2025/03/03

東洋療法365号

東洋療法365号(電子ブック版)

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東洋療法365号(PDF白黒版)(5.08MB)

目次

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1  令和6年度 認定訪問マッサージ実技講習会 開催報告
2  年頭所感 (厚生労働大臣 福岡 資麿 ふくおかたかまろ)
3 令和7年 都道府県別代議員・補欠代議員当選者一覧表
4  令和7年度定時総会開催のお知らせ
5  Dr.タコの外来小咄(がいらいこばなし)
6  中医学コラム(7)
7  第3回JIMTEF(ジムテフ)災害医療研修スキルアップコースに参加して
8  インフォメーション 研修会・イベント開催予定
9  組合ニュース
10 編集後記
*****
以下本文

1 令和6年度 認定訪問マッサージ実技講習会  開催報告
【写真:講師陣、会場風景】

 令和6年度「認定訪問マッサージ講習会」および「認定機能訓練指導員講習会(実技講習)」が、令和7年2月1日・2日に
東京医療福祉専門学校にて、対面およびオンデマンド配信の形式で開催されました。
 本講習会は、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会をはじめとする関連7団体で構成される「東洋療法将来研究会」 が主催。主
催者からは、「本講習会を通じて、共通フォーマットの報告書を作成できるようになり、地域包括ケアシステムにおいて、医師
や訪問マッサージに関わる医療・介護関係者との連携を深めてほしい」とのコメントがありました。

[講習内容]
 実技講習では、訪問医療マッサージの現場で求められる身体機能評価について学びました。具体的には、以下の検査について
座学と実技を実施しました。
 関節可動域検査(ROM-T)・徒手筋力検査(MMT)・日常生活動作(ADL)それぞれについて、(1)目的(2)測定方法
(3)注意事項 を詳しく解説しました。また、マッサージ実技・機能回復訓練・片麻痺訓練のプログラムでは、起居動作訓練・
体位交換と良肢位・移乗動作訓練・立位歩行訓練・応用歩行訓練・変形徒手矯正法・マッサージ法についてわかりやすく解説さ
れました。
 認定訪問マッサージ講習会の講師は、中山 恭秀(なかやま やすひで)先生(東京慈恵会医科大学付属病院リハビリテーショ
ン科技師長)、清水 孝悦(しみず たかえつ)先生(ふらみんご訪問看護ステーション)、松村 天裕(まつむら たかひろ)先生
(東京医療福祉専門学校)の臨床経験豊富な理学療法士の先生方。
 また、認定機能訓練指導員講習会では、当会の長嶺 芳文(ながみね よしふみ)会長から高齢者の体力測定について講義がお
こなわれました。
 参加者からは、「検査の留意点が実践例を交えて説明されたため理解しやすかった」「視覚障害者への配慮が大変ありがた
かった」「臨床現場での疑問を直接質問でき、大変有意義だった」といった好評の声が寄せられました。]

[認定の流れについて]
 受講者は講習会の受講により単位を取得できるだけでなく、期限内に3症例の報告書を提出し、審査に合格することで認定を
受けることができます(認定証の有効期間は5年間)。

★次回(令和7年度)開催予定
次回の講習会(第13回)は、以下の日程で開催予定です。
基礎講義:令和7年11月22日・23日、実技講習:令和8年2月7日・8日(いずれも会場は東京医療福祉専門学校)
詳細は「東洋療法」および公式HPで順次アナウンスされるため、ぜひ注目してください。
                                     (報告 認定訪問マッサージ実行委員会)

2 年頭所感 (厚生労働大臣 福岡 資麿 ふくおか たかまろ)
※誌面の都合で掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。(広報IT委員会)

【顔写真】

(はじめに)
 令和7年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 厚生労働大臣に就任し、約3か月が経ちました。この間、国民の皆様の安全・安心の確保に万全を期すことにより経済活動の
安定に資するよう努力してまいりました。引き続き、私自身が先頭に立ち、厚生労働省一体となって様々な課題に全力で取り組
んでまいります。
(災害への対応)
 昨年1月の能登半島地震の発生から一年となります。その後の大雨なども含め、改めましてお亡くなりになられた方々にお悔
やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災された皆様が一日も早く安全・安心な生活
を取り戻すことができるよう、雇用対策や被災者の見守り、心のケア等に引き続き全力で取り組んでまいります。また、近年
様々な災害が全国各地で発生している中、自然災害から国民生活を守ることができるよう、保健・医療・福祉の体制や支援の強
化等に取り組みます。
(医療介護分野の賃金対応等)
 足元の人材確保への対応として、令和6年度報酬改定において講じた医療・介護・障害福祉分野の職員の処遇を改善するため
の措置を確実に届け、現場で働いている方々にその効果を実感いただけるようにしていくとともに、更なる賃上げを図るための
支援をおこなってまいります。
 また、介護分野については、ICT等を活用した生産性向上の取組を強力に推進し、サービスの質の向上や職場環境改善を図る
とともに、訪問介護の提供体制の確保や、介護人材の確保・育成・定着に向けた取組を支援してまいります。
(持続的な賃上げ)
 持続的・構造的な賃上げを実現するため、引き続き、三位一体の労働市場改革を進めつつ、最低賃金については、2020年
代に全国平均1,500円という高い目標に向かって、たゆまぬ努力を続けます。中小企業等が賃上げしやすい環境整備に向け、関係省庁と連携し、生産性向上支援や価格転嫁対策の徹底等に取り組んでまいります。
(年収の壁、年金制度改革)
 いわゆる「年収の壁」を意識せずに働くことができる環境づくりのため、「年収の壁・支援強化パッケージ」について、申請
書類の簡素化、審査の迅速化、ワンストップ相談体制の整備によって、社会保険の対象となる短時間労働者の方々をきめ細かく
支援してまいります。
 また、公的年金制度については、昨年12月の社会保障審議会年金部会等の取りまとめに基づき、働き方に中立な制度とする
観点や、年金の所得保障機能、所得再分配機能の強化を図る観点から、制度の見直しに取り組むとともに、高齢期に向けた資産
形成を支援し、多様な働き方やライフコースに対応する観点から、私的年金制度の見直しにも取り組んでまいります。
(全世代型社会保障制度の構築)
 本格的な少子高齢化・人口減少という時代の大きな変革期にあっても、国民お一人おひとりが安心して生活できる社会保障制
度を構築し、しっかりと次代に引き継いでいくため、能力に応じて皆が支え合う、全世代型社会保障を構築していくことが重要
です。高額療養費制度については、高齢化や高額薬剤の普及等によりその総額は年々増加しており、結果として現役世代を中心
とした保険料が増加してきました。そのため、現役世代をはじめとする社会保険料負担の軽減を図るとともに、セーフティネッ
トとしての役割を今後も維持していく観点から見直しをおこなうほか、令和5年末に閣議決定した「改革工程」に掲げられた他
の項目についても、必要な保障が欠けることがないよう十分配慮しながら、検討をおこなってまいります。
(マイナ保険証、医療・介護DX、地域医療構想)
 マイナ保険証は、医療DXの基盤として国民の皆様が健康・医療情報に基づいたより良い医療を受けることを可能にするもので
す。先月からマイナ保険証を基本とする仕組みへと移行したところですが、最長一年間、発行済みの保険証を使い続けられるこ
とや、マイナ保険証をお持ちでない方に対して申請によらず保険者から資格確認書を交付するなど、引き続き、すべての方が安
心して保険診療を受けられる環境整備に取り組んでまいります。
 医療DXの実現に向けて、医療介護全般にわたる情報を共有できる「全国医療情報プラットフォーム」を創設するとともに、マ
イナポータルを活用し公的な健診情報をご自身で把握することが可能となるよう取組を進めます。また、創薬(そうやく)や医
療機器の研究開発等に資する医療等情報の二次利用の推進や、社会保険診療報酬支払基金を医療DXに関するシステムの開発・運
用主体として抜本的に改組することなどについて検討を進めるとともに、医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策に万全
を期してまいります。国民の皆様が安心してオンライン診療を受けられるよう、その適切な実施と推進のための方策について検
討を進めてまいります。
 2040年頃を見据え、医療・介護の複合ニーズを抱える高齢者の増加や現役世代の減少などに対応できるよう、入院のみな
らず、かかりつけ医機能や在宅医療、医療・介護連携等を含め、医療提供体制全体をカバーする新たな地域医療構想の策定に向
けた検討を進めてまいります。
 また、医師偏在については、昨年末に策定した総合的な対策のパッケージに基づく取組を順次おこなうこととしており、先行
して、医師不足の地域で承継又は開業する診療所への支援やリカレント教育、医師不足区域の医療機関とのマッチング支援等に
取り組みます。
(創薬・医薬品安定供給)
 医薬品産業を成長産業と位置付け、政府をあげて、日本を「創薬の地」とするための支援をおこないます。優れた創薬シーズ
を基にしたスタートアップの創出を促進するため民間投資を呼び込む体制を強化するほか、創薬クラスターの発展支援によっ
て、革新的医薬品の研究開発を加速する環境を整えます。あわせてドラッグ・ロスの解消に向けて、未承認薬のうち我が国に必
要性の高い医薬品を優先して対応し、企業における開発が進むように戦略的に対応するための取組を進めてまいります。
 また、後発医薬品の安定供給については、少量多品目生産の非効率な生産体制の解消に向け、計画的に生産性向上に取り組む
企業を支援するため、後発医薬品供給支援基金を造成します。この際、企業間の連携・協力・再編を強力に後押しするために企
業の取組を認定する枠組みを法的に整備するとともに、薬事・薬価面での対応についても、検討を深めてまいります。
(多様な人材の活躍促進、職場環境改善)
 職場における女性活躍を推進するため、男女間の賃金差異に関する情報公表の義務を従業員101人以上の企業に拡大するこ
とについて検討するとともに、いわゆるカスタマーハラスメントや就職活動中の学生等に対するセクシュアルハラスメントと
いった職場におけるハラスメント対策の強化について検討を進めてまいります。
 年齢にかかわらず働くことができる社会の実現に向けて、70歳までの就業機会の確保に取り組むとともに、外国人労働者に
対する就職支援の強化、働きやすい環境整備等に取り組んでまいります。また、育成就労制度の円滑な施行に向け、出入国在留
管理庁等と連携してまいります。
 また、非正規雇用労働者の方々の正社員への転換や、同一労働同一賃金の更なる遵守徹底などによる処遇改善に取り組むとと
もに、いわゆる就職氷河期世代を含む中高年層の方々に対し、就労や社会参加を支援してまいります。
 多様な人材が安心して働き続けられる環境を整備するため、個人事業者や高年齢労働者の安全衛生対策の推進、ストレス
チェック制度等のメンタルヘルス対策の強化等を進めてまいります。働く人の意識や働き方の多様化を踏まえつつ、今後の労働
基準関係法制の見直し等に向け、検討を進めてまいります。
 仕事と育児・介護の両立に向けた環境の整備、安心して副業・兼業に取り組むことができる環境の整備、テレワークの普及、
フリーランスの方々が安心して働くことができる環境の整備を更に進めてまいります。
(感染症対策)
 新型コロナウイルス感染症については、地域の医療機関の連携などによる幅広い医療機関における患者受け入れ体制の整備、
高齢者施設における医療機関との連携体制の確保、さらには、感染症治療薬や対症療法薬の安定供給などに取り組んでまいりま
す。あわせて新型コロナの罹患後症状、いわゆる後遺症に悩む方々が、適切な医療を受けられる環境づくりを進めてまいりま
す。
 また、昨年10月より実施している65歳以上の方等の重症化予防を目的とした新型コロナワクチンの定期接種については、
引き続き、対象の方に対して接種を検討していただけるよう呼びかけるとともに、ワクチン接種により健康被害が生じた方々に
ついては、予防接種法等に基づき迅速に救済してまいります。本年4月から、帯状疱疹ワクチンを定期接種に位置づけるととも
に、HPVワクチンについてはキャッチアップ接種期間中に接種を希望したすべての対象者に接種機会を提供できるよう、期間内
に一回以上接種した方を対象として、一年間の経過措置を設けます。
 さらに、科学的知見の基盤・拠点となる「国立健康危機管理研究機構」が本年4月に創設される予定であり、昨年7月に閣議
決定された新型インフルエンザ等対策政府行動計画を踏まえ、次なる感染症危機に対して着実に備えてまいります。
(健康・公衆衛生対策)
 国民の健康寿命の延伸を図るため、「健康 日本21(第三次)」等を推進し、国民お一人おひとりが健康意識を高めていただ
けるよう、予防・重症化予防・健康づくりに取り組みます。
 女性の健康支援については、昨年10月に国立成育医療研究センターに設置された「女性の健康総合センター」の取組を含
め、総合的に推進してまいります。
 臓器移植については、臓器提供者数の増加に対応していくために、臓器移植体制の抜本的見直しなどの取組を進めてまいりま
す。
 また、機能性表示食品を含むいわゆる健康食品による健康被害事案への対応等、食の安全の確保に取り組んでまいります。
 そのほか、がん対策、循環器病対策、難病対策、生活衛生関係営業の振興等についても取り組んでまいります。
(包括的な支援の取組)
 地域共生社会の実現に向け、包括的な支援体制の整備や、成年後見制度の利用促進、身寄りのない高齢者等が抱える生活上の
課題への対応などに取り組むとともに、改正生活困窮者自立支援法等の円滑な施行に取り組みます。また、生活保護の生活扶助
基準については社会経済情勢等を踏まえた対応を行ったところです。
 さらに、第4次自殺総合対策大綱のもとで、どなたも自殺に追い込まれることのない社会の実現に向け、関係省庁と連携し、
自殺対策を強化します。昨年末に閣議決定された認知症施策推進基本計画に則って、認知症になっても希望を持って暮らし続け
ることができるという「新しい認知症観」に立ち、認知症施策に関する取組を推進し、共生社会の実現を目指します。
(戦没者・戦没者遺族の慰霊等の推進)
 本年は、戦後80年を迎える節目の年となります。改めて弔慰の意を表すための戦没者等の遺族に対する特別弔慰金の継続支
給、戦没者遺児による洋上慰霊の実施、次世代への戦争に関する記憶の継承をおこなう平和の語り部事業の拡充等に取り組みま
す。また、国の責務として可能な限り多くの御遺骨を収容し、御遺族に早期にお渡しできるよう全力を尽くすほか中国残留邦人
等に対する支援策もきめ細かく実施してまいります。
 そのほか、社会経済の変化に対応しつつ、厚生労働省に対する要請に適時・的確に応えることができるよう、山積する課題に
果断に取り組んでまいります。
 おわりに、本年が、国民の皆様お一人おひとりにとって、実り多き素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、年
頭に当たっての私の挨拶といたします。

令和7年元旦

3 令和7年 都道府県別代議員・補欠代議員当選者一覧表

◎令和7年1月6日告示の代議員及び補欠代議員の立候補者は次の通りでした。(敬称省略)
◎すべての都道府県で、代議員及び補欠代議員の立候補者は定数以内でした。
これにより、代議員及び補欠代議員の選挙は実施されず、代議員及び補欠代議員は次の通り確定し、当選者といたします。
◎補欠代議員については、青森県・栃木県・山梨県・熊本県は立候補者がありませんでした。
順不同

都道府県名、師会(しかい)名、代議員定数、当選者数、代議員当選者名、補欠代議員定数、補欠代議員当選者数、補欠代議員
当選者名の順番で掲載
北海道、北海道師会、2名、2名、水上 弘祥(ミズカミ ヒロヨシ)、片平 巧(カタヒラ タクミ)、2名、1名、戸沢 茂(トザワ シゲル)
青森、青森県師会、1名、1名、大沢 光弘(オオサワ ミツヒロ)、1名、0、―
岩手、岩手県師会、1名、1名、佐藤 明(サトウ アキラ)、1名、1名、佐藤 茂(サトウ シゲル)
宮城、宮城県師会、1名、1名、金澤 秀紀(カナザワ ヒデキ)、1名、1名、相澤  啓介(アイザワ ケイスケ)
秋田、秋田県師会、1名、1名、高橋 和彦(タカハシ カズヒコ)、1名、1名、高橋 郁江(タカハシ イクエ)
山形、山形県師会、1名、1名、原田 幸美(ハラダ ユキミ)、1名、1名、菊地 司(キクチ ツカサ)
福島、福島県師会、1名、1名、平栗 辰也(ヒラグリ タツヤ)、1名、1名、菅野 徹(カンノ トオル)
茨城、茨城県師会、1名、1名、村上 守(ムラカミ マモル)、1名、1名、久富 雅之(ヒサトミ マサユキ)
栃木、栃木県師会、1名、1名、植木 均也(ウエキ キンヤ)、1名、0、―
群馬、群馬県師会、1名、1名、高瀬 彰文(タカセ アキフミ)、1名、1名、武山 かおり(タケヤマ カオリ)
埼玉、埼玉県師会、2名、2名、山岸 克也(ヤマギシ カツヤ)、髙野 広行(タカノ ヒロユキ)、2名、1名、小久保 貴一(コクボ タカイチ)
千葉、千葉県師会、3名、3名、川端 隆治(カワバタ リュウジ)、深山 英貴(ミヤマ ヒデキ)、赤沼 裕正(アカヌマ ヒロマサ)、3名、1名、佐藤
祐希(サトウ ユウキ)
東京、東京都師会、1名、1名、北村 博一(キタムラ ヒロカズ)、 1名、1名、木田 裕己(キダ ヒロキ)
神奈川、神奈川県師会、6名、6名、大淵 真(オオフチ マコト)、小野 良太郎(オノ リョウタロウ)、新井 芳隆(アライ ヨシタカ)、泉田 博之(イ
ズミダ ヒロユキ)、石井 利明(イシイ トシアキ)、太田 修二(オオタ シュウジ)、6名、1名、角田 敏男(カクタ トシオ)
新潟、新潟県師会、1名、1名、    椛澤 知弘(ガワサワ トモヒロ)、1名、1名、檜田 陽一(ヒダ ヨウイチ)
山梨、山梨県師会、1名、1名、澤登 拓(サワノボリ タク)、1名、0、―
富山、富山県師会、1名、1名、澤田 勝芳(サワダ カツヨシ)、1名、1名、河合 由昭(カワイ ヨシアキ)
石川、石川県師会、1名、1名、田中 良和(タナカ ヨシカズ)、1名、1名、竹田 太郎(タケダ タロウ)
福井、福井県師会、1名、1名、窪田 哲夫(クボタ テツオ)、1名、1名、幅田 郁子(ハバタ イクコ)
長野、長野県師会、1名、1名、石原 敏晴(イシハラ トシハル)、1名、1名、猿谷 久雄(サルヤ ヒサオ)
岐阜、岐阜県師会、2名、2名、松尾 将典(マツオ マサノリ)、髙橋 昌司(タカハシ マサシ)、2名、1名、樋口 淳一(ヒグチ ジュンイチ)
静岡、静岡県師会、2名、2名、齋藤 恭二郎(サイトウ キョウジロウ)、片川 裕晃 (カタカワ ヒロアキ)、2名、1名、村松 剛史(ムラマツ タケシ)
愛知、愛知県師会、1名、1名、中川 徹(ナカガワ トオル)、1名、1名、和田 健作(ワダ ケンサク)
三重、三重県師会、1名、1名、島谷 宏(シマタニ ヒロシ)、1名、1名、松下 敦(マツシタ アツシ)
滋賀、滋賀県師会、1名、1名、岳 東弘(オカ ハルミツ)、1名、1名、荒木 伸尚(アラキノブヒサ)
京都、京都府師会、2名、2名、戸中 照之(トナカ テルユキ)、山﨑 宣彦(ヤマザキ ノブヒコ)、2名、1名、髙橋 聡一(タカハシ ソウイチ)
大阪、大阪府師会、8名、8名、秦 章(ハタ アキラ)、吉田 崇生(ヨシダ タカオ)、牧野 克則 (マキノ カツノリ)、古田 高征(フルタ タカユキ)、 野尻 茂樹
(ノジリ シゲキ)、是永 裕次郎 (コレナガ ユウジロウ)、髙濵 剛(タカハマ ツヨシ)、佐藤 想一朗(サトウ ソウイチロウ)、8名、1名、老羅 秋宏(オイラ アキヒロ)
兵庫、兵庫県師会、3名、3名、賀内 進一(カウチ シンイチ)、天野 豊(アマノ ユタカ)、木村 慎一(キムラ シンイチ)、3名、1名、小川 結子(オガワ ユ
ウコ)
奈良、奈良県師会、1名、1名、森村 哲夫(モリムラ テツオ)、1名、1名、野村 武史 (ノムラ タケシ)
和歌山、和歌山県師会、1名、1名、下平 文彦(シモヒラ フミヒコ)、1名、1名、西田 暁雄(ニシダ アキオ)
鳥取、鳥取県師会、1名、1名、山下 泰男(ヤマシタ ヤスオ)、1名、1名、植竹 雅宏(ウエタケ マサヒロ)
島根、島根県師会、1名、1名、持田 栄一(モチダ エイイチ)、1名、1名、岩谷 誠(イワタニ マコト)
岡山、岡山県師会、1名、1名、吉田 高行(ヨシダ タカユキ)、1名、1名、西澤 悟(ニシザワ サトル)
広島、広島県師会、2名、2名、兼田 昭宏(カネダ アキヒロ)、小島 雅子(コジマ マサコ)、2名、2名、森下 孝夫(モリシタ タカオ)、後藤 将二(ゴ
トウ ショウジ)
山口、山口県師会、1名、1名、林 和俊(ハヤシ カズトシ)、1名、1名、渡邉 敬子(ワタナベ ケイコ)
徳島、徳島県師会、1名、1名、高島 和(タカシマ ヒロカズ)、1名、1名、八百原 正(ヤオハラ ヨシマサ)
香川、香川県師会、1名、1名、赤川 博邦(アカガワ ヒロクニ)、1名、1名、宮武 功哲(ミヤタケ ノリアキ)
愛媛、愛媛県師会、2名、2名、佐藤 佳孝(サトウ ヨシタカ)、石丸 洋(イシマル ヒロシ)、2名、1名、田窪 京子(タクボ キョウコ)
高知、高知県師会、1名、1名、林 道夫(ハヤシ ミチオ)、 1名、1名、今津 良江(イマヅ ヨシエ)
福岡、福岡県師会、2名、2名、古賀 慶之助(コガ ケイノスケ)、瓜生 公一(ウリュウ コウイチ)、2名、2名、岩永 将弥(イワナガ マサヤ) 、 定村
正之(サダムラ マサユキ)
佐賀、佐賀県師会、1名、1名、田中 克也(タナカ カツヤ)、1名、1名、古舘 勝己(フルダテ カツミ)
長崎、長崎県師会、1名、1名、新井 博(アライ ヒロシ)、 1名、1名、東川 信一(ヒガシカワ シンイチ)
熊本、熊本県師会、1名、1名、草川 正規(クサカワ マサキ)、1名、0、    ―
大分、大分県師会、1名、1名、麻生 洋子(アソウ ヨウコ)、1名、1名、田代 勝久(タシロ カツヒサ)
宮崎、宮崎県師会、1名、1名、今村 俊一(イマムラ シュンイチ)、1名、1名、甲斐 志郎(カイ シロウ)
鹿児島、鹿児島県師会、    2名、2名、大勝 孝雄(オオカツ タカオ)、清水 大樹(シミズ タイキ)、2名、1名、村上 大(ムラカミ ダイ)
沖縄、沖縄県師会、1名、1名、山内 道太(ヤマウチ ミチタ)、1名、1名、石川 宏明(イシカワ ヒロアキ)
合計、    合計、          72名、72名、72名、45名    
    令和7年1月21日 公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会 選挙管理委員会

4 令和7年度 定時総会開催のお知らせ

 定時総会を下記の通り開催いたしますので、任期中の代議員各位のご出席(※ハイブリッド形式)をお願い申し上げます。代議員には別途ご案内文書をお送りしますので、出欠等については必ず期日内にご回答下さいますようお願いいたします。(事務局)
●日時 令和7年5月25日(日)11時から15時
※受付開始10時30分から
※ハイブリッド形式
●会場 エル・おおさか(大阪府立労働センター)
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
(※京阪電車・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩10分)
●内容・令和6年度事業報告・決算報告、令和7年度事業計画・予算、地方提出議案等(役員選挙含む)
【参考】連盟総会、協同組合総代会も同日同会場で開催予定です。

5 Dr.タコの外来小咄(がいらいこばなし)

タコは実はヘビ年の生まれ(年はナイショ)、タコも粘着力を維持するために吸盤だけ脱皮するそうで、今年も森羅万象に対す
る好奇心を失わないよう、心の皮をむいて気持ちを新たにしていきたいです、よろしくお願いいたします!

◎10円の壁
「マスターついにここのランチも100円値上げですね」
「申し訳ないけど光熱費・原料費に人件費 皆上がってるからね」
「・・・うらやましいです」
「えっ、診療所なんか儲かってるから関係ないだろう」
「皆さんそう思ってるんでしょうけど、全くの誤解です」
「ごかい?」
「はい、診療報酬という言葉を聞いたことあると思いますけど公定価格ですから、物価や増税に関係なく決められていますなん
と1958年から1点=10円が66年以上変わっていません」
(処方箋料は60点=¥600と‘全ての医療行為’に点数がある)
「まさかや」
「焼き鳥は一本50円、モツ煮は100円とお上が決めるんです」
「自助努力の甲斐がないね、マル産主義の国みたいだ」
「光熱費、検査料、医療機器代、消費税は上がりましたがこの点数は全く上がらず、勝手に値上げもできないんですよ」
「そりゃあ大変だな」
「大変です、じっさい、倒産・廃業が急増しています、せめて1点=11円にしてくれれば病院は生き残れるかもしれません」
「・・・うちの値上げの方が多いな」

◎アマノ ジャック
「検診で高血圧に糖尿病、脂質異常症でメタボと言われたんです」
ルッキズムじゃないですけど、見た目でおおよその見当はつきます
「なんとか治してもらえませんか?」
「いいですよ、ブラックジャックみたいに2億円出せとは言いませんし」
「2億円!?」
「だから、タダみたいに治して差し上げますから」
「それはすごい、でも、どうやって?」
「今からいうことに従っていただくだけで結構です、禁酒・禁煙・減塩・筋トレ・早寝早起き・笑顔で腹六分(はらろくぶ)、
一生続けてください」
間違ったことは言ってませんけど、2億円と同じくらい困難かも

◎農家さんの体重(意識)変化
春の連休のころ、外来では農家の方の姿を見なくなります
久しぶりにいらした皆さんに、激痩せしていてびっくり
「だいぶ痩せましたね、4キロも減ってますよ!」
「そうですか、なにしろ田植えで忙しいからね」
これは秋の稲刈りの時も同じ、冬になるともどります
「あれ、今度は4キロも増えましたねえ」
農家のお仕事がどれだけの重労働なのかよくわかります
米(こめ)の値上がりが話題ですが、これまでが安すぎでは?
高く買い取りますよと言われれば農家さん有り難いわけで
マルAやお役所への反逆なのかもしれませんね?

◎害獣(がいじゅう)クマ -1.0
最近はクマに襲われる人が増えています
死者も出ている昨今ですが、気になるのは報道のあり方
「被害者はクマにひっかかれましたが命に別状ありません」
熊の10本の鋭い爪で「ひっかかれる」とどうなるか
見たことのない人には想像もできないことでしょう
剛(ごう)を煮やして怪我した顔面を画面に表す人も出ました
知るタコは「なんで殺処分したんだ!」という苦情には賛同しかねる地元民の窮状をご推察いただきたいのです

◎肝心のじんは腎臓のジンでもある
「それが肝心です」といいます(肝腎とも)
肝臓心臓が大事ということですが、腎臓も大事です
昨今、サプリの副作用で腎不全が話題になりました
腎臓は機能が落ちてくると回復するいい薬がないのが現状
患者さんには例えで説明します
「100人が働く工場があって、10人が辞めたとします
90人で同じ仕事をして容易でなくなりまた10人が辞める
80人でしてると・・つまり加速度的に機能が落ちてしまう
他人に移植できるので、腎臓は一つでも一人分賄えるのですが
この悪循環に陥ると回復できないことも多いのです
成人年齢になったら皆さん腎機能チェックを!

◎そこに愛(AI)はあるのか?
ChatGPTが人間の医師より優れている点として
「医師は常に業務に追われ、患者に伝えたいことの全てを分かりやすく伝える時間が限られているがChatGPTにはその制約がな
い。説明にAIを活用することで言葉選びや表現方法の工夫に費やす時間を減らし医療行為により多くの時間をあてられる」
両者は競合するのではなく、補完し合うものであると
「医師は人間であり、常に共感的で礼儀正しく、一貫性のある受け答えができるとは限らない、AIのように24時間年中無休で
働くことは不可能だ」
医者が忙しくて苛立ったり、発言がブレるのは必然ということか?
そのうち術前の説明や病状解説はAIがするようになるかも?
・・・さらに診断から治療方針決定まで!?
+++++
Dr.タコ
昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

6 中医学コラム(7)

北京中医薬大学国際学院 名誉顧問・名誉主任 梅野 弘樹(うめの ひろき)
梅野先生は、北京に本拠地を置く世界中医薬学会連合会常任理事として、「黄帝内経(こうていないけい)研究会」(毎週)、「中医学講座」(隔月)、「太極拳教室」(毎月2回)を通して、日本での中医学(ちゅういがく)普及に努めておられます。
連絡先:shiga-skm-shikai@leto.eonet.ne.jp
電話:(077)526-4199 (077)523-4114

 道教信者を道士と呼ぶことは先に触れたが、実は道教が理論的に一応の成立をみるまで、道教信者は「方士(ほうし)」と呼
ばれていた。方士は当然ながら独自の養生法を実践していた。
 例として挙げると、巫祝(ふしゅく・脱魂)、卜筮(ぼくぜい・筮竹による易占)、奇門遁甲(きもんとんこう・占星術)、
讖緯(しんい・おこないが天命に沿っているか予言すること)、風水(ふうすい・方角による易占)、ふけい・憑依、召鬼
(しょうき・不慮の事故によって亡くなった者を鬼と呼び、この鬼をまじないによって操ること)、巫蠱(ふこ・爬虫類をまじ
ないによって操ること)、禁呪(きんじゅ・自らの身体を縛ること)、雷法(らいほう・雷を自在に操ること)、剪紙成兵術
(せんしせいへいじゅつ・紙で人の形を作り、解恨すること)、隠形(いんぎょう・自らの姿を消すこと)、明目(めいもく・
暗闇の中でも見えるようになること)、不溺(ふでき・水上歩行)、禹歩(うほ・夏王朝を建国した禹の歩行を模倣するこ
と)、尸解(しかい・死んで再び生き返ること)、さいしょう・神や先祖を供養すること等がある。
 道教は中国大陸で自然発生した土着宗教といえども、後漢(ごかん)時代末期には人の手によってコントロールされたことも
ある。その代表的な道教団体が「太平道(たいへいどう)」と「五斗米道(ごとべいどう)」である。後漢時代末期と言えば、
すでに後漢王朝に国を統治する力はなく、国内は混乱の様相を呈していた。
 ここで簡単に漢王朝という時代を説明しておく。漢王朝は前漢と後漢に分けられる。前漢を建国したのが劉邦(りゅうほ
う)、約200年間続いた前漢王朝を滅ぼしたのが王莽(おうもう)、その王莽を滅ぼして、新たに後漢王朝を建国したのが劉
秀(りゅしゅう・光武帝(こうぶてい)ともいう)である。前漢が約200年続き、後漢も約200年続いたので、王莽が興し
た新の15年間を除くと、漢王朝は400年続いたことになる。
 そんな状況下で「張角」(ちょうかく)という人物が道教の教えに基づいて教団を立ち上げた。これが太平道である。彼らは
黄色の頭巾を被り、「蒼天已死(そうてんすでにしす) 黄天當立(こうてんとうりつ) 歳在甲子(さいざいかっし)天下大吉
(てんかたいきち)」(蒼天はすでに死に、黄天まさに立つ。歳は甲子にあり、天は大吉を下す)をスローガンに掲げて後漢王
朝に対して蜂起した。これが184年の「黄巾の乱(こうきんのらん)」である。黄巾の乱が起こるまでに「天師道(てんしど
う)」を創始したのが「張陵(ちょうりょう)」である。彼は天師道を維持するために、一戸(いっこ)当たり五斗の米を奉納
させた。このため天師道は「五斗米道(ごとべいどう)」と呼ばれた。
 現在、中国の道教界には2つの派閥が存在している。1つは五斗米道の流れを汲む「正一教(せいいつきょう)」、もう1つ
は約1,000年前に起こった「全真教(ぜんしんきょう)」である。ちなみに黄巾の乱を起こした太平道は、歴史の中で自然消
滅してしまった。
 道教には大きな矛盾点が存在している。それは道教が神仙思想を掲げておきながら、無為自然(むいしぜん)を説く老子(ろ
うし)を道教の創始者的存在に奉っていることである。老子は現在の河南省(かなんしょう)出身で、姓は李(り)、名は耳
(じ)、字はたんと称した(古代中国では姓、名、字を用いていた。例えば諸葛孔明(しょかつこうめい)の姓は諸葛(しょか
つ)、名は亮(りょう)、字は孔明(こうめい)なので、彼のフルネームは諸葛亮孔明となる。
 他には三国志で有名な劉備玄徳だと、劉、備、玄徳、同じく三国志で有名な曹操(そうそう)だと、曹、操、孟徳、漢王朝を
建てた劉邦(りゅうほう)だと、劉、邦、季、などが有名である)。
 さて、老荘思想を実践する者を「道家(どうか)」と呼び、道家の中心的概念も道教と同じく「道(タオ)」と呼ぶ。道を一
言でいうと、「道可道非常道(みちかたうべきはひじょうのみち) 名可名非常名(なをなづくべきはひじょうのな)」(道の道
をすべきは、常の道にあらず。名の名をすべきは常の名にあらず)である。つまり道とは人為的に定義された人道を歩むことで
はない。概念や思想に様々な名称が付けられているが、その名称に拘ることなく人為的に手を加えないことこそが、本当の道な
のだと主張しているのである。
 老子が説いたものは『老子道徳経(ろうしどうとくきょう)』に記載されている。彼は人の生き方において最上のものが「無
為自然」であると主張した。これは人為的に手を加えず、何もしなければ全てがうまくいくというもので、これはこうでなけれ
ばならないと主張する儒教と正反対である。
 この無為自然という思想に対して敏感に反応したアーティストがいた。彼の名はポール・マッカートニーといい、無為自然を
楽曲にした作品があの「Let it be」である。
 さらに老子は無為自然から「柔弱謙下(じゅうじゃくけんげ)」、「上善如水(じょうぜんにょすい)」を導き出している。
 前者は人と争わない生き方こそ最後に勝利するという意味で、後者は水のように周囲に自らの姿を変えて争わない生き方こそ
最善だという意味である。あるいは国家の理想は欲の少ない国民が、小さな国家で住むことであるという意味の「小国寡民
(しょうこくかみん)」も主張し、国家運営についてまで言及している。
 老子の思想を受け継いだのが荘子(そうし)である。荘子はありのままの姿では、差別や対立が生じないので、我々は是と
非、賢と愚、善と悪、美と醜という違いに拘ってはいけないという意味の「万物斉同(ばんぶつさいどう)」と、人為的な差別
に心を乱されることなく、万物全てを善とみなし、目の前の世界に身を委ねて悠々と遊ぶ境地を意味する「逍遥遊(しょうよう
ゆう)」を主張した。
 ちなみに春秋戦国時代は、たくさんの思想家が歴史上に姿を現わした。彼らは「諸子百家(しょしひゃっか)」と呼ばれ、老
子や荘子以外に易姓革命を唱えた孟子、性悪説を唱えた荀子(じゅんし)、博愛精神を唱えた墨子(ぼくし)、儒学の祖である
孔子(こうし)などが有名である。

7 第3回 JIMTEF(ジムテフ)災害医療研修スキルアップコースに参加して
【写真:集合写真、研修の様子、意見交換会】

 1月18日、19日の二日間にわたり、JICA東京にて開催された第3回JIMTEF災害医療研修スキルアップコースに参加いた
しました。当日の参加者は72名、JIMTEF医療関連職種団体協議会の構成メンバーである鍼灸マッサージ師で構成するDSAM
(全鍼・日鍼)からはファシリテーター等を含めて16名が参加しました。
 各テーブルは多職種の方々で構成されており、私のHテーブルは、臨床心理士(富山)、栄養士(兵庫)、言語聴覚士(京
都)、作業療法士(秋田)、柔道整復師(鹿児島)、薬剤師(鹿児島)、鍼灸マッサージ師(奈良)、7名で2日間ご一緒させ
ていただきました。
 今回のスキルアップコースのテーマは、机上演習『地域災害医療コーディネーターの活動』で各課題に取り組みました。
 1日目は、「指揮系統の確立」「保健医療福祉調整本部の組織構成」「現状分析と活動方針」「社会福祉施設支援の意義」
「高齢者施設支援の優先順位」。2日目は、「社会福祉施設への医療支援」「診療所支援の目的」「救護班の必要性の判断」
「実際の派遣要請計画」「現状分析と活動方針」「多職種連携を進めるために」という内容でした。
 研修の進め方として、(1)講義を聞き、設問について、さまざまな専門職が着席したそれぞれのテーブルでディスカッショ
ン(2)それぞれの専門職・団体ごとに集合し、設問やそれに関する事項について、現状や課題などを話し合い(3)各専門
職・団体で話し合ったことを各テーブルに持ち帰り、再度、設問についてディスカッションし回答案を作成しました。
 1日目終了後の意見交換会では立食会をしながら和気藹々と楽しく皆様と交流できました。実際にどこで災害にあってもおか
しくない時代です。少しずつでもスキルアップして災害復興の一助になればと気が引き締まる思いです。
                                       (報告 西島 登貴子 にしじま ときこ)

8 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下さ
い)
なお、全鍼師会HP:トップページ内「全鍼ニュース」もご参照下さい。

月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位 の順番で掲載

3月2日、東京、14時から17時、東京都師会会館、スキルアップセミナー 乳がんの終末期緩和ケア、可、※事務局に問合せ
のこと、3単位
3月2日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校【ハイブリッド】、加賀・三策塾、可、無料、2単位
3月2日、大阪、10時から15時50分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、会員・学生 無料 会員外 1,00
0円、6単位
3月2日、奈良、14時から16時、奈良県社会福祉総合センター【ハイブリッド】、知ってほしいジェンダーギャップ 女性の
ココロとカラダ×社会問題、可、無料、2単位
3月16日、埼玉、10時から16時、さいたまスーパーアリーナ、さいたまマラソン2025 ボランティア施術、可、無料
※賠償責任保険加入必須、5単位
※研修単位は会員のみ

9 協同組合ニュース

労災保険特別加入「4月加入分」募集中!
1日あたり30円の掛け金でこの補償!
※給付基礎日額10,000円の場合 → 年間保険料10,950円
・療養給付
業務上または通勤による傷病なら治療費全額補償!
・休業給付
労災事故で63日休業した場合 休業補償48万円!
その他、障害給付や遺族給付など労災保険ならではの手厚い補償!

◆上記のケースの場合 全鍼師会会員で協同組合に出資済みであれば、払込金額は15,750円のみ!
★労災保険特別加入の詳細はわかりやすい情報満載の労災保険特設ページ
https://www.jammk.net/rosai
★お申し込みは 労災保険特別加入団体
日本鍼灸マッサージ協同組合HP https://www.jammk.net
お問い合わせは
日本鍼灸マッサージ協同組合 E- mail  jamm@jamm.or.jp
Tel 03-3358-6363

10 編集後記

 阪神・淡路大震災から30年。これまで多くの方々が震災からの教訓をさまざまな形で伝承されてきました。世代も変わり継
承の形も変化していますがその記憶は連綿とつながっています。30年前の1月17日をきっかけに毎年1月17日を「防災と
ボランティアの日」、1月15日から1月21日までが「防災とボランティア週間」と閣議了解(平成7年12月15日)によ
り設けられました。この「防災とボランティア週間」は、災害時におけるボランティア活動や住民の自主的な防災活動について
の認識を深めるとともに、災害への備えを充実強化させることを目的としています。これから起こりうる災害に対し、我々鍼灸
師・マッサージ師も災害に関心を高め、災害支援鍼灸マッサージ師として活躍したいと思います。
                                     (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわ としひろ)

◇全鍼師会(ぜんしんしかい) 110番補償制度 好評発売中!
会員の先生方が、安心して日常の業務に専念いただけるよう、不慮の施術事故をはじめ院内施設の不備や日常生活中の事故により損害賠償責任を負った時に、その損害をお支払いするものです。
※会員以外の方は加入できません。(更新日6月1日、中途加入もできます。)

・掛金と補償額についてはお問合せ下さい。

お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合
TEL:(03)3358-6363
■元受保険会社 三井住友海上火災保険株式会社
万が一の収入減を補償する所得補償保険やおケガや病気に備える団体生活総合補償保険も募集しています。是非ご活用ください。
(更新日8月1日、中途加入もできます。)

◇サンケイワーク
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お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合 TEL:03-3358-6363
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発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17
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名称   鍼灸マッサージ情報誌  東洋療法
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発行人   長嶺 芳文(ながみねよしふみ) 編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
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口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

以上

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