NEWS

お知らせ

2023/12/06

【第33回加古川ツーデーマーチ】

第33回加古川ツーデーマーチ スポーツ鍼灸マッサージボランティアに参加して

2023年11月11日から12日の2日にわたり、加古川市役所前広場をスタート・ゴール地点として、第33回加古川ツーデーマーチが開催されました。初日は早朝に木枯らし1号が吹き荒れる荒天となり、2日目も気温の低い中での開催となりました。

加古川ツーデーマーチとは、ウェルネス都市加古川を巡るウォーキングイベントであり、豊かな自然、まちのにぎわい、地域とのふれあいなどを通してウェルネスな暮らしの素晴らしさを感じていただく事を目的として開催されています(大会ホームページより引用)。

スタート、ゴール地点のある広場では、当会を含むウェルネスブースや地元特産物等を販売する屋台が所狭しと並び、メインステージでは主催者である加古川青年会議所の活気あふれる面々が司会を行い大会の雰囲気を盛り上げていました。

例年、兵庫県鍼灸マッサージ師会は、出場選手を対象としたスポーツマッサージを提供する協力団体として参加しています。今年度は、賀内会長をはじめ、天野副会長、木村事業部長、高野監事、清次氏、初参加の山口理事、水口氏の錚々たるメンバーの中に、鍼灸をメインに担当した私が3回目の参加を果たしました。

今回は、スポーツマッサージだけでなく鍼灸施術も提供することを試みました。今までの経験から、低温の中で開催されるイベントでは筋痙攣を起こす確率が高くなり、そのような時にはマッサージよりも鍼が有効ではないかと感じていたことから提言させていただいたところ早期に実現可能となりました。

この度は、80歳代の女性が筋痙攣を起こされましたが、木村事業部長のマッサージのみで軽快された為、筋痙攣に対する鍼の出番は残念ながらありませんでした。しかし、初体験であっても自ら鍼灸を希望される選手もいて、鍼をうった瞬間から身体の症状が変化していくことを体験され、「おもしろかった」と感想をいただく等、今後の活動に希望が持てる結果となりました。受療者数は、1日目 マッサージ40人、鍼灸8人、2日目 マッサージ59人、鍼灸4人となりました。2日目の鍼灸受療者が少ないことについては、1日目よりも受療希望者が多く受付に待機者が溜まってしまい、マッサージよりも時間を要する鍼灸を控えた事が考えられます。今後の課題は、より短時間で効果的なスポーツ鍼灸の実施と、鍼灸スペースの工夫です。人目を避ける、暖かくする等、肌の露出が多くなる事を考慮した空間作りが必要であると感じました。また、全日本鍼灸マッサージ師会のスポーツトレーナー講習では、スポーツ現場での灸は行わないことが原則となっていますが、この度の活動では山口理事が灸を実践され症例を残されました。

このように、当会のスポーツ事業では常に前進すべく新しい事に挑戦しています。少しでも興味がございましたらお声かけください。もっともっと多くの先生方と共に活動したいと思っています。

【報告者:神戸地区 小川結子】

最新の記事