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2022/01/10

月刊東洋療法333号(全鍼師会会員ページ)

月刊東洋療法333号(電子ブック版)
月刊東洋療法333号(PDF版)(7.27MB)

目次

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1  瑞光祥春(ずいこうしょうしゅん)新年のご挨拶(会長・衛藤 晟一〈えとうせいいち〉議員・島村 大〈しまむらだい〉
   議員・伊佐 進一〈いさしんいち〉議員・森田 実〈もりたみのる〉氏・理事)
2  地区協議会便り(関東甲越地区協議会)
3  令和3年度「認定訪問マッサージ師」「認定機能訓練指導員」講習会および「更新講習会」
4  南海トラフ災害対応についてAMDAとの協議(報告)
5  医者いらず 健康長寿処方箋(95)「感染症の歴史とコロナ禍の終焉」
6  人権を考える 権利擁護のための制度(続き)
7  Dr.タコのお気軽クリニック 餅がつまったら
8  令和3年度 JIMTEF スキルアップコース開催
9  第15回「地域健康つくり指導者研修会」開催案内
10 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
11 名刺交換会
12 協同組合ニュース
13 編集後記

*****

以下本文

1 瑞光祥春(ずいこうしょうしゅん)

海と空の境界からのびる
黄金(こがね)色に輝く光の道
荒磯に沸き立つ白い花の舞い
強く優しく胸に届く風の讃歌
ときめきの春
煌めく光の中を
今、前へと進もう

令和4年 元旦
公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会

★新年のご挨拶

●あけましておめでとうございます
公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会     会長 伊藤 久夫(いとうひさお)

 会員の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げますとともに、日頃は全鍼師会に深いご理解と格
別のご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、一昨年来、世界中を震撼させている未曾有の新型コロナウイルス感染症の拡大はワクチン接種が始まり、漸く収束の
兆しがみえてきました。同じように百数十年前に猛威を振るったスペイン風邪は、5億人が感染し、1億人が死亡したと云わ
れていますが、その正体は現在のインフルエンザでした。スペイン風邪同様に新型コロナウイルス感染症も新薬の開発によ
り、一日も早く流行風邪の一種になることを願うものです。
 また、昨年はコロナ禍の中で開催された2020東京オリンピック・パラリンピックでは、一流アスリートの勇姿を視聴し
た多くの国民が感動と勇気を与えられたものと思います。さらには日本国を導く総理総裁が、菅 義偉(すがよしひで)内閣
から岸田 文雄(きしだふみお)内閣に代わり新たな舵取りとなりました。国民の健康保持増進を担うあはき師(業界)とし
て、岸田内閣に意見・要望を訴えなければなりません。そのためにも日頃からご指導を賜りお世話になっています「鍼灸マッ
サージを考える国会議員の会(あはき議連)」の国会議員にあはき業界に対してご理解を深めることが必要です。
 一方、あはき業界の現状は諸課題が山積しています。あはき師を目指す者の減少、あはき業(ぎょう)からの離職、受療率
の低下、組織離れなど、負のスパイラルに陥っています。今こそ職能団体として、業界が一丸となって、これらの諸課題に取
り組んでいくことで、魅力あるあはき業界につながり、ひいては公衆衛生の向上、国民の健康増進に寄与するものと確信して
おります。本年も役員一同、現状を見据え未来に向けた事業遂行に努めてまいりますので、会員の皆様には倍旧のご理解ご協
力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
 結びに、本年が会員の皆様、関係各位の皆様方にとりまして幸(さち)多い一年でありますよう祈念申し上げ、新年の挨拶
といたします。

●謹んで新年のご挨拶を申し上げます
鍼灸マッサージを考える国会議員の会 会長 参議院議員 衛藤 晟一(えとうせいいち)

 (公社)全日本鍼灸マッサージ師会の伊藤会長はじめ皆様方におかれましては、鍼灸マッサージの進歩発展とその医学的研
究の推進に努められ、鍼灸マッサージ師の資質の向上等に大きく貢献されてきたことに、心から敬意を表します。
 また、今般の新型コロナウイルス感染症の状況下においても、社会生活を維持するうえで必要な施設として、感染予防対策
を講じながら、施術を継続し、国民の健康の保持増進に尽力されていることに、深く感謝申し上げます。
 我が国の医療については、高齢化が進む中にあっても、公平性を担保し、一定以上の質を達成した点で世界的にも高く評価
されております。高齢化が一層進展する中で、この保健医療システムを保持・発展させるため、さらに効果的・効率的な医療
提供を進めていくなど、継続的な努力を怠ってはならないと考えます。
 こうした中で、鍼灸マッサージ師の果たす役割は、益々大きくなっており、時代の要請に対応できるよう、平成30年4月
より新たな学校養成施設カリキュラムによる教育が始まっています。また、昨年1月からは、療養費の受領委任を取り扱う施
術管理者に対する「実務経験」と「施術管理者研修」の要件追加がスタートしました。
 これらの施策を着実に実施するとともに、貴会が鍼灸マッサージに従事する皆様の資質向上のために積極的な取組を進めら
れていることにより、さらに高い資質を有する鍼灸マッサージ師が養成され、質の高い施術を必要な患者に提供し、国民の健
康を守っていかれますことを期待しております。
 最後になりましたが、鍼灸マッサージ師の皆様方が、引き続き国民の信頼と期待にお応えいただけるようお願い申し上げる
とともに、貴会の益々のご発展と皆様方のご健康、ご活躍を心から祈念しまして、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

●新年のご挨拶
参議院議員 島村 大(しまむらだい)

 令和4年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
 (公社)全日本鍼灸マッサージ師会の会員の皆様におかれましては、日頃より鍼灸マッサージ技術の向上と良質・適正な施
術の普及に御尽力され、我が国の公衆衛生の向上と国民の健康増進に多大な御貢献をされておられることに心から敬意を表し
ます。
 昨年は新型コロナウイルス感染症の終息には至らず、感染の第六波の到来も危惧されております。現在、政府与党一丸と
なって、最悪の事態を想定しつつ、国民の皆様の安心を取り戻し、命と健康を守り抜くとともに、新型コロナでお困りの方の
生活を支え、事業の継続と雇用を守り抜く決意で取り組んでいるところです。
 本年は団塊の世代が75歳を迎え始める年となり、近い将来「人生100年時代」が到来すると言われております。このよ
うに高齢社会が進展する中、国民の健康づくりにおいては、西洋医学だけではなく、東洋療法も積極的に取り入れていくこと
が必要であると認識しており、皆様の役割はますます重要になってきていると確信しております。
 また、本年は、あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費の改定の年に当たります。令和2年の前回改定では改定率プラ
ス0.27%が実現する一方で、距離加算の廃止や施術料と往療料を包括化した訪問施術制度の導入などについては、次回の
改定に向けて引き続き検討することとなっており、厚生労働省の審議会において議論がおこなわれる予定です。
 私も政府与党の一員として、皆様が活動しやすい環境を整備し、その技術をしっかりと国民に届けていただけるよう、取り
組んでまいる所存です。今後とも皆様から御意見、御要望をいただき、皆様の声を国政の場に反映させる役割を果たしてまい
ります。
 最後になりましたが、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会のますますの御発展と会員の皆様の御健勝と御活躍をお祈りしま
して、新年の御挨拶といたします。

●明けましておめでとうございます
衆議院議員 伊佐 進一(いさしんいち)

 先の衆議院選挙におきまして、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会の皆様方から多大なご支援をいただき、大勝利させてい
ただきましたこと心より御礼申し上げます。
 さて、長引く新型コロナによる影響も、ワクチン接種が進み、少し明かりが見えたかに思えました。しかし世界各地に変異
したオミクロン株の感染が拡大し油断できない状況です。第6波に備え、医療提供や検査体制の強化、ワクチン接種の促進、
治療薬の確保など迅速に対応しなければなりません。
 コロナ禍におけるこの2年間、私自身、党・財政金融部会長、また厚生労働部会長として、医療体制の確保、事業の存続、
雇用維持や生活への支援など、国民の「命と生活を守る」ため、小さな声を形にする様々な対策に奔走して参りました。例え
ば、一人一律10万円の特別定額給付金は、多くの国民の不安を受け止め、私が原案を作成して最初に提案をし、最後は政府
の方針をくつがえして、実現に至りました。他にも、飲食業のみならず広く支援が可能な一時支援金や月次支援金の創設な
ど、産業や雇用・生活を守る経済対策に総力を挙げて取り組んで参りました。
 昨年夏、全日本鍼灸マッサージ師連盟の顧問にも就任させていただきました。国民の皆様の健康長寿のために、地域で汗を
流していらっしゃる皆様とともに仕事ができることは、この上ない喜びです。現場の実情を踏まえた、地に足の着いた制度作
りに貢献ができるよう、頑張って参ります。
 本年、初当選以来4期10年目を迎えました。コロナを乗り越え、今までとは異なる新しい社会を築く時を迎えています。
 今後も、今まで以上に小さな声に寄り添い、具体的な成果でお応えできるよう努力してまいります。
 最後に、鍼灸マッサージ師会の皆様のご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

●新年にあたり東洋療法の一層の発展を願う
政治評論家・全日本鍼灸マッサージ師連盟相談役 森田 実(もりたみのる)

 あけましておめでとうございます。新年にあたり全日本鍼灸マッサージ師連盟の皆様の御健康と御多幸、東洋療法の更なる
発展を祈ります。
 私は、ただいま89歳でありますが、わが人生を振り返って、多くの鍼灸マッサージ師の先生方にお世話になって、健康を
保ってきました。89年間の人生を通じて大変お世話になりました東洋療法の先生方に対し、深く感謝しています。
 5年前、84歳の時、私は5回危険な状態になりました。最初が熱中症でした。書斎で意識を失いました。家内が気付き
110番に電話し、集中治療室に運ばれました。1時間遅かったら回復は不可能だったと言われました。約1ヶ月間入院し、
点滴治療を受けて回復し、退院しました。
 この直後、また倒れました。病名は虚血性心不全でした。救急車で運ばれ、約24時間集中治療室で手当を受けました。
 2ヶ月間入院し、回復しましたが、体力は衰えました。
 このあと、間質性肺炎(かんしつせいはいいえん)で3回緊急入院しました。それぞれ約1ヶ月間入院しました。コロナ禍
が起こる寸前に肺炎から解放されました。
 退院後、毎日、近くの鍼灸マッサージ院に通い、鍼灸マッサージを受けました。健康保険のおかげで毎日通院することがで
きました。
 3年間ほど、日曜日を除いて毎日マッサージを受けた結果、体力を回復しました。3年間のマッサージ治療のおかげで、健
康を取り戻すことができました。最近は週2回通院していますが、快調です。コロナ禍も無事に乗り切りました。同年代の家
内も鍼灸マッサージで救われました。
 私は、鍼灸マッサージのおかげで、80歳台後半になって、健康を回復することができました。再び原稿を書き、講演旅行
をおこな行い、マスメディアで仕事ができるようになりました。鍼灸マッサージのおかげです。鍼灸マッサージは私の命の恩
人です。
 今年もお世話になります。深く感謝します。

★謹んで新年のお慶びを申し上げます ―理事の新年のご挨拶と抱負―

■副会長・総務委員長・広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
 昨年の「第20回東洋療法推進大会in大阪」では会員多数の皆様にご参加いただきましたこと重ねてお礼申し上げます。さ
て、療養費制度、無免許問題はじめ、あはき業界の課題は山積しておりますが、あはき受療率の低迷、組織離れの問題も深刻
さを増しています。例年、同様の危機意識を持ちつつも特効薬があるわけでは無い中で、当会は業界を代表する組織として会
員を守り、育て、増やすことを目指しております。今年も、あはき師に寄り添い、情報共有と協調を基本に、都道府県師会と
連携し、各事業を遂行しつつ魅力ある組織づくりに取り組んで参ります。特に、会員数増強を主テーマとする「組織委員会」
「将来ビジョン等検討委員会」の活動にご注目いただき、ご意見やアイデアをお寄せいただければ大変有難く存じます。今年
も何卒よろしくお願いいたします。結びに皆様にとってこの一年が素晴らしい年になりますようにお祈り申し上げ、新年のご
挨拶とさせていただきます。

■副会長・財務委員長 長嶺 芳文(ながみねよしふみ)
 昨年は本会の業務執行理事として、会員の皆様のお役に立てるよう、財務の健全化、保険委員会への参加、介護事業の推
進、他にも様々な会の事業に関わらせていただきました。
 本年はそれぞれの事業を発展させると共に、業界の抱える課題についても、一歩でも解決に近づく事が出来ますように、微
力ながら働いて行きたいと思います。

■副会長・保険委員長 往田 和章(おおたかずあき)
 令和3年は前年に続き、新型コロナウイルス感染症の猛威に翻弄された年となりました。新型コロナ対策として医療従事者
に向けた各種助成制度やワクチン接種の優先接種は、一部自治体で実施はされたものの、国から全国一斉の発出はなされませ
んでした。
 これは我々鍼灸マッサージの施術が、新型コロナと向き合う医療従事者と同等と見てもらえていないことの証左だと思いま
す。我々も多くの基礎疾患を抱えた高齢者の施術を担い、在宅医療の一翼を担っているはずであるにも関わらず、です。
 長年にわたり言い続けて来たように業界団体がまずすべき事は、自身の団体が一番であると内部抗争に邁進することでも、
悪い施術者がいると声高に言い続ける事でもなく、私たち自身の資質を上げ私たち自身の術(わざ)が世の中にどう貢献でき
るのかを外部に向けて発信していくことであると考えています。
 この一年こそ、あはき師が新たな未来を切り開く最初の年となりますように。

■副会長・組織委員長 石川 英樹(いしかわひでき)
 昨年の丑年は「我慢(耐える)」、「これから発展する前触れ(芽が出る)」の年になると云われていた通り1年を通して
我慢が続きました。しかし発展する前触れと思える事象も私の周りではいくつか起き始めました。
 今年の「壬寅(みづのえとら)」は「陽気を孕み、春の胎動を助く」冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく
生まれる年になるといわれています。昨年は組織委員長として思っていた活動ができず大変悔しい思いをしましたが、今年は
初めからウィズコロナ時代に何ができるかを考えながら虎の尾を踏まぬよう気を付け、虎視眈々と機会を待って、虎穴に入ら
ずんば虎子を得ずと最後は多少のリスクは冒しても、業界発展のために千里行って千里帰る覚悟で行動していきたいと思いま
す。
 また、おかげさまで労災保険特別加入の審議会資料に必要なアンケートが予想以上に集まりました。急なお願いにもかかわ
らずご多大な協力誠にありがとうございます。このまま認められれば今年の4月からは、個人事業主である「あはき師」でも
自分で保険料を支払うことにより、一般的な企業に雇用されている従業員と同じく労災保険が適用となります。職業病である
腰痛や腱鞘炎なども対象になりますので、より安心して施術ができる事と思われます。是非、労災保険特別加入をご検討下さ
い。
「謙虚・利他・感謝」

■会長補佐 中野 義雄(なかのよしお)
 今年の抱負「自己の完成に向け頑張る!」
 一人開業を長く続けてきた。開業したのは大阪万博の頃、日本は高度成長期で好景気、日中友好で「ハリ麻酔」が紹介され
ブームを呼んだ。薬の副作用等で東洋医学への関心も高まり、我々の学術活動も活発となり前途洋々の始まりだった。開業と
共に学術は各学会、業務は全鍼(ぜんしん)又は日鍼(にっしん)、福祉は日盲連(視覚障碍者のみ)に其々入会した。当時は
それがセット。その頃のあはき師は視覚障碍者が多数であり立派に業(ぎょう)を確立されていた。「障害を苦にせず自立す
る歓びを誇っていた」。
 しかしながら近年の長い不況とコロナ禍の中、今までにない苦しみを味わってきた。
 今、本会も大変な時にある。伊藤会長の下、あらゆる困難に役員一同が一丸となって取り組み、献身的な活動をされていま
すので、将来の展望は大いに明るいと確信します。
 役員一人一人の個性と技量を尊重し重要な任務を任せる! 会長の度量に敬服しています。
 私自身も、自らを高められるよう役員各位の人となりに学び自己の完成に向け頑張りたいと願っています。今年もよろしく
ご指導願います。

■業務執行理事・学術委員長 小川 眞悟(おがわしんご)
 昨年度は、全国の師会(しかい)ではコロナ感染の影響で、計画していた学術講習会の開催は、対面ではなくWEBを活用
した講習会を開催する師会が多く増えてきました。
 10月の東洋療法推進大会in大阪においても、WEBで分科会を開催することになり、「臨床・研究発表」を全国から6名
の会員の皆様にエントリーいただき、質の高い発表していただき感謝しております。また、東洋療法将来研究会・生涯教育部
会の主催する認定訪問マッサージ師、認定機能訓練指導員の基礎講習会もWEBで開催いたしました。2月に開催する実技講
習会もWEBで開催予定です。
 東洋療法研修試験財団からは、生涯研修認定講習会を少しでも多くの皆様に受講していただけるように、生涯研修のWEB
開催を推奨しております。
 今年も、WEBでの学術講習会の開催が増える事と思います。WEBでの講習会のメリットは、全国何処からでもWEB環境さ
えあれば受講できます。全国のWEBで受講できる講習会の情報をまとめて、多くの会員の皆様に受講しやすいシステムを構
築したいと思いますので、宜しくお願いいたします。

■業務執行理事・介護委員長 狩野 裕治(かのうゆうじ)
 2021年はコロナ過からの脱却を図る一年ではなかったでしょうか?
 新型コロナウイルスの登場から早くも1年9か月が過ぎ、パニック状態からは少しずつ回復してきていると思います。しか
しながら8月には国内新規感染者25,000人を超える過去最大のピークもあり、医療現場は大変な混乱となりました。
 10月中旬からはワクチンの効果も出始め、感染者数・重症者数ともに激減し以前の生活が戻りつつあります。とはいえコ
ロナが落ち着いても日本の未来は問題が山積しております。少子高齢化による社会保障問題。様々な分野での人材不足が叫ば
れております。介護委員会といたしましては「介護×鍼灸マッサージ ~日本の介護を東洋医学で支える~」をスローガンと
し、来るべき2025大介護難民時代を支えられる人材育成をおこなってまいります。社会に必要とされる介護予防の主導者
として活躍出来る鍼灸マッサージ師が一人でも多く輩出されることを切に祈っております。

■業務執行理事・スポーツ・災害対策委員長 仲嶋 隆史(なかじまたかし)
 2020東京オリンピック・パラリンピックが開催され、選手の活躍はコロナ禍にもかかわらず大きな勇気と感動をいただ
きました。2022年は大会が徐々に再開すると思います。災害に関してはコロナ禍で災害支援の在り方が大きく変わりまし
たが、自然災害は待ってくれません。被災された方々に対し感染予防を念頭に安全に気を付け引き続きサポートを行ってまい
ります。今年もよろしくお願いします。

■業務執行理事・法制委員長 森 孝太郎(もりこうたろう)
笑門来福(しょうもんらいふく)!!
 昨年より続く新型コロナウイルス感染については、やっと減少傾向となってまいりました。一安心とはいえまだまだ予断を
許さない環境だと思います。今年一年は笑顔が多くなる良い年でありますように、頑張ってまいりましょう。
 法制委員会に関しては、広告のガイドラインが発出されていないものの、いつまでも待っているスタイルでは進むことがで
きません。今年は「攻めの姿勢」で臨んでいきたいと思います。皆様ご指導、ご教示賜りますよう、よろしくお願いいたしま
す。

■業務執行理事・視覚障害委員長 仲澤 進(なかざわすすむ)
 昨年は、視覚障害あはき師の経営実態調査にご協力をいただき、ありがとうございました。
 このアンケートからいくつかの課題点が見つかりました。例えば、療養費取り扱い時のレセプト作成の困難さ、往療施術を
行う時の交通手段や出先での不安要素等など。1つの方法として、視覚障害者を対象としたZoomミーティングで皆さんの
ご意見を伺い、解決の手がかりを見つけられればと考えております。

■業務執行理事・将来ビジョン等検討委員長 尾野 彰(おのあきら)
 皆様より理事に選任いただき、業務執行理事、将来ビジョン等検討委員長を拝命させていただきました埼玉県の尾野 彰で
す。
 将来ビジョンという大きなテーマですが、鍼灸マッサージ師が“あこがれる職業”となれるよう精一杯務めて参りますのでよ
ろしくお願い申し上げます。
 令和2年の初めから新型コロナウイルス感染が発生し、昨年も混乱の中に過ごした方も多いと思います。世界中が騒然と
し、何がなにやら訳の分からなかった旧年でしたが、新型コロナウイルスによる直接的な健康被害もさることながら、この感
染症が人々の日常生活に大きな制約をもたらしたことに強い衝撃を受けました。1日も早く明るい話題を共有できるよういろ
いろなことにトライしてまいりたいと考えております。
 新しい年が、全鍼師会(ぜんしんしかい)と会員の皆様にとって素晴らしい年となることを祈念して、新年のご挨拶とさせ
ていただきます。

■理事・スポーツ・災害対策委員・介護委員 朝日山 一男(あさひやまかずお)
 昨年は、スポーツ指導者育成講習会、熱海の土砂災害の支援者支援や地域に根差したサロン活動、トレーナー活動などが実
施出来ました。厳しい時代ではありますが、工夫しながら出来る方法で実施していきます。スポーツ・災害・介護予防をいか
に進めるか、全鍼師会でなければできない指導者研修を推進していきたいと考えます。今こそアイデアを駆使し会員の益々の
発展、国民の健康維持管理に役立つ活動を行っていきます。宜しくお願いいたします。

■理事・介護委員・スポーツ災害対策委員 足立 忠(あだちただし)
 2期目の理事として、介護委員会とスポーツ災害委員会の委員を拝命し活動させていただいております。昨年10月の東洋
療法推進大会in大阪におきましては、Zoomでの開催になりました。委員会活動もコロナの収束により新たな活動推進へと変
わっていくと思われます。是非とも会員の皆様の忌憚のないご意見をいただき、全鍼師会の活動にご協力をお願いし、新年の
ご挨拶申し上げます。

■理事・視覚障害委員・法制委員 佐々木 実(ささきみのる)
 コロナ禍の中、また新しい年がやって来た。この二年、三療経営は停滞し業界活動も大きく制限を受けた。でも悪いことば
かりではない。オンライン方式は移動の苦手な視覚障害者にプラスとなった。そして今年こそ無免許取り締まりの論議をと願
う。牛歩の歩みでも、とにかく一歩を踏み出すことが大切だ。寅は十二支の中では一番強い動物。しかも今年は「五黄の寅」
といって最も強い寅年なそうだ。その勢いでコロナをやっつけ、問題解決に進んでほしい。あっ!忘れていたが我が家のかみ
さんも寅年生れである。くわばらくわばら。

■理事・保険委員・将来ビジョン等検討委員 常盤 和成(ときわかずしげ)
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大にともない、私たちの生活が一変した。自然災害も年ごとに被害が甚大となってい
る。暗いニュースの多い一年であった。そんな厳しい一年の中で、一つの問いを『この一年の最高の喜び』とは?さて、皆様
の答えはどうだったでしょうか?陰陽の織りなすこの世界、悪い面もあれば、明るい面も必ずある。新年を人生最高の喜びを
発見する年にしましょう。

■理事・広報IT委員・保険委員 中川 紀寛(なかがわとしひろ)
 コロナ禍の中、情報発信をどのようにしていくべきかを考え、月刊東洋療法やホームページなどを通じて当会の最新情報、
活動内容やイベント、コラムなど会員の皆様に役立つ情報の発信をさせていただきたいと思います。国民の皆様にも鍼灸マッ
サージの普及啓発、健康つくりに役立つ情報など、より良い広報活動ができるよう、公益団体として国民の健康、社会の発展
に貢献できるようにいたします。

■理事・広報IT委員・スポーツ・災害対策委員 成田 卓志(なりたたかし)
 昨年はコロナ禍でリモート会議・講習会、現地+リモートのハイブリッド会議・講習会、オンデマンド講習会が増えてきま
した。コロナ禍が収束してもその流れは続きそうです。それを実現するにあたっては法律から機械・ソフトに関する幅広い知
識、PC、音響、映像等のいろいろな機材、そしてノウハウが必要になってきました。まずは全鍼師会で安定したサービスを
提供できるようにしたいです。その後、情報を共有する仕組みを作りたいと思っております。ご意見・ご要望・ご助言とご協
力をお願い申し上げます。東京2020のレガシーを残す活動もできたらと思っております。

■理事・組織委員 西島 登貴子(にしじまときこ)
 組織担当の理事として、活動させていただいております。前年10月の東洋療法推進大会in大阪におきましては、Zoomで
の開催での司会進行を経験させていただきました。コロナの影響も未だ見通しが付かず大変ですが頑張って参りましょう。皆
様のご多幸を祈念すると共に、業界の発展に微力ながら動かせて頂きたいと思います。是非とも、全鍼師会の活動にご協力を
お願い申し上げます。

■理事・スポーツ・災害対策委員・将来ビジョン等検討委員 松浦 浩市(まつうらこういち)
 理事第1期目を務めさせていただいております。以前よりスポーツ・災害対策委員をさせていただき、この度は将来ビジョ
ン検討委員を仰せつかりました。まさにこれから鍼灸マッサージは、世の中になくてはならない存在だと日頃の臨床で実感し
ている次第です。子供たちの「なりたい職業」の上位にランクインするべく活動をしていこうと思います。
 コロナ禍において会員の皆様には大変ご苦労をされておいでだと存じますが、ぜひとも踏ん張っていただき、明るい年にな
りますようご祈念申し上げます。
 微力ながら会運営のお手伝いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

2 地区協議会便り 関東甲越(こうえつ)地区協議会

 10月31日に第73回関東甲越(こうえつ)地区協議会 埼玉県大会「翔んで埼玉 DX(デジタルトランスフォーメーショ
ン)&リアル」を開催。昨年の新型コロナウイルス感染拡大で延期されていた今大会はオンラインでの開催としました。イン
ターネット環境を整備し、当日は、オンライン参加の難しい会員のため、人数制限をして大会を視聴できる場所も設けまし
た。大会は、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会の伊藤 久夫(いとうひさお)会長、関東甲越地区長で茨城県師会の伊藤 徳
也(いとうのりや)会長よりご挨拶いただき、次いで、明治国際医療大学の矢野 忠(やのただし)学長に「21世紀の医療
は、手技療法(三療)の時代に―病気保障から健康保障への転換―」というテーマでご講演いただきました。また、関東甲越
地区協議会師会長会議から「コロナ禍でも順調な治療院や、各地区の現状についての意見が交わされた。」との報告をいただ
きました。これからは更にDXが進んでいくことでしょう。今後は、講習会・講演会など、オンラインを有効に使い、会員の
リアルを充実する事に繋げていければと思います。
(報告 埼玉県師会理事 小久保 貴一 こくぼたかいち)

3 令和3年度「認定訪問マッサージ師」「認定機能訓練指導員」講習会および「更新講習会」開催

 令和3年度「認定訪問マッサージ師」「認定機能訓練指導員」講習会および「更新講習会」が11月27日・28日の二日
間にわたり東京医療福祉専門学校(東京都八丁堀)で開催された。
 主催は(公社)全日本鍼灸マッサージ師会をはじめとする東洋療法将来研究会(※「構成団体」がまとまり運営する)であ
り、『利用者に望まれる訪問マッサージ師・機能訓練指導員を目指そう』とのスローガンのもと、国家資格を有するマッサー
ジ師が利用者らのニーズに対応できる資質の向上、共通のフォーマットによる報告書やマッサージによるエビデンスづくりを
目指している。
 平成30年4月に介護保険制度の改正により、はり師・きゅう師が6カ月間の勤務実績があれば、機能訓練指導員として認
められました。そこで、今までの「認定訪問マッサージ師」講習会の実績を基に、既存のプログラムの内容を活かして「認定
機能訓練指導員」講習会を令和元年度より同時開催としました。また、本年度は、感染拡大防止の観点から、対面での受講を
辞めZoomによるライブ配信およびオンデマンド配信での開催としました。
 基礎講義の内容は、『初期評価・報告書・施術録の書き方』尾野 彰(おのあきら)氏(全日本鍼灸マッサージ師会)、
『療養費の扱いと同意書』往田 和章(おおたかずあき)氏(全日本鍼灸マッサージ師会保険委員長)、『介護保険制度にお
ける機能訓練指導員の役割~アセスメントと実施計画書の書き方~』『介護予防・体力測定法』長嶺 芳文(ながみねよしふ
み)氏(全日本鍼灸マッサージ師会)、『高齢者の医療と倫理』三橋 由佳(みつはしゆか)氏(のぞみ訪問看護リハビリ
テーションチーム登戸・認定訪問看護師)、『高齢者の合併症とリスク管理』大越 教夫(おおこしのりお)氏(国立大学法
人 筑波国際大学 学長)、『高齢者の心理』稲富 正治(いなとみまさはる)氏(医療法人財団石心会(せきしんかい) 川崎
幸クリニック)の計14単位であった。
 受講者からは、講習会の内容はわかりやすく、マッサージ師にとって有意義な講義で、いずれも臨床に即役立つ物であり大
変参考になったとの声を多数いただいた。
 令和4年2月5日・6日におこなわれる実技講習もオンデマンド配信とし、徒手筋力検査等の各種評価法の他、機能回復訓
練などベテラン講師陣による内容が予定されている。 (報告:認定訪問マッサージ実行委員会)

※)構成団体:(公社)全日本鍼灸マッサージ師会、(一社)日本東洋医学系物理療法学会、(公社)全国病院理学療法協会、(社福)日本視覚障害者団体連合、(公社)日本あん摩マッサージ指圧師会、(公社)東洋療法学校協会、日本理療科教員連盟

4 南海トラフ災害対応についてAMDAとの協議(報告)

 11月20日・21日、特定非営利活動法人AMDA本部にて、特定非営利活動法人AMDA(以下AMDA)菅波 茂(すがな
みしげる)理事長、理事GPSP世界平和パートナーシップ支援 難波 妙(なんばたえ)局長、DSAM矢津田 善仁(やつだよし
ひと)委員長(日鍼会〈にっしんかい〉危機管理委員長)、仲嶋 隆史(なかじまたかし)副委員長(全鍼師会災害対策委員
長)が参加しておこなわれた。
 AMDAより被災地での鍼灸治療を「災害鍼灸」と称し、今後起こりうる災害に備えて、鍼灸業団(ぎょうだん)(DSAM)
と連携を構築、経験の共有等をおこなっている一環で、ここ数年のうちに起こると予測されている南海トラフ災害に対応すべ
く、2015年より、行政・企業・大学などを中心とした南海トラフ災害対応プラットフォームを立ち上げ、迅速な支援活動
をおこなうべく準備を進めており、その進捗状況の共有のため、勉強会を開催したいという依頼を受け協議をおこなった。
 AMDAはロジスティクスを含め様々な準備を進め、基本チームや支援職種、募集医療スタッフと調整員、対応避難所・交通
手段・経費等、具体的に計画している。
 鍼灸マッサージに関する施術についても、東日本大震災の経験を生かして、往診という形で保険を使って施術が出来ないか
を研究。DSAMとしても事前準備や顔の見える関係構築の必要性を痛感した。
(報告 スポーツ・災害対策委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)

5 医者いらず健康長寿処方箋(95)

健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)

 井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!
ご連絡はURLより。http://www.inouemasayasu.net

「感染症の歴史とコロナ禍の終焉」

 WHOは2021年11月末に南アフリカでの新型オミクロン株の激増を警告し、日経新聞も12月5日に南アでの新規感
染者が前日比で4割近くも増えている事を報じた。これまでは南アの主要な変異株だったデルタ(δ)株が、11月中旬には
全検体でオミクロン株に置き換わっていた。各国政府は南アからの入国を速やかに制限したが、既にオミクロン株はイギリ
ス、ドイツ、イタリア、ベルギー、チェコ、カナダ、オーストラリア、香港、日本を含む60ヶ国以上に侵入済み(11月
15日現在)であり、“無症候性パンデミック”として世界中に拡散しつつある。スパイクに32ヶ所もの変異があるオミクロ
ン株は、α、β、γ、δ株などと異なる変異系統であり、SARS-COV2Sと同系統のCOV-229Eに同時感染した宿主で誕生した
と考えられる。スパイクに多くの変異があるオミクロン株は、血管壁ACE2とは異なる感染受容体を新たに獲得し、スパイク
蛋白の開裂部位に近いH655Y、N679K、P681Hなどの変異が感染増強に関与していると考えられる。世界の感染状況を分析
すると、現在のワクチンは無効であり、逆に再感染や感染爆発を誘発する危険性が示唆される。幸いにもオミクロン株の感染
者は大半が無症状であり、発症しても頭痛、咳や喉の痛み、倦怠感などの軽い風邪症状で経過して重症化する兆しは見られな
い。
 新型コロナと呼ばれる様(よう)に、コロナには旧型も存在する。130年前にパンデミックとなったロシア風邪のウイル
スが元祖コロナである。当時は14億人の世界人口で100万人が死亡したので大変な惨状であったが、速やかに集団免疫が
確立され、ワクチンや特効薬も無かったのに僅か1年で自然収束した。以来、元祖コロナは130年間も人類と共存し、4種
類の旧型コロナ集団へと変異しながら東アジアに生息し続けてきた。ロシア風邪の30年後にパンデミックとなったスペイン
風邪は、カンザス州の兵舎で誕生した米国産インフルエンザであり、第1次世界大戦のヨーロッパへ飛び火して約1億人が死
亡した。子供と高齢者のリスクが高いインフルエンザでは、死亡率が年齢依存性のU字型を示すが、米国の第2波では中央部
(25~35歳)に不自然な高いピークが形成されて被害が増大した。これは政府により解熱剤のアスピリンを大量投与
(~30g/日)された兵士達が肺浮腫と呼吸困難で死亡した薬害であった。事実、アスピリンの大量投与が中止された翌年
にスペイン風邪は速やかに自然収束した。今回の遺伝子ワクチンと同様に、政府の投薬介入がなければもっと短期間で自然収
束したと考えられている。スパイクが血栓症、心筋炎、血管障害を誘起(ゆうき)する毒蛋白である事が判明した今回の遺伝
子ワクチンでも世界中で政府主導型の人災的副反応被害が深刻化している。経験の科学である医学は「自然感染による集団免
疫の獲得が最良の処方箋である事」を教えている。感染症の歴史から学ぶべき事は「変異株へのシームレスで緩やかな感染が
集団免疫力を獲得進化させて重症化や死亡率を抑制する事実」である。日本人は土着コロナによる毎年の免疫軍事訓練に加
え、19年暮から翌年2月までに大量の中国人旅行客と共に入国した弱毒武漢株に無症候性感染して強力な集団免疫力を獲得
していた。その直後に政府チャーター便で帰国した日本人が持ち帰った強毒(きょうどく)G型株で第1波が始まったが、ウ
イルス干渉でインフルエンザが激減した事と集団免疫力が“神風”となり、20年度の日本人超過死亡数は世界一低く抑えられ
た。その後2021年夏までに5回ものPCR陽性波に曝露された日本人は、“新型コロナ変異株の生ワクチン”を6回も接種し
たのと同等の免疫力を獲得更新している。最近、理化学研究所が“新型コロナ未感染者”の約6割に新型コロナと反応するキ
ラーT細胞が存在する事を報告した。これは“変異株に何度も無症候性感染して集団免疫を獲得した事実”を示す揺るぎない証
拠である。
 感染力が激増したオミクロン株が世界中で“無症候性パンデミック”となりつつある事実は、新型コロナが“感染力の強い普
通の風邪”に進化したことを意味し、新年が“コロナ騒動終息の幕開け”になる事を示唆している。メディアや自称専門家のイ
ンフォデミックに煽られて政府や国民が過剰反応しなければ、日本でもポストコロナ時代の清々しい年明けを祝う事が可能で
ある。インフォデミックと視野狭窄のコロナ脳が無意味な人流抑制政策とワクチンヒステリーを暴走させた人災的国難で多く
の生命と生活が奪われた。この「失敗の本質」を俯瞰的に反省し、新時代に相応しい死生観を再構築する新年となる事を願っ
てやまない。

6 人権を考える

権利擁護のための制度(続き)
顧問弁護士 井上 雅人(いのうえまさと)

 前回は成年後見制度のなかの「法定後見制度」を中心にお話したので、今回は、「任意後見制度」について説明させていた
だきます。
 ある日、70歳代の独り暮らしの男性Aさんからこんな相談を受けました。
 「自分には妻や子はいない。兄と弟がいるけれどもう何十年も連絡をとっておらず、どこにいるのか、生きているか死んで
いるかもわからない。自分にはいくらかの定期預金があるけれども自分が死んだときには兄と弟またはその子どもが相続する
と聞いたことがある。自分としては、長年交流が途絶えている兄弟よりも、身近でお世話をしてくれた人に財産を受け取って
もらえるようにしたい」。
 Aさんの法定相続人は兄と弟の2人のようです。このような場合にAさんの希望を叶えるためには遺言書を作成しておくこ
とが必要となります。兄弟には遺留分はありませんので、お世話になった人に全ての遺産を遺贈する旨の遺言書を作成してお
くと兄弟の取り分はなくなります。そこで、Aさんに遺言書の種類や作成方法、費用等について説明していくなかで、Aさん
は、ぽつりぽつりと今抱えている不安な気持ちを話されました。その不安とは、自分が認知症になって、それまで出来ていた
ことが出来なくなったり、お金の管理が出来なくなったらどうすればいいのかということでした。
 このAさんの不安を解消する方法の一つが「任意後見制度」の利用です。任意後見制度は、自分の判断能力が十分あるうち
に、自分が将来認知症等で判断能力が不十分になって金銭管理や介護の契約等ができなくなった場合に備えて、今のうちに任
意後見人の候補者との間で契約しておく制度です。具体的な内容は次のとおりです。
 ①依頼する人(以下「本人」といいます。)と、任意後見人になってくれる候補者(以下「任意後見受任者」といいま
す。)との間で、本人に代わっておこなってもらう委任事項(預貯金を管理して金融機関と取引をすること、介護サービスを
受けるための契約、施設入所の契約など)や、報酬額などについて取り決めます。
 ②決めた内容について任意後見契約書を作成しますが、この契約書は公正証書で作成しなければなりません。
 ③任意後見契約書を作成すると、その契約がされた事実および契約内容が登記されます(この登記内容が記載された登記事
項証明書を、後述する任意後見監督人選任申立のときに添付します)。
 任意後見契約を締結した後も、本人の判断能力に変化がなければ、契約しただけの状態が続き、任意後見受任者はまだ職務
をおこないません。その後、本人の判断能力が不十分になったときは、家庭裁判所に任意後見監督人の選任申立をおこない、
任意後見監督人が選任されたときから任意後見受任者は「任意後見人」となって、任意後見契約に沿って職務をおこなうこと
になります。任意後見監督人の選任が必要な理由は、任意後見受任者が任意後見人となって職務遂行する時点で本人の判断能
力は不十分になっているため、本人が自ら任意後見人の職務内容をチェックするのが難しいからです。そのため、任意後見制
度では任意後見監督人は必ず選任され、任意後見契約は任意後見監督人が選任された時点で発効することになります。なお、
任意後見契約の中に、任意後見人が本人の重要な財産を処分する場合、例えば、不動産を売却する場合には、事前に任意後見
監督人の同意を得なければならない等の定めをすることも可能です。家庭裁判所への任意後見監督人の選任申立は、任意後見
受任者が本人の状況等をみておこなうことが多いです。
 任意後見人の代理権は、任意後見契約で取り決めた範囲内であること(例えば、法定後見制度の成年後見人は選任されると
当然に金融機関との取引について代理権を有しますが、任意後見人は、任意後見契約でその代理権が付与されていなければ権
限はありません。)、また、本人が悪徳商法に騙されて契約してしまったような場合でも任意後見人には、本人がした契約を
取り消す権限がないことなど、前回お話した法定後見制度における成年後見人とは、その有する権限に違いがあるので注意が
必要です。
 成年後見制度の理念には、判断能力が不十分となっても自分らしく安心して暮らすことができるよう、本人の自己決定の尊
重があります。任意後見制度は、この理念に則った制度であるといえます。
 ところで、先の相談に戻りますが、Aさんにはもう一つの不安がありました。それは、自分が亡くなったときの色々な支払
や葬儀などについては、どのような準備をしておけば周りの人に迷惑をかけないようにできるのかということでした。この不
安は任意後見契約で解消できるでしょうか?答えは「いいえ」です。任意後見契約は、判断能力が不十分となった本人を支援
する制度であり、本人が亡くなった時点で契約は終了するので、本人死亡後の事務(一般的に「死後事務」と呼ばれていま
す)を定めることはできません。死後事務についても依頼する場合は、「死後事務委任契約」を結んでおく必要があります。
 任意後見契約と一緒に死後事務委任契約を結ぶときは、一通の公正証書に二つの契約を記載してもらうこともできます。
 死後事務委任契約で委任する事務の内容は、その人が何を求めているかによって異なりますが、一般的には、死亡後の病院
費用の支払いや、施設入所者であれば施設利用料の精算、部屋の明渡し(あけわたし)、動産類の処分、ご遺体の引き取り手
配、葬儀、火葬、納骨などについて契約される場合が多くみられます。葬儀や納骨については、依頼者が望む方法(どこで、
どのような(費用面も含めて)葬儀をおこなうか、どこに納骨するか等)を定めておくこともできます。
以上

7 Dr.タコのお気軽クリニック 「餅がつまったら」

  あけましておめでとうございます。コロナのせいか月日の経つのが早く感じられます。かつてK崎の救急病院で対応して
いたタコも、開業医としては救命救急の現場に居合わせることも少なくなりました。しかし田舎でも心筋梗塞や窒息で急変す
る人は同じにいます。医者としての初診を忘る(わする)べからず、というお話。
 
  おめでたいはずの正月ですが、毎年決まってもちを詰まらせて窒息というニュースが流れます。過去にはパンの早食い競
争で窒息死した学生の事故もありました。せっかくの楽しい時期が悲惨な結果になるのは避けたいもの。対処法を知っている
だけで結果が変えられるかもしれません。
 もちは粘り気が強く、大きな塊のまま飲み込むと気道の入り口を塞ぎやすく、お年寄りや、病気や麻痺のため飲み下す機能
や吐き出す力が弱い人は注意が必要です。窒息には高齢の他に、歯の欠損や飲酒の影響が大きいとされ、鎮静剤の内服も危険
因子として挙げられています。
 もちろん予防が大切ですし、可能です。気をつけることは「もちはご飯をはしで食べる時の1・2口程度に小さく切る」
「あらかじめお茶や汁などでのどを湿らせる」「ゆっくりとかむ」「一人の時や酔ったときは食べない」「もちを口の中に入
れたままで話をしない、周囲も話しかけないようにする」などです。
 窒息の最初の症状はせきこみが多いのですが、激しくせきこむと助けを呼べなくなります。窒息のサインはさまざまです。
のどのあたりを両手でかきむしるような動作は世界共通だそうですが、呼吸や話す力が徐々に弱くなり止まる、甲高い音やい
びきのような音を出す、顔が真っ青になったり、けいれん発作を起こしたり、意識がなくなることもあります。これらに早く
気づいてください。
 いざという時は、家族でも隣家でも応援を求め、できるだけ早く救急車を呼び、到着するまでは応急処置を施しましょう。
窒息による呼吸停止から4分経つと蘇生の確率は50%に、5分で25%にまで減ってしまうのです。厳しいお話ですが、ご
家族の初期対応が予後を左右する可能性があります。
 応急処置とは、①もちを詰まらせた人の口の中をのぞく。もちが見えたら、指にガーゼなどを巻き、円を描くようにして拭
き取る。この時もちを奥に押し込まないようにすることが大切です。
 ②もちが見えない場合、うつむかせて、両肩の肩甲骨の間を平手で力強く4~5回たたく(背部叩打法)。その後口の中を
確認し、もちが見えたら指で取る。一人がけのいすの上に腹ばいにさせて、たたくのも良いでしょう。もちを詰まらせた人が
倒れている時は、横向きにさせて、片方の手で背中をたたいて、同様に指で取り除きます。
 ③ハイムリック法:上記の方法でだめな時に考慮します。上腹部(じょうふくぶ)と胸を圧迫して、のどに詰まったものを
吐き出させる方法です。後ろから上半身を抱くようにして、右こぶしをみぞおちにあて左手を添え、力強く手前に引き上げ、
上腹部を圧迫します。詰まったものが出るまで、強く引き締めて4回ほど圧迫を繰り返します(ネットで動画を見られま
す)。ただし、強すぎると内臓破裂の恐れがあり、小児の場合は力を弱めます(乳児や妊婦には行いません)。この方法は、
意識を失ったらすぐにやめます。
 このほか、掃除機の吸い込み口に細いノズルをつけ、口の中に入れて吸うという方法もありますが、時間もかかり安全が確
立されていないので、救急隊と相談しつつ対処してください。
 体外式除細動器(AED)が普及して蘇生術の講義を受ける方も増えているようですが、もちによる窒息は簡単な方法で命を
救う可能性があり、ぜひ心にとめておいて頂きたいと思います。みなさま安心で穏やかな正月をお過ごしください。
+++++
  Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

8 令和3年度 JIMTEF スキルアップコース開催

 11月20日、9時~12時30分過ぎまで令和3年度JIMTEF災害研修スキルアップコースが新型コロナウイルス感染症
拡大の影響で2年ぶりに開催された。スキルアップコースはJIMTEF災害研修のアドバンスコース修了者で災害現場にて医療
チームと連携できるスキルを養成するコースである。今回はZoomでの研修となったが様々な医療業種が北は北海道、南は沖
縄まで81名参加(内10名が全鍼師会会員)した。
今回は新型コロナウイルス感染症がメインテーマで
講義1 新型コロナウイルス対応~災害医療の観点から~
国立病院機構本部・厚生労働省DMAT事務局 事務局次長近藤 久禎(こんどうひさよし) 氏
講義2 新型コロナウイルス~感染制御の観点から~
長崎大学大学院 医歯薬学(いしやくがく)総合研究科 臨床感染症学分野 教授 泉川 公一(いずみかわこういち)先生
講義3  コロナ禍の災害対応~令和2年7月豪雨を中心に~
熊本県人吉保健所 所長 劔 陽子(つるぎようこ) 先生
グループディスカッション「コロナ禍の災害対応」 JIMTEF 災害医療委員会がおこなわれた。
(報告 スポーツ・災害対策委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)

9 第15回 「地域健康つくり指導者研修会」開催案内

令和3年度はコロナ禍の為、集まっての地域健康つくり指導者研修会はありません。
以下の内容をオンデマンドにて配信いたしますので、皆様のご参加をお待ちしています。
(介護委員長 狩野 裕治 かのうゆうじ)

〇演題:介護×東洋医学(日本の介護を鍼灸マッサージで支える)
〇プログラム(変更の場合あり)
1)全国での介護×東洋医学の取り組み紹介
2)講義 「2024年度介護保険改定 国の介護保険施策について」
厚生労働省老健局老人保健課介護予防栄養調整官 日名子(ひなご)まき先生
3)日名子(ひなご)まき先生と介護委員による座談会
○配信期間: 3月1日(火)から3月14日(月)
○視聴方法:お申込み後に届く案内メールにて必要なURL・パスワードをお送りいたします。1週間前までにメールが届いていない場合は、お手数ですが事務局までご連絡下さい。
○参加費:会員1,000円(学生も同額)
○申込み締め切り:2月18日(金)必着
○申込み方法:指定の申込書に記載の上、全鍼師会事務局までメールにてお送り下さい。参加費も期日までにお振込下さい。
※全鍼HPトップページ「イベントセミナー」からもダウンロードできます。
○取得単位:視聴後レポート提出(400字以上)により健康つくり指導者研修会10単位取得できます。
○振り込み先:郵便局 青伝票にて
口座記号番号 00160-8-31031
加入者名 公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会
※通信欄に「地域健康つくり指導者研修会 参加費」と明記のこと
○注意事項:予告なく内容を変更する場合がございます。
本研修会の著作権は全日本鍼灸マッサージ師会に帰属します。アクセス状況により、WEBサイトに繋がりにくい可能性もありますがその場合は時間帯を変えて再アクセスをお願いいたします。 以上

お問合せ・お申し込み
全鍼師会事務局 TEL:03-3359-6049 FAX:03-3359-2023
E-mail:zensin@zensin.or.jp

10 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下さい)
なお、全鍼師会(ぜんしんしかい)HP:トップページ内「全鍼(ぜんしん)ニュース」もご参照下さい。

月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位で掲載
1月8日、東京、10時から12時、東京都師会会館【ハイブリッド】、鍼灸の思想を学ぶ、可、会員無料 会員外500
円、2単位
1月9日、東京、10時から16時、東京都障害者福祉会館、伝統鍼灸基礎講座、可、会員無料 会員外500円、6単位
1月10日、大阪、10時から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、大阪府師会会員・学生無料
会員外1,000円、6単位
1月16日、福島、10時から15時15分、福島県師会事務所、地域包括ケアシステムにおける他職種連携での鍼灸マッ
サージ師の役割(事例検討と意見交換)、不可、無料、6単位
1月16日、広島、11時から16時、広島市東区民文化センター、スポーツ鍼灸マッサージ、可、広島市師会会員無料 会
員外3,500円 学生1,500円、5単位
1月16日、福岡、13時から16時30分、北九州市師会事務所、陰陽五行説と五精~うつ病に対しての治療~、中医学か
らみたコロナ時代の健康と美容、可、県師会生涯研修会員・北九州市師会・福岡医健学生・福岡医療学生無料 県師会会員・学
生1,000円 一般鍼灸師3,000円、4単位
1月23日、青森、10時から15時15分、青森市しあわせプラザ、組織学的理解を深めた徒手技術講習会part2、可、青
鍼師会会員無料 他県全鍼会員3,000円 それ以外5,000円、6単位
1月23日、大阪、12時30分から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、介護予防と鍼灸、人生会議~終末期におけ
る看護職の支援~、可、会員1,000円 会員外2,000円 学生無料、4単位
1月23日、鳥取、10時から15時、倉吉市 伯耆しあわせの郷、会員による発表・報告、可、会員500円 会員外有資格
者2,000円 学生一般無料、5単位
1月23日、愛媛、13時から16時50分、愛媛県生活文化センター【ハイブリッド】、新型コロナ感染症対策を含めた
ブース運営の危機管理、スポーツ選手に対する鍼灸等の施術、可、県会員、県鍼灸師会 全日学会員・学生1,000円 それ以
外3,000円、4単位
1月23日、鹿児島、10時から15時、鹿児島県師会会館【Zoom】、ツボと健康、はりが及ぼす受容体を通した身体的影
響、可、会員無料 会員外1,000円、5単位
1月30日、東京、13時から16時、東京都師会会館【ハイブリッド】、産後ケアについて、可、無料、2単位
1月30日、愛媛、12時から15時、松山市民会館西駐車場、愛媛マラソンケアボランティア、可、無料、5単位
2月5日、東京、10時から12時、東京都師会会館【ハイブリッド】、鍼灸の思想に学ぶ、可、会員無料 会員外500
円、2単位
2月6日、茨城、10時から16時、水戸市福祉ボランティア会館【ハイブリッド】、鍼灸マッサージ師に必要な感染症の基
礎知識(仮)、筋膜リリースについて―股関節周囲の筋を中心に―、可、会員2,000円 会員外5,000円 学生1,000
円 付添500円、6単位
2月6日、東京、10時から16時、東京都障害者福祉会館、伝統鍼灸基礎講座、可、会員無料 会員外500円、6単位
2月6日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校【ハイブリッド】、加賀・三策塾「症例検討会」、可、無
料、2単位
2月6日、大阪、10時から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、大阪府師会会員・学生無料
会員外1,000円、6単位
2月6日、奈良、13時30分から15時、【Zoom】、みんなで語ろう、東洋医学の魅力、可、2,000円、2単位
2月13日、岩手、10時から15時、【Zoom】、心の危機をどう乗り越えるか―より良い人生を得るために、トリガーポ
イント鍼治療の理論と応用、可、無料、4単位
※研修単位は会員のみ

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