2022/10/22

《令和4年度 夏期大学講座》

《夏期大学講座報告》

Ⅰ.夏期大初日を終えて:広報部長 天野豊

 連日新型コロナウイルス感染者が過去最高人数を更新している中、令和4年度の学術講演会(夏期大学講座)が7月24日(日)「ウィズあかし生涯学習センター7階 学習室704」にて開催された。

 今年度はメインテーマに「ニーズに合った鍼灸マッサージ師を目指して」を掲げ3日間のスタートを切った。

 午前の講演はタイムリーなお話しで、明石医療センター呼吸器内科部長 畠山由記久先生による「当院のCOVID-19感染症の記録~これまでとこれから~」と題して講演を拝聴しました。

 明石医療センターにおける第1波から現在までの患者数や入院数、それらの年代別や重症度別等細かなデータを公開していただきました。また、病院に勤務する職員のワクチン接種等も示されとてもわかりやすくお話をしてくださいました。

 デルタ株の時と比較し、オミクロン株に変異した頃はワクチン接種が進んできており、感染者に対する重傷者数は減っており、ワクチンの有効性が認められているとの事です。現在のBA4/BA5においても、COVIDー19に対する現在のワクチンでは、有効性が低くなっているものの、ワクチン未接種の方と比べ重症化率は格段に減ることから、ワクチンは接種する方が望ましいとの見解でした。

 私は60歳未満ではありますが、高血圧がある事から4回目の接種券が届きました。1・2回目の副反応は三角筋の筋肉痛だけでしたが、3回目は筋肉痛に加え全身の強い倦怠感が2日続き4回目はどうしようか悩んでいたところでしたので、この講義を聴き接種する方向に気持ちが傾きました。

午後の講演は、昨年に引き続き、理学療法士 松本元成先生による「肩及び上肢の関節と筋肉の作用 スポーツトレーナーの実技指導」を受講しました。

 肩関節(肩甲上腕関節/肩鎖関節/)を形成する骨や腱・筋や関節包の解剖学をおさらいし、屈曲伸展・外転内転・外旋内旋等の可動範囲や言語の共有を確認し、肩の痛みが起こる原因やテスト法・アプローチのかけ方を懇切丁寧に教えていただきました。

 松本先生が務めている病院では、関節包の癒着により可動域が狭くなっている患者さんの中には、頸椎に麻酔薬を打ち癒着部を無理矢理剥がす治療をする事があるそうです。癒着を剥がすときは「バリバリ」と凄い音がするので少し怖いとおっしゃっていました。

 胸郭出口症候群の検査法では、私が学生の時に習ったライトテストやエデンテストは血管性のテストで、痛みを起こす原因の90パーセントが神経由来であることから優先順位としてルーステストが多く用いられている事を知りました。このルーステストの知識を得ただけでも夏期大学講座を受講して良かったと思います。

 経済的に厳しい時だからこそ、一つでも多くの知識や技術を身に付ける事が大切だと思いますので、お一人でも多くのご参加をお待ちしております。


Ⅱ.夏期大学講座2日目報告:垂水地区 宇仁菅一郎

 メインテーマに「ニーズにあった鍼灸マッサージ師を目指して」を掲げ、2日目の講演が第186回学術講演会として、8月7日(日)兵庫県民会館3階にて開催されました。

 この日の2講座は、昨年好評のため引き続いての講演でした。

まず午前は、関西医療大学 鍼灸学部教授 谷 万喜子先生より「ジストニアに対する鍼灸治療(主に鍼治療)その2」と題してご講演いただきました。

 1時間半のほとんどの内容が、昨年の復習を兼ねた内容で、後半それらの関連事例を実践として報告いただきました。

全体としてジストニアとは、その臨床症状の特徴、頸部ジストニアの治療とその効果等が話されました。わたし個人としても、パーキンソンの患者さんや趣味の音楽鑑賞で演奏家の方々に、このようなジストニアの原因症状のため戦いながら演奏をされておられる方などがいるので、とても身近なテーマとして聞かせていただきました。

ただ昨年と同じく、今回も午前中だけの限られた時間の中でのご講演でしたので、1度午後からの時間帯で、実際のモデル実技を交えながらのご講演をじっくりと伺いたいと思ったひとときでした。

 午後は、宝塚医療大学 鍼灸学部教授 北小路博司先生より「男性更年期における鍼灸医療について」ご講演いただきました。

今回のこのテーマの症状は、近年の男性更年期障害による症状だけではなく、加齢に伴う男性ホルモンの低下により生じる様々な身体状況の悪化をさす、加齢男性性腺機能低下症候群「lOH(ロー)症候群」が提唱されているとのこと。

 LOH症候群とは、まず、特に夜間の睡眠時勃起減退に代表される、機能の質と頻度知的活動や認知力、疲労感、抑鬱、短気などに伴う気分変調障害、睡眠障害、筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少、内臓脂肪の増加、体毛と皮膚の変化、骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨量の低下と骨折リスクの増加。これらが兆候として表れるとのことです。

続いて勃起障害(ED)についてお話しされました。

鍼灸医学では、たんに勃起障害としてのみのEDととらえるのではなくて、男性更年期における障害の視点からEDをとらえることが必要であると言われました。

もう一つ、これらに関連して、造精機能障害に関しても触れられました。

後半の実技指導では、テーマに沿った講演の後、勃起障害や過活動膀胱などに対する治療のポイントをご指導いただきました。男性更年期の症状と関連する臓腑として、腎・脾・肝の変化が大きく関わっていると考えられると言われたこと。

治療穴としては、中りょう穴の治療の必須を語っておられたのが印象に残りました。

 女性更年期を取り上げての講演は、今までにも何度かありましたが、今回は貴重な男性ならではのテーマでご講演いただけたことが良かったと思います。

自分自身もこれから向き合っていかなければならないとても大切な講演でした。


Ⅲ.夏期大学3日目 レポート:神戸地区 小川結子

メインテーマ「ニーズに合った鍼灸マッサージ師を目指して」に即して、午前は森之宮医療大学 鍼灸学科教授 尾﨑朋文先生による 講題「小児はりの概要と米山式小児はりの実際」を拝聴しました。

 冒頭、5年前の読売巨人軍の沢村投手トレーナーによる「長胸神経麻痺」の話題に触れられ、「解剖学的に見て鍼で損傷は考えにくい。ひっかけるのも難しい。」と断言されました。刺鍼による有害事象報告例では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による化膿性肩関節炎や右頸部刺鍼直後の「血管迷走神経反応(VVR)」による心肺停止等大学病院では珍しくない事象や、鍼特有の運動鍼による折鍼事故、死亡気胸等がありました。

次に児童虐待の定義から小児はりの必要性を説かれ、虐待の裏には親の育児やストレスがあり、脳の発達が著しい3歳前後のイヤイヤ期が小児はり需要のピークということでした。治療は「健康管理法」と「病気の治療」に大別され、「健康管理法」では、かん虫等の小児神経症が中心で、旅行や運動会など行事前後に健康管理を行い、「病気の治療」では、夜尿症、てんかん、小児麻痺、気管支喘息、下痢便秘等を対症に鍼をしてリラックスさせよく寝かすと落ち着くとのことでした。最近ではスマホによる肩こりや、発達障害も多い。刺激量は「気持ちよい」を目標に腹5分目で済ませ、3回くらいで治す気持ちで行うとよい。やりすぎると刺激オーバーでぐったりして発熱することが多いとのことでした。

治効理論では、赤ちゃん猿の実験を例に挙げられ、母猿から隔離し、母の形をした毛布状のものと哺乳瓶が突き出ている金網状のものを並べて置いた場合、赤ちゃん猿は毛布の方にしがみつくという実験結果から「触れることの重要性」を説かれ、小児鍼学会でもスキンタッチを推奨しているとのことでした。症例「夜尿症」では、失敗から発生する家族の言動ストレスによって自信喪失し失敗の悪循環を引き起こすため、母と子の自信を取り戻し、ストレスを取り除くことが解決策であり、普及活動でも保育園等へ鍼灸師が出向き、園長、保育士、保護者の理解を得ることが必要である。よって、「鍼灸のかたち」は、

1.鍼灸での有害事象の防止 2.子供の笑顔のために 子供元気、お母さん元気 として講演を締めくくられました。

 実技では、小児の診方として、まず頭をさわり、眼瞼結膜を診る、頸部リンパ触診しながら食事や排せつを問診し、リンパが腫れていたら「口開けてあーんと言って」と喉の奥を診て、聴診器を当て「吸って、吐いて」を促す。次に「右手を出して」と腕を支え、大腸経から肺経、胸部へと呼吸器にアプローチし、前傾させて背部、肩甲間部、項部、頭部へと接触鍼をされました。鍼の使い方は、尖は2点間を刺激し、面は1秒間に5㎝移動する意識で行うとのことでした。

 質疑応答では、会場から「世間ではベビーマッサージが普及しており、小児はりは未知である為、鍼灸師会の方で普及活動を積極的に行うべきでは?」との意見が出されました。核家族化が進んだ日本では、孤独な育児がストレスを生み子供への虐待に繋がっており、毎日のように報道を聞き心が痛みます。小児はりで親と子が幸せに暮らせるのなら、私ももっと小児はりを積極的に取り入れていきたいですし、一人の力は小さいので、鍼灸師会全体で普及活動を行う必要性を改めて認識しました。

 午後は、明治国際医療大学鍼灸学部教授 伊藤和憲先生の講題「今日からはじめる養生学」を拝聴しました。メディアでもご活躍されている伊藤先生の大変スピーディーで迫力のあるお声に会場が包まれ、非常に情報量の多い熱い講演でした。

 健康であるためには、セルフコンディショニングが大切で、健康になるための環境づくりが必要。「セルフケア」=症状を治療するための方法と「セルフマネージ」=悪化させないためのコントロール。さらには健康的に美しくなるため。を合わせて「養生」だとし、季節や習慣と関連した生活様式を日本人は昔から二十四節気と七十二候に従って取り入れてきた。親の価値観は子供たちに伝わっていく。このお話を拝聴しながら大正生まれの亡き祖母の言葉が次々と蘇ってきました。よって、鍼灸師として四季折々にケアを伝えることは素敵なことであると伊藤先生は説かれました。また、私の辞書には「ひとは自分の居場所があれば幸せに生きていける」とあります。伊藤先生も同じく「居場所の設定」が必要で、健康になるための場所(doing)=意見を持たないといけない所と、健康でいるための場所(being)=意見を持たなくてもいられる所の二つに分けて考えておられました。そして、健康になるための場所を伊藤先生自らが企画されており、京都府美山町の過疎地を活用し「森の養生場」として養生学を学び触れ合える場所づくりをされているとのことでした。さらには各市と連携して「湯治場構想」を掲げ、鹿児島県、京都府、奈良県、北海道に養生場の開発を考えておられるとのことでした。

 このように信念を貫き多岐に亘ってご活躍されている伊藤先生のご講演を拝聴し、鍼灸師として、自らが活躍する場所を切り拓き、つくっていく必要があると確信しました。

 今年度も夏期大学に出席し、日々の臨床では学びきれない知識を得ることができました。個人としても鍼灸師会としても課題山積ですが、力のある限り精進していきたいと思います。

2022/06/06

《西宮地区 健康ツボ療法》

2022年度上半期の西宮市公民館活用促進プロジェクト『健康ツボ療法』は山口、鳴尾東、甲東、そして先週末6/4(土)の塩瀬をラストにお陰様で終了させて頂きました。コロナ禍のため2019年以来3年振りの開催でしたが、多くの皆様にお越し頂き、会員一同厚くお礼を申し上げます!
【報告:西宮地区 横山善人】
 
 
 

2022/01/01

《神戸地区講習会(オンライン)》

 昨年に引き続き、兵庫県立大学大学院 社会科学研究科 西井進剛 先生をお招き

し、令和3年12月5日(日) 13:30よりZoomによるオンライン講習会を

開催した。今年度は申込み時点でアーカイブ受講者も募っていたため、リアルタイム

参加者は12名、アーカイブ受講申込者4名の受講となった。

 前半部分では各参加者のコロナ禍での治療院の経営状況の把握やアイスブレイクと

いうことでニックネームやエピソードトークで参加者それぞれの状況の違いなどを知

ることができた。コロナ禍前の経営状況に戻っていない方、かなり戻っている方、あ

まり影響を受けていない方など経営状況はさまざまであった。

 今回は「顧客目線を意識して……」ということで、そもそも顧客目線とは何か、我

々にとって顧客とはどういった人なのか、どのような患者さんに来院して欲しいのか

など、それぞれの施術者によって顧客は違っており、それぞれがターゲットとする患

者に応じて集患方法を考える必要があり、それにはまず自身が提供できる価値(施術

サービス)は何か、強みはなにかを明確にする必要があり、それに応じて、ビジネス

モデルを練り直すことも場合によっては必要ではないかとのご指摘があった。

 ワークでは参加された先生1名をモデルにカスタマージャーニーにより来院して欲

しい患者(常連患者)に対しての価値提供と施術方針などの施術側の思いなどを洗い

出し、価値提供と施術方針に少しズレが生じていることなどが明らかになった。この

ズレを減らしていくことがリピーター獲得には重要であることなどが理解できたので

はないだろうか。

 新規患者を集めることも大切ではあるが、自身の治療院にどのような患者を集めて

くるか、そして、その患者を常連患者へとどのように導いていくかが経営上は重要で

、その考え方の方針が理解できたのではないだろうか。

 終盤では昨今の広告規制の問題にも触れられ、現状ではまだグレーゾーンになって

いる部分が規制強化により使用できなくなることがあるので、そのあたりは動向を注

視しつつ、規制に引っかからない広告に使用できる文言などは法律の専門家とも連携

した方がよいであろうとのアドバイスもいただいた。

 鍼灸マッサージ院は様々な運営状態がある中で、それぞれの院の経営について気づ

きになる点が多い講習会になっていれば幸いに思う。

【報告:神戸地区 井上和哉】

2020/03/11

《県民公開講座》

 令和2年2月11日(火)あかし市民広場にて、県民公開講座「健康寿命を延ばそう」が開催された。初会場での開催となり、昨今の新型コロナウイルスが流行している中どれぐらいのお客様にご来場いただけるか不安もありましたが、吹き抜けのオープンな会場でかなり人の流れがあったため、通りすがりの来場者が予想以上に多かったのは嬉しい誤算でした。

 午前午後と「介護予防のための筋力強化エクササイズ&ストレッチ」の演題で賀内先生指導の下、ステージ上の模範スタッフを参考に来場者と一緒になってパイプ椅子を使用してのエクササイズを行っていただいた。

 来場者の中には、午前のエクササイズを受けた後に帰宅されてから少し復習、賀内先生おススメの5本指ソックスを購入して履いてきて、午後のエクササイズも受けられた熱心な方もおられました。

 そして昼からは、鍼・灸・ストレッチの体験コーナーを設置、簡易ベッド9台で約50名の方にご利用いただけました。少しでも多くの方々に体験していただきたかったので短時間施術ではありましたが、ほとんどの方にいい評価をいただきました。次回は令和2年9月頃の開催を検討しており、また多くの方に気軽にご来場いただけると幸いです。

【報告:広報部長 木村慎一】

                         

 

兵庫県内の鍼灸院・マッサージ院をご紹介

2019/12/21

《第6回小野ハーフマラソン2019》

 令和元年12月8日(日)小野市大池総合公園にて第6回小野ハーフマラソン2019が開催された。毎年、阪神タイガースやオリックスバファローズの現役選手が参加されるので野球ファンに人気があり、チームユニフォームを着たランナーが多く見られます。

 本会としては今回初めて協賛参加させていただき、スタッフ9名・ベッド5台を設置、ゴールしたランナーにスポーツマッサージ&ストレッチを行った。開催直前に参加を決めたため狭い場所での実施となったが、更衣室の側だったので予想以上に多くの希望者がありました。ハーフマラソンなのでフルマラソンほど疲労を抱えたランナーはなく実働時間も3時間ほどなので受療者は80名、施術者としての疲れはありませんでした。来年また参加できる機会があればグルメブースでB級グルメを食べて帰りたいですね。      

【報告:広報部長 木村慎一】

 

2019/12/04

《第30回加古川ツーデーマーチ・リニューアル2019》

 令和元年11月9日(土)10日(日)暖かい日差しのもと、加古川市役所において「加古川ツーデーマーチ・リニューアル2019」が開催された。第30回目の今年は「歩いて体感・心と体のウェルネス」の新テーマのもと「みる!きく!うごく!体験型2DAYイベント」にリニューアル、距離は20キロ、10キロ、5キロと誰もが気軽に参加しやすいように設定されていた。

 1日目は「心に響くウェルネス体験」と称して足と頭で挑むリアル体験型ゲームなど、2日目は「体が踊るウェルネス体験」と称してデューク更家氏によるウォーキング講座など、盛りだくさんの内容だった。

 当会としては、今回から『自分でできるクールダウン』と題してウォーカー自身で実践していただくスロートレーニングとストレッチを新たに加えることにした。ブースに来られた方には、まず指導者のもとパイプ椅子を利用してのセルフストレッチを実践していただき、その後希望者には簡易ベッドでスポーツマッサージを受けていただいた。

 1日目は、パイプ椅子でのセルフストレッチ59名、その内32名がベッド2台でスポーツマッサージ。2日目は、セルフストレッチ76名、その内63名がベッド3台でスポーツマッサージを受けられた。新たな試みであったが、利用された方々には今まで以上に喜んでいただけたようで、大変充実したイベントでした。

【報告:広報部長 木村慎一】

     

2019/10/02

《一般市民講座「いつでも・どこでも・誰でもできるツボ療法」》

 西宮では市民祭りでの無料治療奉仕、認知症つながりフェア、医療介護のバリアフリー(交流会)、メディカルケアネット西宮等で他の介護・医療団体との交流や啓蒙活動を行ってきました。鍼灸・マッサージを広く市民の方に知っていただくために『ツボ講座』を開きたいと思っていたところ、市の広報紙で『公民館活動促進プロジェクト』の存在を知りました。公民館の空き時間を活用した講座で、チラシは中央公民館が作成し市の広報紙とHPに掲載。公民館使用料を支払い、講師料なし。12月末の応募〆切期限ぎりぎりに提案し、令和元年度前期に6名で6か所の公民館で講座を開催することになりました。

 初めはなかなか集客が思うようにできなかったのですが、西宮鍼灸マッサージ師会のHPに掲載、独自でチラシを作成、顧客や知り合いを通じてチラシを配布したところ興味を持ってくださって、講座を進めるにつれ来場者が増え6か所で140名を超える方に来ていただき、当初の予定を大きく上回りました。

 講座の内容は講師によって異なるのですが、東洋医学についての話、鍼灸の歴史、鍼・灸について、セルフケアとしてのツボ刺激の方法、良く使われるツボの位置と効能を紹介、スタッフが回ってツボの位置確認、鍼灸治療院のかかり方、保険について等、内容について大まかな打ち合わせをしました。

 講師を中心に準備からツボ指導、後片付けなど2~3人の補助スッタフと組んで行いました。各受講者に対して会話しながらのツボ指導では喜んでもらえているようでした。また、NHK等で鍼灸が番組に取り上げられ、関心が高まっているようです。講座回数を重ねるごとに反省点を活かし、資料を修正・追加しながら充実したものになってきています。

【報告:西宮地区会員 滝川敦子】

  

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