2025/09/16
《令和7年度 夏期大学講座1日目》
2025年7月13日にウィズあかしで夏期大学講座が行われました。
午前の部、「消化器疾患と自律神経の関係ー鍼灸治療のメカニズムー」についてが開催されました。現代人が多く抱えているストレス。
そのストレスは脳腸関係に影響を及ぼし、機能性消化器疾患を誘発する。その治療に鍼灸治療が有効であると科学的研究によってエビデンスが紡がれている事は鍼灸師にとってとても良い事です。もっと、鍼灸の治功理論が構築される事で他業界の先生方とも連携が取りやすくなると思います。
午後の部では、明治東洋医学院専門学校の谷口先生の講演がありました。懐かしい気持ちで講演を受けておりました。(卒業生だったので)
前半の講演では、今はあまりアイシングをせず、圧迫のみだと現状に目から鱗でした。(完全に知識不足でした)
後半の実技では、消炎鎮痛治療として大腿部に良導絡調整器をパルス100Hzに繋ぐ方法、それの単鍼、経絡上のツボとの組み合わせなど、低周波治療器(パルス)の使い方を勉強することができました。鍼灸師のスポーツ分野への更なる進出が期待できる内容でした。
今回の講座ではチラホラ学生さんの参加も確認できました。講座内容、告知方法によっては既存会員さんだけでなく、新規の方の参加も見込めると思いますので師会の方々には期待します。このような機会を提供頂いている師会には感謝しております。今後も鍼灸師の知識、技能向上のためにも開催して頂きたいです。
【報告者:西宮地区 菅哲也】