2025/12/04

《第35回 加古川ツーデーマーチ》

令和7年11月8日(土)9日(日)の2日間に亘り、第35回加古川ツーデーマーチが開催された。スタッフ7名、ベッド5台でウォーカーに対し「はり・マッサージ」を行ないました。初日は天気も良く多くのウォーカーにご利用いただきましたが、2日目は未明より雨天となり施術の方は中止とさせていただきました。よって、今回は初日のみの報告とさせていただきます。

今回、加古川ツーデーマーチに初めて参加しました。

前回は小野ハーフマラソンに参加しました。

今回は鍼灸担当でしたが、ほとんどマッサージ希望でした。

マラソンの時と違ってケガしてる人が少なかったです。

最終90人くらいだったのでしょうか。

混雑時でも他の先生方は真剣に施術しておられ、それを見るだけでも勉強になりました。

膝が痛い方への施術が良くなりませんでしたが、マッサージや鍼灸がこういうものだと、知ってもらえるいい機会なんだと感じました。

いつも利用してる患者さんもいれば、今回鍼灸初めて利用する方もいました。

マラソンの時と、歩く時の疲れ方が全然違うんだなと思った1日でした。

施術者7名、受療者97名(鍼灸12名・マッサージ&ストレッチ85名)

【報告者 神戸地区:藤井カンナ】

2025/12/04

《第50回にしのみや市民祭り》

開催日 令和7年10月25日(土) 11時~18時 (集合9時30分)

今回は会員からの提案で「耳鍼体験」をしようということで、「お灸」と「テニスボールマッサージ」とあわせて3つの柱で展開いたしました。

この催しに合わせて(株)セイリン様より「こりスポッと」のサンプルを200個提供いただきました。こりスポッとは鍼ではないので今回のようなイベントでも安心して使えますし、直径が9ミリと小さいので耳ツボに貼るには適しています。スタッフには普段耳鍼を活用している人、していない人がありましたが、祭りの開始前にお互いで練習したりしてみんなうまく貼れるようになりました。こりスポッとを左右の耳の「神門」に貼って、全身のバランスを整えますと説明を加えました。

しかしお灸に関しては、事前の申請で「お灸体験」と明記して承認されているにもかかわらず、当日になってブースでは火気厳禁と言われてしまったため、セネファ(株)様よりいただいた「せんねん灸の奇跡」300個は体験としては使えず、説明書を添えてお配りすることといたしました。

またそれに加えて毎年恒例の「テニスボールマッサージ」の体験として、テニスボールを配りながらボールを使ったマッサージの説明書を配布いたしました。

特に「耳鍼」はブースの前を通る人の興味をあつめ、多くの人が耳鍼希望ということで来られました。年齢層、男女比もおおかた満遍なく来られたように思います。

施術をうけていただいた方には当会のパンフレットをお渡しして、鍼灸マッサージの啓蒙、会の宣伝も大いに行いました。夕方になって雨が降り始めましたが、それまでに予定していたことはほぼ実施できたと思います。

各メーカー様、浜甲子園テニススクール様には、今回も多くのご支援をいただきました。今後も引き続き啓蒙活動に取り組んでまいります。

 参加者:6名 (施術数:はり170名 マッサージ40名)

             【報告者 西宮地区:杉 輝章】

 

2025/10/20

《令和7年度 夏期大学講座2日目》

会場:神戸市産業振興センター 会議室802、803号室

 講演1 午前10時30分から12時00分

 「基礎からまるっと解説 鍼通電療法概論」

 株式会社メディカルアート 代表 坪井良寛先生

 坪井先生は京都府亀岡市で「物理療法」を中心とする施術所を開業されています。低周波鍼通電療法を行いながらその使用法の確立、また製品の普及拡大に取り組まれています。今回の公演では鍼通電療法の原理、また各社から販売されている機器について解説いただきました。具体的には鍼通電の機器5つを取り上げて、チャンネルの数や電源、出力方式の違い、また波形や出力パターンの変更ができるかどうかなど、機械を選ぶ際の参考になることを詳しく説明いただきました。低周波鍼通電療法の目的は、電気刺激で筋の収縮をおこし循環を改善したり、またコリをほぐすといったことですが、それに加えて内因性のオピオイドを誘発して鎮痛を行うことが知られています。刺激の周波数が50~100ヘルツといった高頻度刺激の場合は鎮痛効果の発現が早く、その効果の持続時間が短い。いっぽう2 5ヘルツの低頻度の場合は鎮痛効果発現までの時間が遅いけれど、効果の持続時間が長いそうです。最近ではこれらを組み合わせた「スイープモード」が搭載されているものがあって、早い鎮痛効果とその持続がいちどにできる装置もあります。今回紹介された製品の価格は3万円台から高いものは14万円くらいで、当然価格の高いものが多機能ではありますが、その機能を全て使いこなすのはとても無理ですので、自分の施術にあった製品をゆっくりと考えて決めるのがよいのではないかと思いました。

 

 講演2 午後1時~2時30分 実技2時40分~3時30分

「フェムテックと東洋医学そして低周波鍼通電療法 女性の身体に寄り添う、新たな統合ケアのかたち 」

学校法人呉竹学園 臨床教育研究センター マネージャー 船水隆広先生

 船水先生は日本フェムテックマイスター協会の理事をされていると言うこともあって、今回は特に女性を取り巻く様々な体の不調と鍼灸施術と言う話題を中心にお話をいただきました。例えば月経に伴う諸症状の改善。加齢に伴って骨盤底筋が緩むことによって起こる様々な症状、また女性に限りませんけれども睡眠に関すること、腰痛に関することなどについて解説と、そして後半は実技ということでご講演をいただきました。まず月経に伴う症状の改善に関しては、やはり腹部のツボ「子宮」や「帰来」に鍼をして通電をするといった方法、また三陰交と陰陵泉を結んで通電を行うといった治療法をご紹介いただきました。また実技では、女性のかたに模擬患者になってもらって、下肢や腹部、また頭部への鍼通電療法。また先生の得意とするテイ鍼を用いた施術をご紹介いただきました。何しろ先生はたくさんの芸能人の方に施術したりとか、多くの学会で要職を兼任されていたり、国連を始め世界各国で講演したりといった非常に多岐にわたるご活躍をされているので、そのお話を聞くだけでもこの時間があっという間に過ぎたと言う印象です。今回の学術講演会では「鍼通電療法」がテーマでして、坪井先生も船水先生も鍼通電に関する話題を中心にご講演をいただきました。私も使っておりますけれども、普段は設定を変更するといったことがあまりなく、いわばワンパターンの使い方なんですけども、今回の講演を聞いて私が持っている機械でもまだまだ幅広く応用ができるんだなと言うことを実感して、早速今日からの施術に使っているところでございます。ただ鍼通電療法はあまり東洋医学ではなくて、むしろ西洋医学的です。したがって鍼灸師でなくても、例えばお医者さんも最近は過当競争なので、患者さんの集客にの鍼通電療法に目をつけるところも現れるでしょう。患者さんをベッドに寝かして鍼を刺してしてスイッチを入れるだけだから、それほど先生の手間を取らさないし、効果は抜群で喜ばれるしということで、どんどんとこの分野に参入してくるかもしれません。すると我々鍼灸師の住む森が壊されてゆくわけです。そこで我々鍼灸師としては、ただ筋肉の硬いところとか痛いところに鍼を刺して電気を流すんだといったことではなくて、あくまでも経絡経穴を考えた施術をする。その基本的な部分を譲らなければですね、鍼通電療法も鍼灸師の森として残していけるんじゃないかと思いました。

【報告者 西宮地区:杉輝章】

【報告者 西宮地区:杉輝章】

2025/09/16

《令和7年度 夏期大学講座1日目》

2025年7月13日にウィズあかしで夏期大学講座が行われました。 

 午前の部、「消化器疾患と自律神経の関係ー鍼灸治療のメカニズムー」についてが開催されました。現代人が多く抱えているストレス。

そのストレスは脳腸関係に影響を及ぼし、機能性消化器疾患を誘発する。その治療に鍼灸治療が有効であると科学的研究によってエビデンスが紡がれている事は鍼灸師にとってとても良い事です。もっと、鍼灸の治功理論が構築される事で他業界の先生方とも連携が取りやすくなると思います。

 午後の部では、明治東洋医学院専門学校の谷口先生の講演がありました。懐かしい気持ちで講演を受けておりました。(卒業生だったので)

前半の講演では、今はあまりアイシングをせず、圧迫のみだと現状に目から鱗でした。(完全に知識不足でした)

後半の実技では、消炎鎮痛治療として大腿部に良導絡調整器をパルス100Hzに繋ぐ方法、それの単鍼、経絡上のツボとの組み合わせなど、低周波治療器(パルス)の使い方を勉強することができました。鍼灸師のスポーツ分野への更なる進出が期待できる内容でした。

今回の講座ではチラホラ学生さんの参加も確認できました。講座内容、告知方法によっては既存会員さんだけでなく、新規の方の参加も見込めると思いますので師会の方々には期待します。このような機会を提供頂いている師会には感謝しております。今後も鍼灸師の知識、技能向上のためにも開催して頂きたいです。

【報告者:西宮地区 菅哲也】

2025/07/24

《神戸地区講習会》

開催日時:令和7年(2025年)6月22日(日) 13:30~16:30

  会場:神戸市立長田区文化センター会議室2

     〒653-0038神戸市長田区若松町5丁目5-1

  講師:CoCo美漢方 田中友也 先生

  講題:薬膳・漢方薬の基礎とクライアントへのアドバイスと実際~SNSの活用法なども含めて~

 

 去る令和7年6月22日(日) 13時30分より約3時間に渡り「薬膳・漢方薬の基礎とクライアントへのアドバイスと実際~SNSの活用法なども含めて~」との演題でCoCo美漢方の田中友也 先生をお迎えしてご講演をいただきました。今回は座学のみの講習会でしたが、情報量が多く、あっという間の3時間でした。

 ご講演では普段、田中先生が行なっておられる健康相談業務について症例も交えながらお話いただきました。その中で、漢方薬の処方を決めるための診断法についてもくわしくご説明いただきました。漢方薬店では大部分が問診で一部舌診などを行なっている店舗もあるようですが、とにかく患者の話を聞くことが大切だとおっしゃっていました。また、後ほどお話いただく薬膳の知識についてもその患者に必要と思われる内容をおつたえしているとのことでした。健康相談業務はカウンセリングの要素もあり、患者の話を聞くことが重要であるという点は我々施術家にも共通するところだと想います。

 また、田中先生ははり師、きゅう師の免許をお持ちで学ばれた養成施設の臨床室にお勤めの時期があり、その経験から漢方薬処方と鍼灸の特徴、相違点について感じられたことをお話されていました。鍼灸は筋肉などに症状がある場合に即効性があり効果的であるのに対し、貧血など物質的に不足しているものを補うのは難しい。それとは逆に漢方薬では補うことについては鍼灸より得意である、と。双方に得手不得手があり、それぞれがそれぞれを補う関係にあり、協力しあえる業界になって欲しいし、そうなるべきだともおっしゃっていました。日本では資格制度の関係からも鍼灸マッサージと漢方薬処方は別の視覚が必要ですし、開業するにはそれぞれの施設要件などもあり、中医師や韓医師のように鍼灸と漢方薬処方を鍼灸マッサージ師や薬剤師や登録販売者はダブルライセンス保持者で施設要件が整っていない限り、同時に行うことは難しいのが現実です。そのような現状を考えると、それぞれの業界がもっと連携できるような仕組みを構築する必要があるのではないでしょうか。

 薬膳については体質や季節などに応じた食材を接種することでお体の基礎の部分が整えられ、お体の状態が底上げされます。さらに鍼灸マッサージや漢方薬などをプラスすることで更にお体の状態が整っていくということで食事指導も大切なことです。今回、ご提示いただいた資料もとても参考になると想いますので、受講された方にはヒビの臨床に役立てていただければと想います。

 今回はご提示いただいた資料の量が膨大でしたので、予定していたディスカッションタイムは取れませんでしたが、大変、有益な講習会になったと想います。ご講演いただいた田中先生、受講された先生方、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

【報告者 神戸地区:井上和哉】

2025/05/17

《世界遺産姫路城マラソン2025》

★世界遺産姫路城マラソン2025 鍼灸マッサージボランティアに参加して

 2025年2月23日極寒と予想されていましたがお天気に恵まれ、温かい陽射しのなか姫路城マラソンが行われました。広場では飲食店の出店があり、我々もランナーが戻るまでの時間に様子を見に行くことができました。ご当地グルメ等も多くあり沢山の方々がイベントを楽しんでいるようでした。私は初めて兵庫県鍼灸マッサージ師会として姫路城マラソンボランティアに参加させていただきました。遠方からの参加者も多く、世界遺産姫路城や名所旧跡や自然を満喫できるコースで、走りやすく比較的自己記録も出やすいと伺いました。

 ボランティアブースでは、以前ほかのマラソンボランティアに参加したときにはなかった、刺入鍼による施術も行われました。私はマッサージ担当でしたので、マッサージのデモンストレーションがありました。ランの後、疲労の溜まった体にアプローチするマッサージですので、いつもとは違う手技や先輩方とランナーとの会話やアドバイスなどを聞いているだけでもとても勉強になりました。

 また、こういったイベントでは普段お会いしない先生方とお会いできる機会でもあり、先生方とのコミュニケーションも貴重なものでした。ご自身の仕事の合間にボランティアの準備をしてくださった先生方、当日の準備から後片付けまで大変お世話になりました。また次回も是非参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。

【報告者 神戸地区:板垣陽子】

2025/03/27

《神戸ブロック臨床研修会》

令和7年1月26日(日) 13時30分より鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部鍼灸サイエンス学科 准教授 本田達朗 先生をお招きし、「【M-Test】の理論と臨床実践テクニック(初級)」との演題で講義と実技指導を行なっていただきました。今回は会場とオンラインのハイブリッド開催とし、体調不良等による欠席者もありましたが、会場14名、オンライン6名の合計20名が受講しました。

 【M-Test】は「痛み」「突っ張り感」「重さ」「だるさ」といった身体に感じる異常所見や違和感を誘発する動作から、アプローチする面(経絡や筋)や点(経穴)を特定し、それらの経絡経穴や同一面上にある硬結等の異常所見を正常な状態へ改善することで身体の動作やバランスを整える療法です。そして、身体動作と経絡をどのように結びつけていくのか?ということですが、これには手足の三陰三陽経の経絡流注を知っておく必要があります。経絡図に描かれている姿位、いわゆる「気をつけ」の姿勢が基本姿勢で、手足それぞれの三陰三陽経を前面、側面、後面に分類します。上肢であれば前面は肺経と大腸経。側面は心包経と三焦経。後面は心経と小腸経となり、下肢では前面は脾経と胃経。側面は肝経と胆経。後面は腎経と膀胱経といった分類となります。大腿部では腎経は内側前方へ流注しますが、ここでは後面に分類されます。

そして、【M-Test】では簡単な33種類の動作から、動きの悪い動作をチェックしていきます。そして、その動きが悪くなっている動作を行う時に伸びにくくなっている面・経絡がどこかというように特定していきます。例えば上肢の前方挙上、つまり肩関節屈曲動作が行いにくい場合は伸展される後面の少陰心経と太陽小腸経が施術対象経絡という具合です。施術対象経絡の選定ができたら、次はその経絡中の経穴に施術していきます。【M-Test】では基本になる経穴は手足の三陰三陽経にそれぞれ2穴あり合計で24穴が基本穴になります。この24穴はいずれも五兪穴で、それぞれの経絡上の2穴は対象経絡五行分類と同一穴を自経穴、その経穴の母穴と子穴を対象経穴とします。例えば、手の太陰肺経であれば五行では金に属しますから自経穴は経金穴の経渠、母穴は兪土穴の太淵、子穴は合水穴の尺沢になります。陽経は五行配当がズレますので、同じく五行の金に属する陽明大腸経では自性穴は井金穴の商陽、母穴は合土穴の曲池、子穴は栄水穴の二間となります。これらの経穴に毫鍼や円皮鍼や灸、あん摩・マッサージ・指圧師の有資格者であれば指圧などを行い、スムーズな動きができるよう施術していきます。本田先生はあん摩・マッサージ・指圧師の免許もお持ちということで、刺激の仕方は特定の刺激に固執せずに複合的に行なった方がよいとお話されていました。スポーツ選手と関わることが多かった経験からそのような考えに達したともお話されていました。また、アプローチする経絡が特定できれば経穴のみだけでなく、その経絡上の筋肉所見にたいしてもアプローチすることは有効であるともお話されていました。

今回は初級講座ということで【M-Test】の基本的な部分をお話と実技指導していただきました。基本的なアプローチで症状が軽減しない場合はさらに施術対象の経絡や経穴の運用方法の応用があるとのことです。そのあたりの内容は中級・上級講座でご指導いただけるとのことですので、会員の皆様のご希望があれば中級・上級講座の企画をしたいと思います。

あと、研修会の終盤に本田先生がお話された内容で印象に深く残っていることがあります。それは本田先生が大学の臨床に来られていた患者さんで治療経過がよろしくない方があり、セカンドオピニオンを進めた結果、大学病院でALSの診断を受けた患者さんがあったとのお話でした。その患者さんは以前から整形外科にはかかっていたそうですが、通院していた「整形外科の先生に悪いから」と言って当初はセカンドオピニオンを渋っておられたそうです。それで、本田先生が「セカンドオピニオンは悪いことではないから」と説得して、三重大学病院を受診し上記の診断となったということでした。施術者・治療家は自身の技術を磨き、その技術に自信を持って患者さんを診察すべきだと思いますが、その技術に固執したり慢心し、視野が狭くならないように肝に銘じて日々の臨床に当たりたいと思います。

【報告者 神戸地区:井上和哉】

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