目立たなくするアンチエイジングも人気なんだそうですね。

薬を服用したり注射したりする方法とは違い、鍼灸は自然で安全、中毒にもならない点が人気の理由となっているようです。

 
シシリーさんが勧める鍼灸治療の受け方を以下に引用します。

Whatever your ailment, plan on an average of ten treatments before you are completely rid of your symptoms.
Those need to be done in close proximity and each session takes about 30 minutes.

要点は以下のようになります。

◆病気が何であれ、症状を取り除くには全部で10回程度の治療を計画する。

◆1回におよそ30分かかる治療は、あまり長い間隔をあけずに行う必要がある。

背中の痛みの治療でシシリーさんの鍼灸院に通う患者の一人は、背中だけでなく胃腸の具合と睡眠までいっしょに改善したそうです。

アメリカでは、痛み止めの強い薬の代わりに鍼灸治療が利用されるようになってきていますので、将来的には日本もそのようになっていくかもしれませんね。

 
今回の記事の詳細は「アズファミリー・コム」のサイトをご参照ください。

◆azfamily.com – More choosing acupuncture over pills for pain management
https://www.azfamily.com/news/more-choosing-acupuncture-over-pills-for-pain-management/article_eb35b464-131e-5a22-ab24-5829fee960c4.html

 
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兵庫県内の鍼灸院マッサージ院をご紹介

2018/11/13

鍼灸についての専門家の意見 - アメリカ◆ニュース◆

ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアエリアの新聞社のサイトが、鍼灸についての新しい情報をいくつか紹介しながら上手な利用の仕方を案内しています。(metro メトロ)

鍼灸は、保険診療の対象にもなっていますが、多くのニューヨーカーは、「鍼灸って本当に効くの?」と、まだ懐疑的な目を向けるようですね。

そんな人も読めば納得するように、専門誌に掲載された最新の知見をいくつか紹介しながら、どんなときに、どんなふうに鍼灸を利用すればいいかを紹介しています。

 
まず、鍼灸は、体の痛み、不眠症、不妊症、性的機能不全の治療などに使用されると紹介。

体の痛みとひと口に言っても、片頭痛、慢性頭痛、変形性関節症、首の痛み、腰痛、手根管症候群など、さまざまなものがありますが、どの痛みにも効果的といわれています。

さらに、腰痛については、2017年、米国スポーツ医学会が効果的な治療法として鍼灸を認めたことを紹介しています。

また、鍼灸に対する見方はさまざまだということを踏まえ、東洋で生まれた医学であるがゆえの偏見が存在するという2017年の論文も紹介しています。

 
大都市のビジネスワーカーを意識したこの記事の中で、おすすめとなっているのは不眠症と不妊症です。

その部分を以下に引用します。

A number of studies show acupuncture works best when used in combination with traditional therapies; that’s the case for insomnia and infertility.

要点は以下のようになります。

◆不眠症と不妊症では、西洋医学と伝統的な療法を組み合わせて行うとき、鍼灸は最も効果的であるという数多くの研究がある。

アメリカで病気治療のために鍼灸を受けるには、まずプライマリケア医に相談するところから始めるのがいいそうですね。

 
当サイトでは、鍼灸の効果や有効性を紹介しています。こちらもご参照ください。

 ⇒ 鍼灸の効果

疑い深い人たちが疑問の目で鍼灸に興味を持っていただき、それをきっかけに鍼灸治療を体験し、効果を実感するというケースが、今後も増えていくかもしれませんね。

 
今回の記事の詳細は「メトロ」のサイトに掲載されている記事をご参照ください。

◆metro – Does acupuncture work? Here’s what the experts say
https://www.metro.us/body-and-mind/health/does-acupuncture-work-heres-what-the-experts-say

兵庫県内の鍼灸院マッサージ院をご紹介

2018/11/12

信頼できる鍼治療の施術所は? 「東洋療法雑学事典」更新◆ニュース◆

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「鍼(はり)治療を受けてみたいのですが、信頼できる施術所を探すにはどうしたら良いでしょうか? 」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

最近は街中でも鍼灸治療院を目にすることが多くなってきました。

鍼灸治療をしたいと思っていても、どこに行っていいのかわからないという人もいることでしょう。

信頼できる施術所を探すにはどうしたらいいのでしょうか。

 
知り合いに鍼灸治療を受けている人がいれば、その人に聞いてみたり、

あるいは治療院検索などを活用してもいいかもしれませんね。

AcuPOPJ/鍼灸netでは、「信頼できる鍼灸院を見つけましょう」のページでもご紹介しています。

こちらもご参照ください。

 ⇒ 信頼できる鍼灸院を見つけましょう

 
そして鍼灸師は国家資格ですので、国家試験に合格した人が「はり」「きゅう」の業務を行なっています。

 ⇒ 鍼灸師は国家資格

資格を持っていない無資格者が治療をしていて、問題になっていたりしますので注意が必要ですね。

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

A:はり、きゅう、あん摩・マッサージ・指圧の施術ができるのは有資格者のみで,法律によりそれぞれの免許を取得した者に限られています。免許を持っていなければ治療をしてはいけないと法律で定められています。はり、きゅう、あん摩・マッサージ・指圧の施術所をインターネットで検索をすることも出来ますが、必ず有資格者であることを確認して下さい。最近、資格を持っていない無資格者が治療をしていて、社会的に問題となっていますので、もし、ご心配であれば、有資格者であるかを確認してみることをお勧め致します。

信頼できる鍼灸治療院で、安心して治療を受けたいですね。

 
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。

 ⇒ 鍼や灸が効き難い体質はありますか? -「東洋療法雑学事典」更新

 ⇒ 風邪の症状に鍼灸の効果はある? -「東洋療法雑学事典」更新

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

公益社団法人 東洋療法学校協会は、下記を活動目的としている団体です。

あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうに関する教育の調査研究及び教材等の開発、教員の養成・研修等を行うことによって、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の学校養成施設の教育の振興を図り、国民の保健衛生の向上に寄与することを目的としております。

 → 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

 

兵庫県内の鍼灸院マッサージ院をご紹介

 

2018/10/23

第1回災害支援鍼灸師マッサージ師合同育成講習会(終了)

 西日本豪雨災害、近畿地方の台風被害、北海道の地震と災害が立て続けに起こり、未曾有の被害をもたらし、現在でも不自由な生活を強いられています。その中で、鍼灸師・マッサージ師として被災地に赴き、被災者・災害対応にあたっているスタッフに対し、はり・マッサージの施術で心身的なケアをおこなっています。
 また、JIMTEF災害医療研修では200名以上の鍼灸師・マッサージ師がDMATをはじめ他医療業種の方々と共に災害医療について研鑽を重ね、災害に対し即応出来るように備えています。
 今回、業団の垣根を取り払い、災害支援という同じ志を持ち、現場で指揮ができる鍼灸師・マッサージ師の育成を目的に講習会を本会学術局と協力して開催します。是非ご参加いただき、災害支援のエキスパートを目指すようお願い致します。
 すでにJIMTEF災害医療研修を受講した方や実際被災地に入った経験がある方もアドバイザーとして是非ご参加下さい。これからも起こりうる災害に対応できる鍼灸師・マッサージ師の育成にご協力いただきたいと思います。

 

 日時:平成30年12月9日(日)10時~17時(受付9時20分~)

場所:横浜市技能文化会館 横浜市中区万代町2-4-7 TEL 045-681-6551

申込方法:全鍼師会ホームページの「災害対策委員会情報」バナー内掲載の

     申込フォームから必要事項を記載し、お申し込みください。

申込締切:11月17日(土)厳守

受講料:全鍼師会・日鍼会・日マ会会員7,000円、一般12,000円、学生5,000円

 

~プログラム~

開会式:9時50分

第1部

■10時~11時

「業界の危機管理体制構築経緯と災害支援の現状と実際」

(公社)日本鍼灸師会 危機管理委員長 堀口正剛

(公社)全日本鍼灸マッサージ師会 災害対策委員長 仲嶋隆史

■11時10分~12時10分

「データ管理の必要性」(公社)日本鍼灸師会 吉野亮子

昼休み:12時10分~13時

第2部

■13時~14時30分

講演Ⅰ「災害時のメンタルヘルスの実際」(仮題)

国立病院機構災害医療センター DMAT 事務局運営室室長補佐 

DPAT事務局アドバイザー 河嶌譲先生

■14時40分~15時20分

「県との災害協定を結び見えてきたもの」

(公社)岡山県鍼灸師会会長 内田輝和

■15時30分~17時

講演Ⅱ「災害医療対策の歴史と多職種連携の必要性」(仮題)

(一社)日本災害医学会代表理事 小井土雄一先生

閉会式:17時~17時10分

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